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2005年02月01日

「故郷の香り」

タイムリーにも現在「救命病棟24時」にて医局長役の香川照之が出演している中国映画「故郷の香り」。監督は、「山の郵便配達」と同じフォ・ジェンチイ。

とある小さな田舎の村から、北京の大学に進み、そのまま就職(公務員)したた男(井河:ジンハー)が10年ぶりに村へ帰省してきた。偶然にも初恋の女性と再会するのだが、彼女(暖:ヌアン)には耳の不自由な夫と子供がおり、当時人気者だったはずの姿は見る影もない程に老け込んでいた。そして彼は、10年前の日々の記憶を辿り始める。過去の物語と現在のふたりの交流が交互に語られ、こちら側が疑問に感じている事柄に対してひとつひとつ回答が示されていく。と、そして彼女に一途な思いを寄せつづけた彼女の夫。その3人の過去と現在が、どこか懐かしい風景の中で交錯する。

香川照之は、暖の夫役。耳が生まれつき不自由で、言葉を操ることができない役柄の為、台詞らしい台詞はなく手話のシーンが多いわけだけれど、完全に主役を喰ってしまっていると思ったのは、私の贔屓目かしら。ひとりブランコに乗る姿や、うまく気持ちを伝えることができないもどかしさ、嫉妬、そして彼女がどうなっても変わらずに向ける優しさ、自分の妻となり娘までもうけた今ですら、男と妻の間に入れないことに対する苦悩などが痛いほど伝わってきて、井河が暖に向ける愛情(っつうか、恋心だな)よりもよほど胸を打つ。

それぞれが(忘れることができないがゆえに)忘れたと思ってきた過去を後悔し、振り返り、贖罪の気持ちを胸にまた歩いていくしかできない。同じ過ちを繰り返すかもしれないのに。だから、ラスト近くに男が主人公が暖の娘に告げた言葉は自己満足でしかない気がして好きになれないけれど、自分に思い当たるふしが全くないとは言い切れなくて、それが尚一層憂鬱な気持ちにさせる。贖罪なんて意味があるのか。何もかもが今更でしかなくて、選べる現実は既にもうひとつしかないというのに。

ところで、この手の中国映画の風景は、どれも本当に良く似た雰囲気を持っていている。もちろん同じ監督が撮っているわけだから、「山の郵便配達」と似てくるのはまだわかる。けれど「初恋のきた道」とも、非常に良く似てると感じるのは私だけかしら。

香川照之、ほんと良かった。というか、おいしい役だったかもしれない。話の内容から、若い子が少ないのも頷ける。そして、その程度には私も歳をとったということかしらね。

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2005年02月02日

「約三十の嘘」

何故見に行ったかって、そりゃミーハーだもん、キャストが豪華だったからに決まってんじゃん(笑) あとタイトル(「約三十の嘘」)。ええええ、浅はかな女ですよ、私は。椎名桔平・中谷美紀・妻夫木聡・田辺誠一・八嶋智人・伴杏里(彼女はどうでも良かったけど)、そしてストーリーはと言えば、全て列車の中だけで事件が起こるという設定。それだけで十分面白そうじゃないですか。……と思ったら、舞台が先なのね。言われてみれば、確かに舞台っぽい。

昔の仕事で起こった裏切り事件をきっかけに崩れてしまった詐欺師チーム。チーフだった男は随分とかつての面影を伺うことすらできないほどダメダメになっており、今では「のど飴依存症」。ところが、メンバーのひとりが再びチームで仕事をしようと呼びかけ実行に移すところから物語が始まる。しかし、集まったメンバーの中には、かつての事件で共犯と疑われていた女も含まれていた。
まんまと詐欺を成功させた彼らだったが、稼いだ7000万円が帰りの車中から忽然と姿を消してしまう。裏切り者は誰か。それぞれの思惑の中で、疑心暗鬼になる6人の詐欺師達……。

椎名桔平、いい男だなぁ。妻夫木くんも可愛い。当然、中谷美紀は素敵だし。つまり、それぞれの役者さんの持ち味が引き出された作品であると思う。話のメリハリもついているし、だからテンポも良くて列車内だけの舞台でも、それほど飽きさせることはない感じ。が、欲を言えばもうちょっと広がりがあっても良かったかも。せっかくこれだけ豪華な役者さん使っているんだし、それぞれの人物を少し深く掘り下げて欲しかったりとか。

消えたお金をめぐり裏切り者を見つけるというストーリーは表向き(?)で、ホントはラブストーリーというか友情というか信頼関係というかそういうものに重きを置いているところが面白い。(詐欺師だって言ってるのね:笑) もしかするとそのあたりがつまらないという人もいるかもしれないけど、私は好き。盗みとか裏切りのテクニックとかそういうのがメインじゃなくて、群像劇なんだよね? これ。
誰がメインということもなくそれぞれに見せ場があるのだけれど、やっぱり椎名桔平なんでしょうかね。結局は、チーフの立ち直り物語なわけだしさ。「のど飴依存症」で、途中までほんっとにやる気のなかった彼が、後半部分的に豹変するわけだけど、もうねー、かっこいいとしか言いようがございません(笑) そら、男を手玉に取る女も本気になりかけるわさ。だけど、伴杏里はちょっといただけないかなぁ。オーディションで決めたってホント? 他のメンバーの中に彼女だけ思い切り埋没してしまっている気がしたのは、おそらく私だけじゃないはずだ。中谷美紀の向こうをはって、男達を手玉に取る女にしてはちょっとインパクトが弱すぎる気がするんだけど、現実として最終的に男を落とすのはああいうタイプの女性なのかもしれないとか、何故だか頭を抱えてしまう私ではありますが。でもやっぱり、中谷美紀でしょ。最後に笑うのはああいう女性だと思いたい。ラスト近くの中谷美紀と椎名桔平のからみ。女の私でさえ、涎でそうだった!(笑)

