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2004年06月04日

投票に行く日はくるか

とうとう可決されてしまった著作権法改正案の問題。
色々と思うところのある方もたくさんいらっしゃるでしょうが、ごめんなさいごめんなさい、わたくしとしましては問題の焦点もさることながら、やはり巷で噂の城井崇衆議院議員「萌え」が……(汗)
いやはや、友人も熱く語っておりましたが、わたくしたち文系インテリメガネ男子萌え女子にとって、これはもうどストレートに直球くらった感じでありました。社員旅行へ行っている間に審議会の話を小耳に挟み、自宅へ戻ってネットに繋ぐのをどれだけ楽しみにしていたことか。某氏にそれを話したところ、全身を使って笑い転げられた。何で??

そして期待は全く裏切られず。すてき。(ま、公式サイトの写真はちと微妙だが、実際の動画は完璧だったからいいの) あの容姿に語り口。細身でメガネで涼しげでスーツが似合って。真剣にあの動画全てダウンロードして永久保存版にしておきたいわ、とか考えた。ええ、バカですとも。笑われてもいたしかたないさね。(あ、やっぱり笑われても仕方ないんじゃん:笑)

だから、前出の友人が 「結婚してー」「紹介してー」と叫んだのもよぉぉぉっく判る。そして、私も彼女が辿ったのと全く同じ思考をめぐらし、頭を垂れたのでありました。そ、代議士の妻になんてなれないもんね。わっはっは。そもそも萌えとかって、そういった部分(えーと、何というか自分と直接関係を結ぶというか)からは遠く離れているような気がしないでもないしね。

しかし、選挙権を得てからもう10年。一度も投票所に足を運んだことのない私ですが(理由は簡単。誰がなってもたいして変わらないと思っているからだけど。この考えには賛否両論あるでしょうが、とりあえず私はそうだった)、今回の審議会を見て少し考え方が変わった。もちろん「誰がなっても云々」に関していまだにその考えは消え去ってはいないけれど、少なくとも自分と同じ年齢の人間が、ああいった場所で親ほどの年齢の相手を向こうにまわして議論をするという姿、そしてそれが納得のいくものだったことに、ほんの少し感動を覚えたわけだ。そりゃ、それだけのことで何が変わるわけでもないだろうけれど(事実、今回の件だって、しっかり可決されちゃったしね)、でもね。今まで自分の中で確固たる何かだったその考えを、ちょっと変えてもいいのかもしれないと思わせただけでも、すごいことだと思うのですよ。これまでほとんどアンテナを向けることのなかった世界へ、興味を持たせるだけの何か。

それにほら、まさか国会関連を「萌え」で楽しむことができるなんて、正直思っていなかったもんね! やー、うんうん、そういう風に楽しめる(もちろん半分以上冗談ですよー)のならば、選挙行ってもいいと思ったりもしたさ。ああでも。ルックスは重要な要素だけど、それだけじゃダメなんだからね!>萌え

そういえば、このネタに関して某所でコメントしたら、次のコメントがご本人(ですよねえ……?)でびっくり。出張先から実家へ戻る途中に、暇にあかせて携帯電話からそのサイトを眺めていて鼻血出そうになった。うわー、さらに倍(って何が?:笑) あかんますます萌え……以下略。

投稿者 kaori : 00:39 | コメント (1) | トラックバック

2004年06月05日

ある土曜日

お昼前あたりまで惰眠を貪り、のったらと身支度を整えているところに母親が病院から戻ってきた。どうやら医者からとんでもないことを言われたらしく笑いながら不機嫌(笑) ことの次第をせっせと報告する母親を眺めながら相槌をうつのだが。ウチの母親も頑固なので、滅多なことを言うと笑ってしまうよな行動を起こしかねない。相手(医者)の言うことを、嫌味のように実行しそうで怖いのよね(笑) なので、お医者様もくだらないことでムキにならんでください、子供ぢゃないんだから。下手すると悪い噂広まりますよ。ええ。
今回はさすがにお医者様のおっしゃることが脈絡なさ過ぎなので、母親の肩を持つことにします。

ひとしきり話を聞いた後で、お昼ご飯を食べに出かける。まだ実家で暮らしていた頃には、外食なんて年に1回あるかないかくらいであったのに、最近はふたりでたまに出かけるようになった。確かに5人と2人では遣うお金の額が違う。もっとも収入も減っているわけなので、向かった先はバーミヤン。母親が何故かここの酢豚を気に入っているのが理由。外食慣れしていないから何を食べてもおいしいのではないかという気がしないでもないが(自分の料理の方がおいしいと思う場合もあるのかしら?)まあいい。私はやっぱり麺を食べ、母親もやっぱり酢豚を食べて店を出た。
少しドライブをしてから帰ろうという話になり、矢作川にかかる平成大橋を渡った。右手には、サッカーワールドカップの遺物(結局、落選したしー)であると思われる豊田スタジアムがあるが、私としては見学する気なんて全くなし。そんな私を見て、少し母はがっかりしたようだったが、気を取り直してまた少し走る。ところが、あてもなく走ってついた先は伯母の家から目と鼻の先。せっかくなら少し寄って行くかということで、連絡もなしに押しかけた。

従兄は仕事、義従姉は旅行で留守。伯父と伯母が居間でテレビを見ていた。テレビは、何と新○組の再放送。おお、これが噂の!と少々興奮し、母らが他愛もない雑談をしている間中じっとテレビを眺めていた。周囲からそれこそ石投げられたら怖いんで全部伏字でいかせていただきますが、慎○ちゃんの芝居は局○というよりも……まるでバカ殿のようでかなり切ない気持ちになった。そんな視線の先を前方斜め上部に固定して台詞を棒読みされたらもう志村ケンよりもらしいバカ殿。ううむ。続いて、山本耕○の台詞。「身体が火照って……」って!(爆) いやもう画面に視線集中、顔はにやにや。伯母らには背を向けた形になっていたので、そんな私の表情を彼女らは知るよしもなく。「昔から、歴史とか好きだったもんねえ。真剣に見とるわ」という伯母の声に思わず後ろを振り返って、思い切り左手をぶんぶんと顔の前で振ってしまった。いや、違うんだ、それは誤解なんだ。だけど真実を話すのはどうにもためらわれ、というかうまく説明することができなくて(当たり前だ)随分と困ってしまったのだった。

お猫様とお犬様にご挨拶をして、伯母宅を辞す。
続いては越戸ダムへ向かい、何てことのないダムをしばらくぼんやりと眺めた。多分、私が子供の頃にはここに遠足には来ていない、と思う。けれど、母親の子供の頃は遠足コースだったらしい。ダムにしては、何というかぼろぼろで貧相な「越戸ダム」という看板を携帯カメラで撮影しようと試みたが、思い切り逆光で諦める。残念。

自宅へ戻ってからは、昨日客先で購入してきた「島らっきょう」と悪戦苦闘。お得感に惑わされ収穫したままのものを購入したのだが、皮をむくのにかなり手間取り(というか、ホンキで量が多かった!)随分と時間がかかってしまった。皮をむいて塩もみにし終わった後、手に鼻を近づけたら激しくらっきょのにおいがした。手を洗った後にもかかわらず(笑)
こうして出来上がった島らっきょはたいそうおいしくて、家で食べ切れなかった分は東京へお持ち帰りです。

なかなかに充実した1日。
明日は東京に戻らなきゃ。東京には戻りたいけど、戻るのが面倒……。

投稿者 kaori : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月06日

社員旅行 in 蓼科 1日目

午前7時に会社前で集合。専務ともうひとりの車に分乗していざ出発。朝から事務所でひとりメールを打っていた仕事熱心な同僚がいたため出発が若干遅れたけれど(いやでも、かわいそうだよ。社員旅行の朝まで暗い事務所で仕事って)、たいした渋滞にも巻き込まれず他愛もない話をしながらとりあえず談合坂まで。どうでもいい話なんだけど、私はその昔「談合坂」を「団子坂」だと思っていた(恥) だって、音だけ聞いていると区別つかないじゃん(いや、つくか)。何で正式名称を知ったんだっけな。やはり実際に訪れた時だったかもしれない。帰りにその話を運転していた先輩に話したところ、思い切り鼻で笑われた。あ、あの、もう少しリアクションしてくださっても……。いえ、くだらないですが。

で、集合時間である10時まであと10分のところで、前半組との待ち合わせ場所であった女神湖に到着。前日に、運動ができる用意をしてくるようにと言われていただけあって、皆それなりの格好をしている。中にはかなりやる気満々の服装も見られて面白かった。そう、これから我が社恒例のゲーム大会がスタートするわけです。もう毎度のことで笑うしかなく。(というより前半組の一部のメンバーは、前日にとにかく下見やら準備やらで大忙しだったらしい。ありがたいことです。申し訳なさもかなりあるのだけれど)

まず最初のゲームは、しょっぱなから女神湖リレーマラソン。一周どれだけだろう。数キロだと思うのだけれど、その湖をひとり半周ずつ4人でリレー。もちろん班対抗。もっとも私は運動見学組なので、ストップウォッチ付きの時計を後輩から借りて、よーいどん。周囲の観光客の皆様におかれましては、さぞかし驚かれたことでしょう。静かな湖畔を猛然と走る集団。のどかなお散歩タイムを邪魔して申し訳ございませんでした(笑)

そして続いて近くのオフシーズンのスキー場周辺にてのオリエンテーリング大会。ゴンドラで上までのぼり地図を渡されて、またまたよーいどん。しかし1時間で7箇所全部見つけるのは至難の技だって。ウチの班はちっとも見つけられず。しかも、スキー場の傾斜はものすごくて、私には降りられませんでした。途中で、班の皆様より「やめた方がいい。ゴンドラでおりなよ」と気を遣われてしまう始末。でも、多分やらなくて良かった。駆けておりていく皆様をゴンドラの上から眺めておりました。
……話は変わるけど、何で駅に出来るエスカレーターは昇りが多いのだろう。足の痛い人たちって、確かに昇りも大変だけれど、断然降りの方がつらいと思う。膝の負担って降りの方がかなりかかると思うし。ホントはどうなのか判らないけれど、少なくとも私はそう思う……と、今回の急傾斜を眺めながら改めてそう考えた次第。

そしてこの大オリエンテーリング大会が終了して既に12時を大幅にまわり、さあ昼食といきたいところですが、何せウチの会社のことですから、おいそれと簡単に食べさせてはもらえません。続いて連れていかれたのは、そば道場とかいうそば打ち体験試食の店。今度はそば打ち対決ということらしい。でもこれは思いの他楽しかった。もっと大変なのかと思っていたけれど、全くそんなことなくて、簡単に出来たし。粉に水を少し入れて粉をひたすら混ぜる混ぜる混ぜる。その後またこねるこねるこねるこねる。その次は、のばすのばすのばす。おりまげる。切る。で、終わり。茹でるのはお店の方がやってくださるので、かなり楽チンというもの。しかし、麺を切るところにそれぞれの性格が出ますな。几帳面過ぎて切れてしまう人、それはきしめんですか、と訊ねたくなる人、それぞれの個性が麺に出ていて面白かった。面白かったけど、同じ班の麺は全てのメンバーが同じ釜で茹でられるので、きしめんとそうめんが混ざってザルに盛られてくるのは、ちょっと勘弁だったけど(笑) それでもできたての麺は想像以上においしくてかなり満足して宿泊先に向かったのでした。