それから、クレイジーケンバンドの音楽が、計16曲(だっけ?)使われているそうな。それぞれの役者さんやら場面によって使い分けられているらしい。音楽が彼らなのは知っていたけど、ストーリーを追かけるのに必死でそこまで注意してなかった。(だから、ミーハーだっての:苦笑) DVDを買った暁には、きちんともう1回見てみよう。

関係ないけど、今回の椎名桔平の役どころ。あまりにも知人にそっくりで、それがツボにはまってしまった。顔がやや似ているところもさることながら、態度とかまさしく彼!といった感じでにやにや。いるよなこういう人。普段はへらへらとした感じで掴みどころがなくて何考えてるか判らないけど、全部わざとでホントは切れるってタイプ。

渋谷での公開はもう終わっちゃうけど、普通にオススメ。

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2005年02月06日

何を作らせても

諸事情により、もうひとつBlogサイトを作ることになり某ポータルサイトにIDとって立ち上げた。とりあえずエントリーは、こちらのものをそのまんま、あるいは過去のものはちょっと加筆訂正して流用という形にしてしまっている。作った目的と用途を考えるに、とりあえず当面はそれでも可かな、という状態なので。今後、少しずつ変わるかもしれないけど。というか変わらなければ作った意味、全くない気もする(笑)

で、色々いぢくって作った画面が、ここよりも割と気に入った状態になってしまった。もっとも、人に言わせれば「何作らせても同じデザインになる」という私のこと、たいして違いはないんだけどさ。しかしそうなってしまうと、こちらのデザインも直したくなってしまうのは仕方のないこと(そうなのか?)。スパムコメントに煩わされていたことやら、設置当初の決めた文字コードに関しても色々思うところがあったりもして、MovableTypeのバージョンからあげてしまおうと思い立ったのだった。それもバージョンアップじゃなくて一からやり直し。しかし、そうなると、テンプレートもスタイルシートも作り直しになるわけで、初心者のわたくしには時間がかかりまくることになる。アクセス数がたいしてあるわけでもない、知人・友人・一部もしかしたら親戚が読んでいるかもしれない程度のサイトなくせに、あまり工事中の状態を見られたくないという理由から、手間すぎる阿呆な計画を思いついた。別ディレクトリに一旦新しいバージョンをインストールし、エントリーもインポートして、テンプレート・スタイルシートを完成させる。その後、それらを保存しておいて新旧ディレクトリ削除。元のディレクトリに再度新しいバージョンをインストールし、用意しておいたテンプレート等に差し替え、エントリーも再度インポートという(私にとっては)大作業。

で、案の定週末を費やしてしまった。映画も見に行かずに室内で引きこもりパソコンに向かう30代独身女子。しかも、机の上よりはベッドの上での作業が多い。毎度のことながら相当終わってるな。でもやっている時は楽しいんだよね。そんなこんなで土曜日の夜は徹夜、しかも全てを終えて眠ったのは本日(6日)の午前10時頃だった。

出来上がってきたものはご覧の通り、ブラウザの表示サイズによっては、以前のデザインとほとんど変わらない。文字の色しか変わってねーじゃん、という方は横の表示サイズを少し広くしてみてくださいませ。すこぉしだけ背景が違う、と。ただそれだけ。やっぱり何を作らせても同じだった(笑)

でも、バージョンアップはして良かった。コメントの削除なんかも格段と楽にできるようになっていて、つらかったスパムコメントの嵐も、その為にアンテナにがんがん引っかかる迷惑もなくなるというもの。手間はかけるものです。おかげで休日はあっという間に過ぎてしまったけれど。ま、いっか。

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2005年02月07日

モテの才能

昨日の夕方は、きちんと眠ったのかどうなのかわからない感じで目覚めた。友人と中野駅で待ち合わせをしていたので、シャワー浴びて、バスで中野駅南口へ。そして、タイ&ミャンマー料理屋へ直行。いつもは店内にいる間にひと組のお客さんが入ればマシな方だったにもかかわらず、今日はいい感じでグループが次々と入ってくる。何だお客さんいるんだ。心配して損した(笑)

さて、宴席の話題は「30代半ばにさしかかるこれまでモテとは縁のなかった男が、今後『モテサークル』に入れるか否か」ということに尽きた。これ難しいよなぁ(笑) 友人が言っていた「モテって一種の才能だから」という台詞。これは私も常々思っていたことで、もちろん男だけじゃなく女でも同じ。いや、身につまされるものがあります。とりあえずカラオケで「ネコミミモード」を歌ってモテる為には、場を選ばなきゃダメだということで。選んだとしても、モテるかどうかは知らんけどな。(つうか、問題はそこじゃないと思う……)

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2005年02月08日

交通事故と天災と

栃木でお仕事。最近、中途半端に遠い場所への出張が、若干疲れるようになってきた。事務所内での仕事よりは、外出先での仕事の方が好きなことには変わりはないけれど、帰宅するとぐったりするし、翌朝は猛烈にだるい。特急列車で1時間半程度。たいした距離でないのだけれど……、国内ってどこへ行くにも遠いよね。都内に入ってからも自宅までは結構時間かかるし。再来週は、北九州から(何と!)五島列島にまで出張。ここまで来ると何日間かはホテル泊になるわけで、遠隔地日帰りよりはまだマシ。もちろん自宅のお布団が一番いいに決まってはいるので、帰ってくれば非常に疲れていることに気付くわけだけど。