宿泊先は、大手会員制リゾートホテルだったわけだけど、土曜日なだけあって結婚式のカップルに2組も鉢合わせした。片方のカップルは新郎も見かけたのだけれど、これがまたかなりいい男だった。くぅ。お幸せに。
女性の部屋はひと部屋で、土曜日だけは5人で宿泊。ベッドが2つと別に和室と応接室があるので、とりあえず全員は泊まれる。少し狭いけどね。窓の外は木々が揺れていてなかなか気持ちの良い風が吹いてくる。高原のリゾート、といった風情。
16時に宴会場集合なので、それまでにさっそく大浴場へと向かい入浴(露天風呂あり)。昼間の陽がさんさんと降り注ぐ露天風呂も良いものですね。同僚とふたりしばらくの間呆けておりました。

そして16時からの大宴会。お食事前にやったことはといえば、利き酒、利き味噌ゲーム。青汁、偽りんごジュース(中身は酢)を誰が飲んだのかゲーム、そしてロシアンカラオケゲーム。毎度のビンゴゲームになんかを。もうこの頃には随分と疲れてきて、半分眠かった記憶がある。でも、青汁が青汁の味まったくしなかった。どうやら私が青汁を飲んだらしいのだけれど、普通の野菜ジュースと何が違うのか判らなくて、「あ、私じゃなーい」と思っていたら、私だったという。何だそりゃ。芝居もできないじゃん。これでは(笑) そうそう、居酒屋出身の人が、利き酒ゲームで正解をぴたっと当てたのはさすがだった。
和食のコースで食事が出され(男の子達には量が少なかったのかもしれない)、宴会がお開きになった後、社長の部屋でゲームの続きを(もう、いいってやめようよ:笑)行う。からし入りシュークリームを食べたのは誰か、及びサーティ(30)を。その辺りでもう全員力尽き、解散となった。ああ、づがれだ。

とは言いつつも、その後女性の部屋で少しお喋りをした後、隣の部屋に遊びに行ってまたしばらくお喋り。そうしてようやく長い一日が終わったのでした。

投稿者 kaori : 00:21 | コメント (0) | トラックバック

社員旅行 in 蓼科 2日目

2日目の途中までは、以前ここに書いたのでよろしければ。

そして昼食の後は、部屋でタイ語の学習を。和室から応接スペースに持ち出した机(そうしないと布団3組敷くことができなかったから)を前に、ぺたんとすわりこんで教科書を開いた。先生から借りた小学生の読み物を少し読んでみようと思って。しかーし、辞書をひくことに思ったよりも手間取り、な、何とですよ!3行を2時間近くかけてしまったという大馬鹿者。やれやれ。そうこうしているうちに、同僚達がそれぞれ自由行動から戻ってきた。17時前には前半組が帰っていき、後半組は夕食へとお出かけ。「どっちの料理ショー」でウィンナーを出したことのある有名なステーキハウスらしい。建物のまわりには早めのバラが咲き誇り、店内の装飾に使用されていた。

サーロインステーキなんかを食べて、コンビニ寄って、お酒を買って部屋に戻る。
やっぱりまたお風呂に入った後で、「世界ウルルン滞在記」を皆で見つつ(スイ○ップの方の回だった)、買ってきたお酒を飲む。何だかんだで大変穏やかな1日。そして、部屋に戻り同僚の彼女と少しお喋りをして、早めにベッドにもぐりこみおやすみなさい。
隣では彼女が本を読んでいたけれど、私はあっという間に夢の世界だったようだ。

投稿者 kaori : 00:22 | コメント (0) | トラックバック

名古屋駅にて

名古屋駅にある高島屋内三省堂書店で散財。

>文芸
スペース/加納朋子
東京湾景/吉田修一

>漫画
外科医 東盛玲の所見6~7/池田さとみ
雨柳堂夢咄9~10/波津彬子
period 1/吉野朔実

「スペース」は、「ななつのこ」「魔法飛行」と続く駒子シリーズの第三弾。久々で嬉しい。
「東京湾景」は、仲間由紀恵が主演でドラマ化されるというので思わず手にとってしまった。それ以外に何の他意もありません。ただのミーハー(汗)

それにしても、「雨柳堂夢咄」は自分が何巻まで購入しているのかが全くわからなくなっていた。できるだけチェックしていたつもりだったのにおっかしいなあ。東京に戻ってから、初版の日付を見たら随分と昔でびっくり。何をやっていたんだ、私は。
吉野朔実はもちろん即買い(笑)

投稿者 kaori : 23:55 | コメント (2) | トラックバック

2004年06月08日

社員旅行 in 蓼科 3日目

のんびりと起床し、朝食終了1時間前の9時にすべり込みでレストランへ。11時チェックアウトだから、もう今日は温泉行けないね、と話しつつ、朝からモリモリ食べる。

話題は、人を使うということについて。
何がコンプレックスって、私はうまく人を使うことができない。だから上に立つ立場というのは、苦痛以外の何ものでもないわけだ。例えば、人に何かを任せたとする。もちろん、その仕事に対する監督責任は自分にあるわけだ。だから彼や彼女が何をしているのか、都度チェックすることが自分の仕事のはず。けれど、なかなかそれが難しい。結局、自分のチェックの甘さを「あー、やっぱり自分でやれば良かった」という言葉にすり替えてしまう。最悪。さらに、人の顔色を窺ってしまう性格ゆえにうまく人に仕事をふることができない。つまり、使われている間はそこそこ仕事はこなすけど、使う立場になるとさっぱり使えない歳をとったらいらない人材なわけだ。がっくり。
しかしながら、ウチの会社には人を使う為に生まれてきたような人が約1名いらっしゃる。その方の采配を見ていると真剣にすごいなあと思う。で、次の瞬間落ち込むんだよね。あー、能力ないよなあ、私って、と。ところが、そのことについて同僚がぼそりと言ってくれた言葉に、目からウロコ。いや、所詮自分を慰める為の言い訳に過ぎないわけだけれど、思わず納得してしまった。