というわけで、現場で懸命に作業をしていたところ、突如地面から「どすーん」と言う音。と同時に強い揺れが襲った。私が座る場所の隣には荷物が積みあがっていて、このまま揺れが続けば諸々が倒れてくること間違いなし。が、その瞬間だけで事態はおさまり一安心。やだよー、栃木に来てまで地震なんて。胸をなでおろしたところで携帯メールをチェックしたら、栃木地方が震源だとの情報が。いやー、いやー、地震嫌い大嫌いの私なのに何でこういうことが起こるかな。大事に至らなくて良かった。

それにしても、こうやってあちこち仕事で出歩いていると、不慮の事故やら天災やらに遭遇する確率ってどうなるんだろう。交通事故の可能性は明らかに高くなるよな。普通だったら会社までの往復だけのはずなのに、あっちこっちと長時間の移動時間が発生するわけだから。じゃあ天災はどうなのかしら、と。東京にいればもちろん直下型地震の恐怖があるわけで、同じく中部地方にいれば東海大地震が待っている。地方で天災にあう可能性と、東京にいて天災にあう可能性、どちらが高いのかなぁ。考え出すとキリがないので、このあたりでやめておくことにしよう。

と言いつつ、話を続けてしまうと。数年前、名古屋で集中豪雨があった時、私はたまたま名古屋に出張していた。幸か不幸か、名古屋駅地下のエスカ「山本屋」で味噌煮込みうどんを食べている間に新幹線が止まってしまい、そのまま名古屋駅で夜明かしするハメに陥った。もっとも味噌煮込みうどんを食べてなかったら、静岡あたりの線路の上で夜明かしになったはずで、座席に自由に座れる、外の空気も吸うことができる、駅での立ち往生で済んだことは確かに不幸中の幸い。朝にはおにぎりの差し入れもあったしね。でも、あれはあれでしんどかったもんなぁ。やっぱ出先での災害は困る。絶対困るぞ。

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2005年02月11日

新規開拓

3連休初日。3日も休みがあると思うと、そりゃあもうだらだらしてしまって何もやる気がおきない。明日は友人達と会うので、それまでにチョコレートを作ろうと思っていたから、お買い物だけは必須。今夜作るか、明日の日中作るか。しかし、明日は午後からバレーボールを観に行く約束しているし、はてさてどうするか。

とりあえず夕方にはのろのろと着替えて外出。ついでに夕食もとってしまおうと新宿まで行ってみた。ルミネの無印良品で材料(と、その他食料など)を購入し、成城石井でまたまたちょこっと食材購入。どこもかしこもチョコの山。

で、夕食。牛タン食べに行こうかと思って歩き出した私の目に入ってきたのは、某韓国料理店のチラシ。「しゃぶしゃぶ食べ放題・飲み放題3980円」。うお。はたから見ると、ちょっとコジャレた飲食店が入っているビルなのに、こんなお手頃価格のコースを持つ店があるんだと、ちょっと感心しながら即決。韓国料理店のしゃぶしゃぶってどんなんだろうという好奇心も当然のことながらあったし。

結果から言うと大当たり~。店内はやっぱりコジャレだけど我慢できない程ではないし(しかも、私のコジャレ許容範囲は狭い)、座敷もイス+浅い堀になっていて座りやすくていい感じ。肉はおいしかったし、何より面白かったのはしゃぶしゃぶのタレ。柑橘系だけれどポン酢とは違う黄色のもの、それから薄味しょうゆ系のもの、そして真っ赤な辛味系のものが3つ。鍋の中のダシには軽く味もついていて、野菜だけならタレはいらない。おいしかったー。飲み放題は、ビール・カクテルなどが揃っていて、瓶ビールは「モルツ」だし個人的に評価がアップ(笑)

あ、でもね。お通しの費用ぷらす上記価格は税抜価格なので税金を含めると、お一人様約4700円といったところ。それでも、コストパフォーマンスは悪くないと思うので、オススメ。
私がいた場所の後ろの席では、典型的な合コンが繰り広げられておりました。「血液型は何?」などという言葉が聞こえてきて思わず苦笑い。いや、合コンなんてお呼びがかかったこと、ほんっとにないんですけどねー。

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2005年02月13日

何度目かの

昨日は、結局バレーボールは断ってチョコレートを作ってみた。昨年もどっさと作り過ぎて友人に貰ってもらったんだが。慌てて作った今年は、ちょっとねー。生チョコというよりは、チョコレートスナック菓子といった風情で何だか悲しかったけど、全部ひとりで食うのは如何なものかと思って、出来上がりのブツを鞄にほおり込んで部屋を出た。

夕刻からは。今年に入ってもう何度目だか判らない新年会を新宿にて開催。今回は特別ゲストを関西から迎え、前回と同じく新宿は「樽一」にて。やはり予約は大切だ。1本の電話で、いつもごめんなさいされていたお店にきちんと座席がある幸せ。

何を話したのかはあまり覚えていない。それは酔っ払っていたからではなく、あまりにも他愛のないことを話していたからではないかと。出張で五島列島へ行くからとか、旅行で北海道へ行くからとか、お土産をねだったり、ねだられたりとか。

しかし後からよくよく考えてみるとだな。私は来週確かに九州へは行く。五島列島へ向かう前に北九州地区で仕事もする。けれど、客先に直行して仕事を済ませたら博多を素通りして、そのまま長崎へ移動してしまうのだ。翌朝8時頃には既に船上の人。そして帰りはといえば、福岡発羽田着最終便に間に合わせる為に長崎フェリーターミナルから猛ダッシュで長崎駅へ向かわねばならない。長崎さようなら。で、一応福岡空港では30分ほど余裕はあるが、のんびりする暇もなく搭乗時間。