その方のご実家は、その昔住み込みの使用人を何人も抱える程のお店を営んでいたという。ということは、お坊ちゃま(お嬢様)であるところの上司は使用人の方々を「使う」立場だったわけだ。使用人達に嫌われるようであってはならないし、かといって遠慮も良くないだろう、うまく自分の立場をしめしながら育ったに違いない。それは本人の意識するとしないにかかわらず。

つまりは、そういった能力は天性のものもあるとは思うけど、環境に左右されるものでもあるんだよ、というのが同僚のお言葉だった。だから、私達のようなド庶民にはなかなか難しい部分だってあるよ、と。ええ、本当に言い訳。そんなことはよおっく判っているのだけれど、でも、何だか救われた気持ちになった。もちろん、上司にだって色々悩みや行き詰まりがあることも判ってはいるのだけれど。

朝食を食べ終わった後はホテル内の売店でお土産をわさわさ買い込んで、部屋で荷造り。あっという間にチェックアウトの時間となってしまった。皆で車に乗り込み、まずバラクラ・イングリッシュガーデンへと向かう。庭園に入ってはみたものの、まだあまりお花は見頃ではなくて、ハーブがわさわさ集まる場所で、手のひらで匂いをかいでみたり。そのうちに、それまで何とかもっていた暗い空から強い雨が降り出したりで微妙な気配。仕方がないので、お土産物屋さんをかなりしっかり物色。買い込みましたよ。
ローズヒップティー、その他フルーツティーのセット、ブランデー入りのジャム、ガーリック入りマヨネーズ、ハーブソルトなんかを。すっかり幸せな気分に浸っていると、何とお外は晴れてきた。そこで、とりあえず移動。

次は、茅野駅近くの酒蔵園へ。前半の下見組がここへ行ったという話を聞いて、男の子達が決めてくれたらしい。しかし、到着してみると酒造園はシャッターが閉められ見学という雰囲気ではない。不安になって電話をしてみると、完全予約制だという。あちゃー、ダメかしらと思ったら何のことはない「今、予約したからあけてくれるって」だそうな(笑)
薄暗い蔵の中をぞろぞろと歩く。酒造りの道具やらビンやらがずらりと並んでいた。一升瓶って、今では透明だったり、茶色だったりが多いけれど、酒造園にあったのは水色の瓶だった。言われてみれば、随分昔には良く見た気がするけれど、気がするだけかな。
最後に販売スペースなのだが、まあ試飲させてくれるわくれるわ(笑) ここで日本酒の辛口、甘口について教えていただく。で、それについて書こうと思ったのだけれど、ちらとサイトを流してみたらどうも教えられたことだけでは足りないっぽいので、やめておく(笑)
結局ここでは全員が散財。普段飲まない人までがっつりと買い物していた。私は、「すいーと」という日本酒に、「パンプキンレディ」というちょっと珍しいかぼちゃ焼酎を購入。瓶がね、とても可愛いの。細長いオレンジの瓶は部屋にかざっておいてもいい位。飲み終ったら一輪挿しに。別注なのだそうだ。今度、宴会があるときに持参する予定。それまでは台所の片隅に隠しておくことにする(笑)

そして、お昼ご飯を食べる為に店を探すがなかなかめぼしいところが見つけれられない。そのうち、随分前に行ったことのある原村Aコープの前を通りすぎた。あまりの懐かしさに少しセンチメンタルな気持ちになるが、やはり食べ物にはありつけない(笑) 結局、諏訪南インター近くのレストランで食事をして高速に乗った。しばらく走ると青空が広がりはじめなかなか良い景色。疲れもあって、車の中ではあまり話をしなかったけれども、まあそれはそれ。
談合坂のサービスエリアを通過しようとした私達の車だけれど、もう1台から「さよならしないなんてさみしー」という電話が入ったので立ち寄ることにした。車を運転してくれていた先輩に、その言葉を伝えた時の反応に笑ってしまった。

「明日会うじゃん」

そりゃそうだ。24時間もたたないうちに会社で顔をあわせるんだものね。寂しいも何もあったもんではない。ごもっとも(笑)

投稿者 kaori : 01:51 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月10日

平日のお祝い

友人のお誕生日会を行うことになり、平日ではあるけれども退社後新宿へ向かう。月曜日から、早めに帰りますと言い続けていたので、やばそうな時間になる直前には会社を出させてもらえた。やはり何事も根回しが肝心(笑)

予約していたお店は、コマ劇の先にある「LUXOR Bar」なるところ。お店の入り口でいきなり靴を脱がされたのにも驚いたけれど、お手洗いのスリッパがお手洗いの外に置かれているのにも驚き。店内の雰囲気は、サイトで見たのと若干違ったけれど、カーテンつきの個室はなかなかに居心地がよく(床にはふかふかのお座布団が敷きつめられていた)いい感じだった。「エジプト料理と和の競演」なんていう怪しげなキャッチコピーがついていたので、味はどうなんだろうと不安に思っていたけれどこれもまあ良し。お誕生日サービスのシャンパンタワーも綺麗だった。

けれど何にしても、お誕生日を迎えた友人が喜んでくれればそれが一番嬉しいことで。当日にこだわって実施した甲斐があるというもの。企画したK嬢(またK嬢だ。苗字だけど:笑)をはじめ、急に声をかけたにもかかわらず集まってくださった友人達にも感謝。何だかこういうのは嬉しくて幸せ。もちろん祝う方であっても。

ところで、参加された某氏が仕事帰り(当然だ)でスーツ姿だった。おおー。普段私服でしかお目にかかったことのない相手がスーツで現れると非常に新鮮ですな。けれど、やっぱりハムスターのメスとほにゃららを選択肢にあげられてしまうあたりが、外見が違っても属性は簡単に変えられないという良い例か(違うって:笑)。

それからそれから、コマ劇の前に巨大なオブジェが登場したと思ったら、「トロイ」の「木馬」だった。映画にあわせたプロモーションなわけね。なるほど。きっと見ないと思うけど。

投稿者 kaori : 01:21 | コメント (0) | トラックバック

更新したのは

いつも後から昔の日記を書いているのだけれど、今回は既に書かれている日付からさらに遡っているので一応、更新した日付を。6月5日6日、そして10日

でも、まだ追いついておりません。あかんわー。
そしてタイ旅行記はどこへ行ったんだろう(笑)

投稿者 kaori : 02:26 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月11日

遠すぎる

何の準備もしていなかったので、仕方なく予定よりも30分だけ早い午前4時半頃にベッドから這い出した。前の晩に夜更かしして本を読んでいたせいですこぶる眠いのは自業自得だけれど、午前中は移動ばかりで居眠りする時間には事欠かないと考え自分を慰めたのだった。
というわけで昨日から出張。

羽田空港の手荷物チェックで、(国内線では)初めてパソコンが引っかかった。というか、鞄から出してくれと言われたわけだ。まあ、元々アナウンスされているのだから文句を言っても仕方がないけど、鞄内荷物のおさまりバランスを考え一番底に入っているブツを引っ張り出し、なおかつ元に戻すという作業はかなり面倒臭くて、相当不機嫌な表情をしていたに違いない。さらに自分から事前に取り出して渡していたドライバーセットを見て、「お仕事で使われるのですか?」ときた日には。……マニュアル対応のセリフなのだと言うことは重々承知しておりますが。おりますが、仕事以外の何に使うっていうんだよー。趣味か? 私は改造マニアか? 最初っから預けるつもりでいるのに文句あるか! ぜいぜい。
理不尽な怒りだとは思いつつ、不機嫌度アップで機内搭乗。羽田7時15分発広島行きの飛行機に乗り込みそのまま熟睡。

目的地は広島ではなく、広島空港から空港バスにのって50分。広島駅新幹線口で下車し、今度は島根県某所行きの高速バスに乗り換え2時間。さらに駅前からタクシーに乗ること10分で、ようやく客先に到着したのは、12時40分のことだった。遠い、遠すぎる。
初めてここに来たのはちょうど1年近く前のお話で、その時には出雲空港経由だった。まあ結果的にかかる時間はたいして違わないことが判ったので、便数の多い方をとって広島経由としただけ。どっちにしても遠いものは遠い。どれだけ眠ってもまだ途中。

仕事そのものはかなり楽、というか楽しい。この客先の人はきちんと判っているので、こちらとしても後何を話せば補足できるのかがはっきりと見えていてやりやすい。しかも、キャラがいい(笑) そしてさらに夕方が早いのがまた素敵。午後7時前あたりには仕事は終わり。宿泊先でネットに繋ごうとしたけれど、うまくいかなかったのであっさり諦めて、近所をふらふらと散歩してみた。ここに泊まるのは3度目だけれど、やっぱりめぼしいお店はなくて。ホテルのビアホールもひとりで行くのは寂しすぎるし。結局、毎回馬鹿のひとつ覚え状態のパスタ屋で、微妙に豪華なディナーセットを食べつつ読書。コンビニで買い物をして部屋に戻ったのはまだ午後8時過ぎだった。

さあ、普段こんな時間に全てが片付いてしまうことは滅多にない。だからどうやって時間を過ごそうかと真剣に悩んでしまったけれど、とりあえず読みかけの本を読むことにしてベッドにごろりん。……で、気づいたら午前1時。何と午後9時前には眠ってしまったらしい。も、もったいない。しかし、どれだけ眠って移動していたといえども、身体にはしっかり負担がかかっているのだろう。結局、しばらく眠れなくなってテレビの深夜番組を3時過ぎくらいまで眺めつつ就寝。翌日はゆっくりなので、まあよいでしょうということで。

投稿者 kaori : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月12日

帰り道の話題

出張二日目の仕事も無事完了し、駅まで取引先の男の子(といっても26歳だけど)に送ってもらった。ずっとこの土地にいるのかと訊ねたところ、専門学校へ行っていた2年間以外は地元だという。専門学校は姫路。理由として返ってきた答えは、「姫路城があるから」。
そして、取引先の人だということを一瞬忘れた私の口から出てきた言葉は、「もしかして城ヲタ?」。

彼は苦笑いをしながら、「そうですね。城ヲタというよりは、姫路城ヲタですかね。やはり日本で一番綺麗だと思うんですよ」などなど非常に熱く語ってくれたのだが。申し訳ない、私が姫路城で真っ先に思い描くのは、「播州皿屋敷」のお菊さんとその井戸。だから私の中の姫路城というのは、何となく影のある存在だったりする。もっとも、そんな生臭いお話はどこのお城にもあるだろうし、その城の美しさが怪談話で薄れるということはなく、全てを飲み込んでただそこに存在するものとして、確かに憧れの対象となるのかもしれないとは思う。