あ、あれ?? 私は確か「明太子」と「カステラ」を頼まれた気がするが、一体いつ買うんだ?(笑) 五島列島には2泊するので、そちらの名物に関しては買う余裕はありそうだけど。ちなみに、聞いた話によると五島列島の名物は「うどん」だとか。それホント? ま、いっかー。明太子もカステラもきっと買えるに違いない。何より、私が明太子食べたいし(笑)

そのまま一次会に都合がつかなかった友人宅で、二次会というには遅すぎる時間(午後11時)から二次会を開催。結構たくさんお酒を買ったはずなのに、あっという間に消費してしまって再び買出しに行く始末。相変わらずです。翌朝目覚めたら喉が乾燥していて声が出なかった。普段ならお昼過ぎまでお邪魔しているところだけれど、今日は皆がまだ寝ている時間に失礼することにして帰宅。特に身体がダルいわけでもないのだけれど、どうだろう。ちょっと心配。

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2005年02月14日

声が

出ないんですよー。昨日やばいやばいと思っていたら、本格的に声が掠れてきた。困った。私の仕事は、喋ってなんぼの部分があるので、というかむしろ喋ることが出来なかったら半分以上役立たずというか。仕方がないので、聞き苦しい声でもひたすら喋るわけですよ。だけど、喋り続けると治りが遅くなるのは当然で、帰宅する頃にはとんでもない状態になっていた。やばいなー。何が何でも今週中には復旧させないと、来週は出張ウィークだから。

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2005年02月15日

やっぱり今日も

やっぱり今日も声は出ません。
社内は暖房でがんがん乾燥していて、ちっちゃな加湿器では追いつかない。出来るなら私の隣に置いておきたい位なのだが。もちろんそうはいかない。

熱があるわけでもない、と思う。(体温をはかってしまうと、ホントに熱があった時に気力が急に萎えてしまう可能性があるので、よっぽどのことがない限り体温計を使用しないので正確なところはわからない) 特に咳がひどいとかいうこともない、くしゃみもでない。ただ、声だけがおかしい。

今日はもう寝ます。明日の朝になっても改善が見られないようなら、途中で抜け出して病院へ行くことにする。ところで、夜間の乾燥を避けるにはどうするのが一番いいのかしら。

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2005年02月16日

また地震だよ!

明け方に目が覚めてお手洗いへ行った。お下品な話で申し訳ないが、便座に座った途端何だか世界が揺れた。風邪気味(なのか?)こともあり、自覚はないけど熱でもあるのかしらと思った私の耳に、ゴトゴトという音が入ってきた。え、地震なんちゃうん。

とりあえず身支度を整えて流すもの流して(失礼!)お手洗いから飛び出した。部屋と台所の間の扉を開け放して、逃げ道を確保したところで、まだ揺れている。結構長いな。部屋に積み上げてある本が数冊崩れ落ち、本棚の上にいた猫が驚いた様子でキョロキョロと周囲を見渡している。野生児のお前(野良出身猫の春野さん)が驚いているようなら大事はないなと勝手に判断。横揺れだし。先日の栃木の時のが怖かった。

そのうちおさまったのでテレビをつけてみたところ、震度4。結構揺れたのね。でも何かヤな感じ。どんどん東京に近づいてくるようなそうでないような……。

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何で??

そんな夕べは、「救命病棟24時」見てました。地震怖いね。
ところで、公式サイトのインタビュー。これまでオープニングの登場人物順で来たから、次は大泉洋か!と思ったら、MEGUMIかよ! 何それー(笑) 肩すかしを喰らった感じで寂しいぞ。

何だよ、洋ちゃんはスペシャルで「この人だ~れ?」をやってればインタビューはいらないのかよ。だったら、早く第3弾をアップして欲しいっての。

投稿者 kaori : 20:39 | コメント (0) | トラックバック

治らないから

声が治らないので病院へ行ってきた。

「内科」か「耳鼻咽喉科」かどちらか迷ったけれど、同僚・上司が声を揃えて「耳鼻咽喉科」と言い切ってくれたので、その指示に従ってネットで検索してみた。会社の近所に小さいながらも複数診療科を持つ病院を見つけたので、お昼休みに行ってみた。が、初診の問診表を書こうとしてその手を止めた。耳鼻咽喉科がない……。受付のお姉さんに確認してもやはりないとのこと。仕方がないので近くの耳鼻科を紹介してもらって病院を後にしたが、紹介してもらった病院は会社を挟んで正反対だ。うー。

てくてくと新宿センタービルまで歩く。雨降ってるし、風は強いし、傘飛びそうだし、もしも風邪だったら悪化の一途だなと考えていたら、診察の結果はやはり風邪だとのこと。実は熱もあった。37.6度とな。平熱が36度後半なので、熱があることに慣れてしまっている可能性は高い。ま、38度ないからよしとしよう。

で肝心の声帯は桜色になっているとか。喉が痛くないのは、まだ腫れていないから、つまりまだ痛くなる前だからとのこと。痛くなる前にこんな声になるのか。知らんかったぞ。
声帯を休めるには、当然のことながら喋らないことが一番なわけで、あっさりとそう言ってのけてくれる先生に何か言おうとしたら、「ま、そんなことしてたら仕事にならないという話もありますけどね。はっは」などと先を越されてしまった。……やるな。(何が?)

何種類かの薬を貰って会社へ戻る。明日も明後日も喉に吸引しに来た方がいいと言われたけれど、はてさて時間が取れるかどうか。

投稿者 kaori : 20:40 | コメント (0) | トラックバック

何じゃこりゃ

南セントレア市が撤回になったと思ったら、今度はこんなモノが。今回は親会社が東京だから、愛知のセンスがどうとか言うのは筋違いなのかもしれないし、「東京ばな奈」「銀座のいちご」というネーミングセンスを考えるに、あってもおかしくない名前ではある。あるんだけど。

そもそも問題なのは、こういう名称(「チューぶとトヨ太の大冒険」)を受け入れられる土地柄であると思われているところのような気もする。某地元自動車メーカー(伏せる必要もないわな、名称に思い切り出ている)が、名称を容認してしまうってのがそれに拍車をかけてるんでなかろうかね。

それにしても、なあ。需要はあるのかしら。話のネタに一度は買うかもしれないけど、それ以降はどうかな。もっとも最終的には味がポイントだからね。私個人的には、「東京ばな奈」「銀座のいちご」ともに好きなお菓子なものだから。

それに親会社の食器事業部がやっている「銀の匙」というアクセサリーショップのアクセサリーは可愛いと思う。全く関係ないけど。

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2005年02月17日

きょうの出来事箇条書き

<昼食@浜松町貿易センタービル地下>
午後から客先と約束していた移動中。あまり時間がとれない感じだったので、ラーメンでもさっくり食べることに決めた。ネギラーメン食べて、風邪薬を飲んで、さあ行くかと思い立ち上がって周囲を見回したら見事なまでにおっさんしかいなかった。立ち食い系ではなかったんだけど……(食券制ではあったが。しかもおばちゃんがもぎってた)

<移動中@貿易センタービル前>
旅行客とおぼしきおばちゃんから、大門駅の入り口を訊ねられた。
……入り口は目の前なんだが。

<移動中@東京モノレール浜松町駅券売機前>
羽田空港へ向かうとおぼしきおばちゃんから、切符の買い方を訊ねられた。万札しか持っていなかったようで、どうしても特定の券売機しか使えないのだが、画面をタッチしてもうんともすんとも言わないらしい。
……おばちゃん、先にお金入れてからね。

ていうか、普段は声なんて全くかけられないのに声が出ないと言っているこんな時に限ってこういうことがおこるってのは一体。……イジメか?


<作業中@客先売店、そして客先事務所>
客先の売店が暖房でひどく乾燥していて咳が止まらなくなった(外に出るとピタッと止まるんだけどなぁ)私を見かねた先方担当者(おじちゃん)が、飴を買い与えてくれた。事務所に戻ったら別の担当者の方が「お土産あげるね」とオレンジを3個袋に入れてくれた。これってやっぱビタミンを摂れってことかしらん。

何だかおじいちゃんからモノを与えられている孫状態(笑)
え? それはあんまりにもずうずうしいって?(あるいは、とっても失礼:笑)

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セントレア

ふと気付けば、今日から中部国際空港「セントレア」開港ですね。昨日書いた「チューぶとトヨ太の大冒険」はココ限定発売らしい。今年の夏はここから海外行くのも楽しそう。綺麗な空港は素敵。(飛行機嫌いだけど)でも、羽田空港第2ターミナルには何故かまだ行けていない。出来てから何故かJALばっか。

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2005年02月19日

大久保(ほとんど)初体験

会社の上司が新宿近辺で韓国料理・焼肉を食べたいというので調べていたら、何だか私まで食べたくなってしまった。というわけで、昨晩は大久保で韓国料理と決めていたが。

仕事が終わらな~い(泣)
結局会社を出たのは22時少し前。同行者を寒空の下1時間半も待たせるわ、何軒か見繕っていたお店も深夜営業をしているところでなければ落ち着いて食べられない感じでお店も限定されるわ。ま、致し方ないんだけれど。大久保から新大久保までてくてく歩いてみるに、面白いのねえ、このあたり。実は大久保周辺ってそんなに行ったことがなくて、ほとんど初めて状態なのだった。色々お店を調べてはいたけれど、あまりにぽんぽんその手のお店が並んでいるので食べる前からまた来ようと思ってしまうから、おかしい。

結局、少々迷った末にたどり着いたのは、「徳水宮」というお店。何品か見繕って頼んだけど、すごい量なのねえ(呆然) 私は過去にプルコギっておそらくあまり食べたことがなくて、どんな料理かということも実は曖昧。だから今回、どっちゃりとプルコギが出てきた時にはちょっとした感動があったわけだけど、いやはや量が。味はとってもおいしくて、何ていうか、生卵をつけないスキヤキみたい(笑) ウチの実家では、スキヤキはお客さんが来た時の料理だったから、こういうのってご馳走なんだと条件反射してしまうのよ。貧乏臭くてごめんなさい。

結局少し残してしまったし、あまり種類が食べられなかったのは残念。ある程度人数を揃えて食べに行けばもっと楽しめるのだと知る。量が少なくて値段が安いのと、量が多くてそれなりのお値段。どちらがいいかと考えると、それぞれメリット・デメリットがあるわけで。でも、こういった料理の場合はやはりどどーんと量がある方がおいしい気がするんだよね。何故かわからないけど。

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2005年02月21日

九州は寒い

本日から木曜日まで出張。今回は、九州地方を中心に。
福岡空港は雪が降っていた。博多駅でも。寒いよー。福岡は寒いという頭でいたのであまりショックではないけど、日本は冬だぁと実感。電車で約1時間、北九州へ移動。駅からは携帯電話に住所をインプットして、携帯様の言う通りに歩いたら、あら不思議、見知らぬ街でも目的地まですーいすい。本日のお仕事は滞りなく終わり、お店の人に黒崎駅まで送ってもらった。