しかし。「番町皿屋敷」と「播州皿屋敷」。さらには、福岡、松江にも同じようなお話があるとか。一体、どれが本家なんだろうなあ、と。

ってなことは口に出さなかったわけですが、彼が実家に戻ってきた理由は、部屋がひとつのところには住めないというものでした。判るような、判らないような。男の子にしては珍しい、ような気もするけど。

投稿者 kaori : 10:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月13日

最近引きこもってないな

お昼前に何とか起き上がって外出。美容院へ行こうと思っていたのだが、面倒なのと時間がないことから目的地を新宿に変更とする。とりあえず映画を観ようと思って。とうきゅうシネマスクエアにて「4人の食卓」を。新宿に到着したのが既に上映時間ジャストだったけれど、この回を逃すと次の回では夕方の予定がちょっとマズそう。仕方なく新宿東口から歌舞伎町まで走る走る(笑) 途中でどうしても喉が渇いて耐えられなかったので自販機でお茶を買って少しだけ飲み、また走る。その甲斐あってか、窓口でチケットを購入時に「もうすぐ本編上演です」とのこと。間にあったー。
暗い中ざっと見渡したところかなり人が入っており、ほぼ満席状態だった。まだ始まったばかりだから当然か。さらに最近韓国モノブームだし。映画の内容については別途。

映画の後、南口の紀伊国屋書店で本を買い込む。
江古田のとある部屋の納戸に隠れている気がしないでもない本もあったけれど、まあいいやと。

空飛ぶ馬/北村薫
夜の蝉/北村薫
秋の花/北村薫
六の宮の姫君/北村薫
朝霧/北村薫
Q&A/恩田陸

どうしたんですかね、恩田陸。えらい短い間隔で著書が出てますな。ううむ。

そして、新宿の沖縄物産店で手土産のつまみを買ってから、千駄木の友人宅へおじゃまする。何というかとてもいい感じで住宅街で、開け放した窓からは、子供達の声やら生活の物音が聞こてくる。完全におよばれ状態で、私はマンガを読みつつ夕食を待つという。ひな鳥かお前は、と自己突っ込み。
もちろんテーブルに並んだお料理は大変おいしくて幸せ。お腹はふくれたというのに、手土産のつまみに手をのばしつつ、アルコールの摂取。零時過ぎに失礼して帰宅。ありがとうございました>K嬢
しかし、山手線内側に住めるってすごい……。

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2004年06月14日

「スペース」加納朋子

相変わらず穏やかなお話。誰も死んだりしないし、隠されている謎もささやか(だけど、今回のはありえないでしょう:笑)で非常に微笑ましい。

今回、後から北村薫の「私」と円紫師匠シリーズを読んでいたものだから、謎を持ってくる女の子とそれを解き明かす男性という形ではよく似ている。(というか、北村薫の作品があって加納朋子のこれがあるとのことらしいけど) 但し、こちらは手紙がキーワード。主人公の女の子は必ず手紙で、謎のお話をする。円紫師匠の方と違い、相手に恋愛感情を抱いている分だけ動機が可愛らしい。彼との接点を作るために謎を探す、というか。でも、これって相手との共通点が欲しくて、同じ趣味に興味を示したり、同じ本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観たりというのとたいして変わらないよね。ああ心あたりがあるなあ。(遠い目)

以前、「安楽椅子探偵ものは苦手」などと書いた気がするけど、どうも最近安楽椅子探偵モノもそう悪くはないような気がするのは何故。苦手なタイプと好感を持つタイプの違いって一体何なのか。単純に考えれば、登場する探偵に好意が持てるか否かの問題なんだけど。それでは、何故好意を持てるのか、持てないのかと考え出すと、ねえ……。思考停止。やれやれ。

ええと。本題に戻ると、今回のお話はふたつにわかれていて、ひとつが本編、もうひとつが裏話(どちらかとと言えば、こちらが本編なのかもしれないという側面はあるけれど)となっております。しばらく続きは出ないかな、この終わり方だと。

投稿者 kaori : 23:38 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月18日

こうして人は(意味不明)

今日は金曜日。
というわけで、元同僚と飲み。ひょんなことからありがたい話が持ち上がり、個人的にウキウキ。ああ、こうしてハマっていくんだ、きっと。今日はもうひとり同僚も参加。何となく歌舞伎町で飲んで終電前に普通に解散。

(後日談:案の定ハマりまくっている今日この頃。安直だなあ、私)

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2004年06月19日

スィーツフォレスト

ふと思い立って、自由が丘のスイーツフォレストへ行くことにした。友人に携帯メールを打ったところ、誘いに応じてくれたので。何しろ、自由が丘なんて仕事以外で足を踏み入れたことがないからひとりじゃとても行けない。

前々から行きたいと思っていたが、正直あればつらい。狭いもん。もちろん、おいしいにはおいしいさ。洋菓子だけじゃなくて餅があったりとか、それはそれは幸せではあったけれど。あの狭い空間に人がうじゃうじゃいると息がつまりそうになるんだな。

というわけで、あそこは定期的に通わないと意味がないということがわかった。一回行くだけではあまり価値がないかもしれない。入れ替わったお店とか各お店の季節限定商品とかそういったものを一度に味わえるというところが重要だよな。でも、また行くかといわれたら多分行かない。自由が丘まで行かなくてもケーキは買えるし、そこまでスイーツにこだわりはない。