黒崎は、随分と昔にやはり仕事で一度来たことがあった。何だか随分と変わった気がしなくもないけど、あれは8年ほど前の話か。こともあろうに黒崎のプリンスホテルに泊まったのだった。部屋の窓から見えるチャペルのライトアップがとても綺麗だった記憶が。二度と仕事でプリンスなんて泊まることはないだろうな(笑)

過去の話はともかくとして、今度は長崎へ移動。だいたい3時間近くの移動だった。昼食を食べずに仕事を終わらせたので、黒崎駅で立ち食いうどんをかき込み、体が温まったところで車内でうとうとする。やはりまだ若干熱っぽい感じかもしれない。ただし、喉の違和感は去った様なのでひと安心か。

そして長崎はさらに寒かった。明日、五島が寒かったらおいら発狂しそうだ。風邪がどんどん悪化しそうで不安……。夕食は、ホテルの近くの商用施設で飲茶。朝も昼も立ち食いうどんだったから、夜くらいがっつり食べるぞと思ったのだが。飲茶って、ひとりで食べるほど寂しいものはないんだよね。しかも、店内からは長崎港の夜景が広がる……。うおーん、私はひとりで何をしているんだー。結局、そそくさと(でも量はしっかり食べ)店を出ることに。何だかゆっくり本を読む雰囲気でもなかったし。(イカの柚子胡椒炒めがおいしかった!) 紀伊国屋で本を2冊購入し、ホテルに戻ってきた。

このホテルはインターネット接続が無料なのがいい。最近増えてきたけれど、ありがたいなあと思う。ネット依存症なわけではないけれど、出張先で手持ち無沙汰になるとどうしてもネットに接続したくなる。日記の更新も出来るし、調べものも可能だ。メールのチェックもできる。しかしちと不安なのは、明日のホテルでネット接続できるのかなってこと。ううむ。
そういえば、テレビ番組表を確認したら今夜長崎では、「水曜どうでしょう クラシック」の放送日である模様。何だかもうけた感じ(笑)

投稿者 kaori : 22:35 | コメント (2) | トラックバック

2005年02月24日

移動中

五島での仕事を終えて、長崎から博多は福岡空港への移動中。今日の九州地方は天候に恵まれておらず五島から長崎へ戻ってくる高速船は結構揺れていたと思う。思う、というのは船になれていない私の主観。同行されていた地元販売店の方に言わせればそうでもないようだったので。
それにしても長崎から船で約1時間半、往復1万円てのはとても高い気がして、いくら観光地といえどおいそれと気楽に行ける場所じゃないよなというのが正直なところ。夏場は海とか景色とか見どころ・遊びどころが沢山あるのかもしれないけれど、真冬の今はもう……。ええ、もちろん寒いのです。それでも天気が良ければコートはいらない。しかし、今日のように雨は降る冷たい風は吹いているだと、実は東京より北にいるんじゃないかと錯覚を覚えそうよ。

結局、PHSは圏外でネットにも接続できず、夜はテレビを見たり本を読んだり、眠ったりで過ごすことになった。朝は朝で連続して朝食をきっちりとってしまったほど規則正しい生活。滅多にない話。

ところで、五島の名物はうどんだという話は本当だった。仕事をしていた3日間毎日昼食はおうどん。夕食のシメもおうどん。当然お土産もおうどん(笑) 確かにおいしいとは思うんだけど、いかんせん麺類大好きな私としては、どんなうどん食べてもおいしいから何とも言えない(笑) 週末に集合予定の友人たちは、リクエストされたお土産以外に否応なくうどんを押し付けられる予定ですのでご了承くださいませませ。

いやでも、何か疲れたわ。ただでさえ疲れているのに(どんなにタイトでないスケジュールの仕事であっても、やはり家に帰れないというのは疲れるもの)、さっきの高速船でやられた。普通に座席に座ってたらどんどん気持ち悪くなっていく予感がする。大きな船で座席ガラガラで余裕があったのをいいことに、横一列を全て使用して横になっていた。それでも揺れる。1時間半が長かった……。これからまだ2時間かけて福岡に出て、さらに羽田行き最終便に乗って、さらに空港から家まで帰るのかと思うと、ぞっとするのよ~。どこでもドアが欲しい。

長崎駅で会社へのお土産と友人からの依頼の品かすていらを購入、さらにちっちゃい豚まんを2つ買って電車に乗った。さっき豚まんを食べたけど、とてもおいしかった。何か幸せ。

さて、頑張って帰ろう。

投稿者 kaori : 18:00 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月25日

帰ってきたのだ

昨晩、部屋に帰りついたのは零時半前頃だった。羽田空港は雨が降っていて傘を持っていない私はどうしたものかと一瞬考えたけれど、歩く距離なんてほとんどないからまあいいかと思いなおした。

旅行パックを使用しているので、いくら予定より早く空港に着いたとしても早い便に振替えてはもらえない。以前はそうでもなくて空席があれば乗せてくれたのに、今はガンとして拒否されてしまうのだった。もちろんパック申し込みの時点で追加料金が発生する便だってあるわけで、その対象便に乗せてくれとは決して思わないけれど、同一料金の便になら振替えてくれてもいいのに、と。だって、空港で1時間半も待つのはとっても苦痛。残りのお土産を買っても時間は余る。時間が時間だけにレストラン街へ行っても、ほとんどの店が閉店していて入れる所は限られている。そして身体はしんどい。
結局、中華系のお店に腰を落ち着けて、時間を潰すことにした。ビール2杯とザーサイ、そしてちゃんぽん。味なんてどうだっていいのだ。とりあえず暇さえ潰せれば。

浜松町(大門)から練馬に向かっている間に雨は雪に変わったらしく、練馬駅を出たら大粒の雪が降っていた。積もったらイヤだなあ、早起きしないといけないけど、でもしんどいしなあと思いつつ、タクシー拾って帰り着いたのだった。今朝起きたら、やたらとカーテンの向こうがまぶしい感じで、若干積もったんだなと思った。どうせ積もるならきちんと積もって欲しい。中途半端だと、歩道はどろどろになっていて、そっちの方が歩くの大変だから。

しかし、やっぱ今日はしんどかった。身体は思うように動かないし、片付けなきゃいけない仕事は結構あるしで朝から不機嫌だったのだけれど。夕方に思いがけないニュースが飛び込んできて、ちょっと塞ぎがちな気分がふっとんだのだった。

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刺さってる!

で、そのニュースなんですが、これ。(刺さっている写真でっかいのはこれ
名鉄三河線(ちなみにいまだ単線)の線路にトラックが転落し線路に突き刺さり、高架をぶったぎって約4時間半不通になった、とそういう事故。

何がすごいって、夜の7時のニュース(しかも全国ネット)で取り上げられ、かつほりえもん関係のニュースよりも扱いが早かったというじゃありませんか! 某自動車メーカー以外にあの町のニュースが取り上げられることなんて滅多にないことゆえ、驚きですわ。電車に突っ込まず、かつ運転手も軽傷だったとのことで、単純に「すげえ、すげえ」と思っていられるわけです。
それにしても、線路にあんな風に突き刺さるってなかなか高度。突っ込んだ場所は、ウチの最寄り駅と隣に駅の間にあたる。もっとも最寄り駅と言ったって、家から普通に歩いて45分(自転車で飛ばせば10分程度)の距離なので決して近所というわけではない。けれど、高校時代は毎日のように通った場所、今では帰省の度に通る場所が、写真なり映像なりで報道されるのは何故だかちょっと不思議な気分。

ところで、上記の写真。記事と合わせて考えると私にはどこだかわかるわけですが、はっきり言ってあの写真だけでは、どこだか判らないような。ていうか、畑しかないやん!(笑) 高校時代、岡崎に住んでいた友人達がウチに遊びに来たことがある。友人達によれば、知立駅から豊田市駅に近づくにつれ畑が広がってきて、それは豊田市駅にホントに近づくまで続くので、「合ってるのか?」と不安になったという話をしていた。某自動車メーカーのイメージとは裏腹に普通に田舎なのです(笑)

そういえば今回の件で、「豊田駅ってないの?」と人から聞かれた。話題になっている各所で「市駅」という言葉が出てくるので気になったらしいけど、結論から言えば「豊田駅」はないのだった。豊田の名がついているのは、名鉄の「豊田市駅」(これが「市駅」なわけですね)、愛知環状鉄道(旧国鉄だった第三セクター)の「新豊田駅」と「三河豊田」の3つ。このうち豊田市駅と新豊田駅はすぐ近くに存在しているので、区別の為「市駅」と呼ぶわけですね。私個人の感覚だと、「駅前」って「市駅」の前周辺となります。間違っても今回事故があった最寄駅の駅前はささない(笑) それに実は「市駅」までの距離と最寄駅と呼んでいる場所までの距離はたいして変わらないのだった。どこへ行くかによって使う駅が変わる。名古屋に出る為には、名鉄でも「市駅」まで乗り入れている地下鉄鶴舞線のどちらも使えるけれど、私はどちらかと言うと名鉄贔屓なので、常に名鉄を使う。それぞれは全く別のルートを使って名古屋までを結ぶので、地下鉄の途中に用がある場合には仕方なくそちらを使う、とそんな感じ。
で、愛知環状鉄道はほとんど使用しないわけですが、これからは愛環ですよー。何故なら愛・地球博会場の最寄駅は愛環上にあるのだった。普段はどこにでもある無人駅であるところの某駅には、改札が十数個も出来たとか。そりゃすげえ。

田舎だとか何だかとか、まあ言いたい放題言っちゃってますが、結局好きなんでしょうねぇ。何だかんだ言っても18歳まで過ごした街ですから。決してあの街が嫌いだったわけではなく、距離を置きたかったのはもっと別のものだったのだから。今は昔のお話し。さあ、万博行くぞ(笑)

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2005年02月26日

少しだけ思うこと

とうとう村上ファンドがホームページ上で見解を発表したようで。[pdf]

例のニュースを見る度に、ここのところずっと気分が悪かった。ほりえもんではなく、その相手側に対して。確かに彼のやり方は「金さえあれば」というものかもしれないけれど、そんなものは何を今更、って感じだ。いきなり常識的になるなよ、綺麗なだけでやってきているわけではないでしょう、世間の皆さん、と。ま、知人が言うように「あまりお友達になりたくないタイプ」ではありますが、言っていることには納得することもあり。先日インタビューを見て、「大株主には自分から会いにいくものだと思っていた」という旨の発言をしていて、それには思わず頷いてしまった。自分の会社に資金を提供してくれている相手なわけだし。