さて、スイーツ・フォレストから出まして、続いて渋谷でお買い物。友人の父の日プレゼント購入にお付き合いして西武百貨店まで。今、甚平って面白いのね。ペットボトル入れる袋とかついてんの、甚平に。ポケットはチャックになってたりとか。可愛い。私が欲しい。(着て出歩けないって)

その後、行きたいと思っていた渋谷のCOACHに立ち寄り(ブランド店には警備員が立っているんだ、初めて知った)、見てるだけー。今年は青COACHが大変可愛らしくて惹かれるものあり。
しかし、私の物欲リストを列挙するとですね。カバン、パソコン、浴衣と3つ(旅行を含めると4つ)ならぶわけだ。それぞれのコストパフォーマンスを考えてみた。カバンは高い。高いけど、頻繁に使うことができる。一方同じ日々使うパソコンではあるけれど、これを購入するならばカバンは2つくらい購入できる。そして浴衣。これ年に何回着る?なのに一式揃えるとカバンは1つ購入できてしまう、下手すればそれ以上だ。ううむ、こうして考えるとやはりカバンを買うのが一番いいのかもしれない。でも、パソコン……。

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2004年06月20日

どうでもいいけど物欲大魔人

タイ語授業の後、新宿駅をぶらぶら。
浴衣やら何やらを眺めたり、家電量販店へ行って欲しかったPCを物色したり。でも、結局購入は見送る。パソコンが複数台あるっていうのは、やはり管理が難しいんだ。判ってはいる。私だって出張がなかったら、絶対ちっちゃいのが欲しいとか思わないし、自宅用だってノートのでかいやつを買っていたはずだ。でも、出張に行くからダメ。重たいパソコンなんてつらいだけ。だからと言って持って行かないのは不安だし。携帯ではメールの本文は読めても、添付ファイルはたいてい見られない。いちいちワードなんかに書いてくんなよ、メモ帳で十分さ! ぜいぜい。

まあそんなわけで、物欲大魔神になりそうなところをすんでのところで思いとどまる。一発で即決できなかったってことは、そこまでのものだったということだな。

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2004年06月22日

「東盛玲の所見6~7」池田さとみ

本編はとうとう完結。後は特別編を残すのみ。
しかし、一体主人公の東盛玲は何歳なんだ?どこかに描かれていたのかもしれないけれど、さっぱり気付かなかったし、作者がカバーに書いていたとおり、絵がこなれてくる間にどんどん若返っていくし(笑)

今回は東盛の過去というかそういう話もあったけれど、相変わらず全てが謎のまま終わってしまうのね。看護婦との関係はどうなるのかとか、ハッピーエンド好きな私にはもどかしい問題は残ったままで、かつ居候の男の子が将来医者になれるのかどうかとか。「読者の皆さまの創造力におまかせします」という結末は個人的にやっぱりダメらしい。品がないかしらね。

前にも書いたけれど、病院が舞台なだけで難解な専門用語が出てくるわけでもなく、普通のちょっとホラーで正義感に溢れたお話という感じ。非常に読みやすくてそこそこ面白かった。多分、読み返しはしないとは思うけど。(それでも手元においておかないと気がすまない性格がどうにも……)

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2004年06月23日

「雨柳堂夢咄9~10」波津彬子

いよいよ面白くなってまいりました。
骨董屋さんの孫息子。これが結構美少年なのだけれど、彼にはちょっと不思議な力がある。店や蔵にある骨董品たちの精霊の声が聴こえ姿が見られる。そんなものたちが引き起こすちょっといい話なんかを読みきりで描きつつ、シリーズを通してのストーリーが存在しており、今、ちょうどそれがいいところなわけです。

先が気になって仕方がないけど、なかなか続きが出なくてさ。以前は、連載されている雑誌が(『ネムキ』「眠れぬ夜の奇妙な話」の略)季刊だった気がしなくもないが、今では隔月になってるのかな? 今回の新刊も雨柳堂としては2年ぶりらしいし。

波津彬子の作品は基本的に好きなものが多い。でも、この作品に関しては、他のどれよりもお気に入りかもしれない。骨董品の精霊たちがいちいち可愛いし、出てくる男性キャラも素敵(笑) もちろんストーリーだって。

そんなわけで、わくわくしながら封をあけじっくり読む。
しかし、何を書いてもネタばれになってしまう気がするので、とっても難しいですな。いよいよクライマックスに近づいているよな雰囲気が漂っておりますが、まだ終わるのはもったいない。何もかもがどうなるのかとっても気になるので、早く次の新刊を出してください。その間、何度も読み返して楽しみますので……。

しかし、この文章。何も言ってないに等しいな。ううむ。

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2004年06月26日

で、代休はあるのか(いやない)

休日だというのに、事務所のレイアウト変更の為に出社。これすごーく大変なんだよね。サポート島のレイアウトが変わるとそれに伴って大量の電話回線も一緒に移動となる。そもそも当初この場所に引っ越した時からあっちこっちに移動させたりしているものだから、どこからどの回線が出ているかとかさっぱり判らない。そして今回、机の移動を先にやってしまったものだから、さあ大変。
そして、力仕事に関してはわたくし役立たずですので、LANケーブル関係に関して若干仕事をさせていただいて、働いていたフリをすると(笑) お昼ごはんは某弁当屋で購入してきたものを、埃舞う、全く片付いていない、イスがどこに埋もれているのかわからない事務所内で食べた。