その後の「新株予約権」に関する記者会見には、思わず椅子からずり落ちそうになってしまった。おいおい、「ライブドア傘下では企業価値が低くなる」ってそんなこと言っていいことなんですかね。仮にも資金を……(以下略) 本音がどうとかっていうのはどうでもいい。思うことはあるだろうから。でも、言っちゃあかんやろ。私が他の株主だとしたら、あんな発言は気分悪いだろうなと。ていうか、全く関係がないのに聞いているだけで気分悪いわ。村上ファンドが発表した文書内における「株式会社制度では、株主が取締役を選ぶ。仮に経営陣が好まない株主に株式を保有されたくないのであれば、株式を非公開化すればよい」というようなくだりを読んで、何だかちょっとすっきりしてしまった私なのだった(笑)

何つうか今回の件は、子供の喧嘩みたいな印象を受ける。陣取り合戦、ちょっと違うか。でも、負けそうになったから「もっと範囲を広げてやろーぜー。やーい、お前の陣地なんてたいしたことなくなったんだよー、あっかんべー」って感じに見えて、大企業のやることにしては姑息っちゅうか。他の陣取りゲーム参加者の陣地もたいしたことなくなるかもしれないんですけどねえ。はてさて。

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2005年02月27日

どれだけ好きよ、タイ料理

昨晩は、出張土産引渡し会(何ぢゃそりゃ:笑)という名目の集まりを催し、友人達と高田馬場に集合。友人からおすすめされたタイ料理屋さん「グリーンカレー」へ行ってまいりました。駅から少々歩いたところにひっそりと店へと通じる小ちゃな階段が。急で狭いそれをのぼりドアをあけると、定員はせいぜい十数名だろうと思われる空間が存在するわけで。お店の人は、おそらくタイ出身であろうと思われるおばちゃんがひとり。片隅にはテレビ。普通の日本のテレビ番組が延々と流れておりました。

この店、おすすめされた通り安くておいしかった。メニューも豊富で色々選べて楽しいし。まあ、できない料理がそこそこあるのはご愛嬌ですな。そして、おばちゃんやたらとフレンドリー。良く判らないけど、何やら次々とサービスの品が出てくるのには笑ってしまった。午後6時半過ぎあたりから閉店時間までお店にいたけど、私達以外のお客さんはタイ人と思われる親子が1組現れた以外にはなく、この料理の値段でお店を維持できるのか(おばちゃん生活できているのか)が心配になってしまうのだった。友人の言う通り、「作り置きしていたものを片づけたかっただけなんじゃ疑惑」はあるにはあるが(笑)、それでもあんなサービスばっかしてたらあかんのではと余計な心配をしておったわけです。料理の詳細については前出の友人の日記参照、ということで(笑)

というか、値段は安かった。安かったのにひとり5000円というのは如何なものか。でも、これってほとんどシンハ代。1本500円でシンハが飲めるのをいいことに、3人で(ひとりは若干しか飲んでないから)20本近くは消費しているはずだ。何しろ閉店間際にはお店にあるシンハの在庫がなくなってしまったわけで。ええ、私達が飲み尽くしたのよ(爆) だから純粋に料理だけなら2000円ちょっとくらい。日本で食べるタイ料理にしては安いし、かつ量もそこそこあってその点でも二重丸。さすが学生の街高田馬場にあるお店、また行きたいと思った次第。おすすめです。

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2005年02月28日

「生首に聞いてみろ」法月綸太郎

今さら感が漂いますが2005年度版「このミス」国内第1位だそうで(このミステリーがすごい!2005年版)。昨年の「このミス」には目を通していない(というか、ミステリそのものをほとんど読んでいない)から、どういった作品が選ばれているのかを全く知らない。とりあえずおすすめ本を人に尋ねたらこれを差し出されたので早速読んでみた。
法月綸太郎の作品を読むのはものすごく久しぶりで、最後に何を読んでどんな内容であったのかもすっかり忘れている。もっとも、忘れるほど長きにわたって長編の新作が出ていなかったという話もあるにはあるが(笑)

で、ようやく名探偵法月綸太郎が戻ってきたというわけだ。彼のミステリにおける名探偵は、作者の名前を持っている。もちろん作者自身を投影していないわけではないが、作者そのものではない。それは了解しているのだが、個人的に作者(の名前)が主人公となっている話を実はあまり好きじゃない。これはただの偏見というか傾向というかそういうもので、決してそういった物語の全てが嫌いなわけではない。でも、ちょっと抵抗がある。そんな感じ。だから、法月綸太郎を読む時には若干構えてしまう。今回もそうだった。

「地味な話」と言われていた通り、確かに何かを踏み外すようなこともなく、起承転結きっちりとひとつひとつのエピソードを積み上げた堅実なお話だった。

法月綸太郎は、友人の写真展でひとりの美人女子大生と知り合うが、彼女はやはり倫太郎の友人である男の姪であり、著名芸術家の娘であった。ところが復活作に取り組んでいた芸術家が突然病死、その遺作を巡る謎に彼は巻き込まれていく。

今回のテーマは、「名探偵は万能ではない」といった感じですかね? もちろん最終的には事件の解決に辿り着くけれど、そこまでに至る状況下では常に後手後手になっている。依頼主からすれば忸怩たる思いもあるだろうて。けれど、事件をおこすのも人間なら、解決しようとしているのも人間であり、いつだって探偵が全てを守れるスーパーヒーローであるわけもない。そんなことを考えると、今回のお話は非常に人間らしい感じがしてくる。特に何か奇抜なトリックがあるわけでもない(割とあっさり伏線の先が読めてしまったりもする)、後味もあまり良くはない、でも面白かった。続きが知りたくてドキドキするようなものばかりではなく、たまには落ち着いて読める物語も悪くはないかなと。

さて、次の新作はいつかしら(笑)

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