それでも夕方には何とか片付いたので、友人宅へと向かう。恐縮ながら、私のお誕生日会を催していただくことになっておりましたので。
手土産には、蓼科に旅行へ行った際に購入したパンプキン焼酎を持っていった。これは瓶がめちゃめちゃ可愛らしいんだけど、味は結構キツいと思うな、やっぱり。
それにしても、前日まで青森に出張していた友人が仕入れてきた魚介類や果物はすごかった。笑っちゃう大きさのホタテ貝とか魚とか、見て楽しめてさらに食べておいしいとは言うことなしです。お手製のケーキやつくねなんかもご用意いただきまして、ありがとうございました。ホントに。

毎度のことながらはしゃいで疲れて午前2時過ぎくらいでしたか。友人宅を辞して帰宅。

ちなみに誕生日当日は28日でございます。

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2004年06月28日

こえて1年

そして誕生日当日です。
31歳になりました。特に感慨もありません。
嬉しくもないし、イヤだとも思いません。ただ、1年て過ぎるのが早いなあというか何というか。あっという間に来年の誕生日を迎えそうですね。

でも、30歳だった1年はなかなか良い時間を過ごせたかな。
31歳もまったりと充実させたいと思っておりますよ。

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「period1」吉野朔実

待ってました、吉野朔実。
しかし、めちゃめちゃ重たいテーマ。もちろん元々薄幸そうな物語が多くはあったけれど、ここのところ立て続けに何というか心の歪みに焦点があてられている気がする。

今度は父親から暴力をうける子供達の話。冒頭は、その父親の葬式風景と成長した子供達の姿。そして、過去に遡る。

子供達を守ろうとする母親も家を出て行ってしまった。正義感に溢れる女性教師は、やはり父親から性的虐待を受けて育ち、子供達の父親と性的関係を結んで(いたんだよね?)しまった後は、来れば暴力を受けると知っても彼らの家に通ってくる。そして、その帰り道に交通事故で亡くなってしまう。親族の泥沼も加え、これでもかこれでもかという位に、エピソードが積み重ねられていくが、突然父親が豹変する――。

心の傷というのは、やはり怖い。誰でも多かれ少なかれそういったものを抱えているとは思うけれど、大きな傷に関しては私には判らないから何も言うことはできない。
次巻以降、子供達がどうなっていくのか目が離せない。こういった形で将来が見えている物語ってのは、相当やりきれない気がする。それが、あまりいい未来ではない場合には特に。もちろん読み進む間にも、冒頭の光景がちらつくわけだから、物語の雰囲気にはどっぷりとつかれるし、効果的な部分もあるのだろうけど。

しかし、何かひとつ思うところがあるんでしょうねえ……>吉野朔実

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2004年06月29日

違いのわからない女

先週の金曜日に、近所で居酒屋がオープンした。オープンから1週間金券によるキャッシュバック(還元率は日替わり)が行われているので、還元率100%の本日行ってまいりました。
今回は、以前より贔屓にしている某チェーン焼肉店の元店長さん(先日辞められた)もご一緒に。

最近、仕事の関係で興味のある飲食店関係の事情なんかを聞かせていただく。私はお酒が好きなくせに、発泡酒と普通のビールの味の違いが全く判っていないということが判った。ていうか、ビールに限らずあまり判らない。結局、お酒の種類毎の違い(例えば、日本酒とビールとワインとか大まかな違いね)は判るけれど、同種類のお酒間の違いがほとんどダメなのだと思われ。甘いとかそうでないとか、あるいはアサヒのスーパードライかどうか(苦手なんだ)とかその程度なんだな。つまり、ただのアルコール好きなだけなんだ。やっすい酒飲んでおけばいいんだ、私は。わーん。

ま、いいんだけど、安くても。飲めれば。

しかし、この居酒屋さん。干物メインで、それはそれでおいしいし宜しいのですが、ちっこい干物とか頼むと皆でわけることができなくて、それぞれが頼んだものをそれぞれが黙々と食べるという状態に陥ってしまうのだった。ひとりで行ってカウンターでつまむのが吉とみた。そんなわけで、いただいたこの金券を使用する日は来るのか。9月30日までみたいだけど。

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2004年06月30日

「東京湾景」吉田修一

あらま。今しきりに宣伝されているドラマのストーリーとは、全く違いますね、これ。物語の舞台と登場人物の属性以外は、別の話でないの? いやいや属性だって、原作の方では登場人物は全て日本人になっている。テレビでは、在日三世であるところの女性が経験する親子二代にわたった恋物語なのだが。

最初にそのストーリーを目にした時、「へ? 『ラブストーリー』再びか?」と、一瞬失敗した感に囚われたのだけれど、いやはや、原作のがいいんでないの? もっとも、まだドラマは始まっていないわけで、今からどうこう言うことは筋違いだとは思うけど。


まあ、この原作に忠実では確かにドラマには出来ないのは判る。何しろ特に大きなエピソードが起こるわけでもなく、自分の気持ちが良く判らない主人公の会社員女性と男性の間を淡々と描いているだけだし、直接的な描写はないまでも、その男女は頻繁に性的関係を結んでいるわけだ。ていうか、とても運命の恋とはほど遠い(運命の恋の形にだって色々あるだろうから、一概には言えないけど)。そりゃあ、月9にゃ無理。映画ならばまだしも。

白馬の王子様がやってくるとはさすがに思ってはいないだろうけど、運命の恋への期待に胸を膨らます女性ってやっぱ多いのかな? どちらかといえばやはり原作の方がかなりリアリティがあると思うんだけど。(それでもちょっと、という部分もありますが)

仲間由紀恵は好きなので出来れば見たいとは思うけど、月9が見られる時間に帰ってこれるとも思えず。ビデオに撮ろうという気力もないので、原作本だけで終わる気がします、ええ。

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