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2004年06月08日

社員旅行 in 蓼科 3日目

のんびりと起床し、朝食終了1時間前の9時にすべり込みでレストランへ。11時チェックアウトだから、もう今日は温泉行けないね、と話しつつ、朝からモリモリ食べる。

話題は、人を使うということについて。
何がコンプレックスって、私はうまく人を使うことができない。だから上に立つ立場というのは、苦痛以外の何ものでもないわけだ。例えば、人に何かを任せたとする。もちろん、その仕事に対する監督責任は自分にあるわけだ。だから彼や彼女が何をしているのか、都度チェックすることが自分の仕事のはず。けれど、なかなかそれが難しい。結局、自分のチェックの甘さを「あー、やっぱり自分でやれば良かった」という言葉にすり替えてしまう。最悪。さらに、人の顔色を窺ってしまう性格ゆえにうまく人に仕事をふることができない。つまり、使われている間はそこそこ仕事はこなすけど、使う立場になるとさっぱり使えない歳をとったらいらない人材なわけだ。がっくり。
しかしながら、ウチの会社には人を使う為に生まれてきたような人が約1名いらっしゃる。その方の采配を見ていると真剣にすごいなあと思う。で、次の瞬間落ち込むんだよね。あー、能力ないよなあ、私って、と。ところが、そのことについて同僚がぼそりと言ってくれた言葉に、目からウロコ。いや、所詮自分を慰める為の言い訳に過ぎないわけだけれど、思わず納得してしまった。

その方のご実家は、その昔住み込みの使用人を何人も抱える程のお店を営んでいたという。ということは、お坊ちゃま(お嬢様)であるところの上司は使用人の方々を「使う」立場だったわけだ。使用人達に嫌われるようであってはならないし、かといって遠慮も良くないだろう、うまく自分の立場をしめしながら育ったに違いない。それは本人の意識するとしないにかかわらず。

つまりは、そういった能力は天性のものもあるとは思うけど、環境に左右されるものでもあるんだよ、というのが同僚のお言葉だった。だから、私達のようなド庶民にはなかなか難しい部分だってあるよ、と。ええ、本当に言い訳。そんなことはよおっく判っているのだけれど、でも、何だか救われた気持ちになった。もちろん、上司にだって色々悩みや行き詰まりがあることも判ってはいるのだけれど。

朝食を食べ終わった後はホテル内の売店でお土産をわさわさ買い込んで、部屋で荷造り。あっという間にチェックアウトの時間となってしまった。皆で車に乗り込み、まずバラクラ・イングリッシュガーデンへと向かう。庭園に入ってはみたものの、まだあまりお花は見頃ではなくて、ハーブがわさわさ集まる場所で、手のひらで匂いをかいでみたり。そのうちに、それまで何とかもっていた暗い空から強い雨が降り出したりで微妙な気配。仕方がないので、お土産物屋さんをかなりしっかり物色。買い込みましたよ。
ローズヒップティー、その他フルーツティーのセット、ブランデー入りのジャム、ガーリック入りマヨネーズ、ハーブソルトなんかを。すっかり幸せな気分に浸っていると、何とお外は晴れてきた。そこで、とりあえず移動。

次は、茅野駅近くの酒蔵園へ。前半の下見組がここへ行ったという話を聞いて、男の子達が決めてくれたらしい。しかし、到着してみると酒造園はシャッターが閉められ見学という雰囲気ではない。不安になって電話をしてみると、完全予約制だという。あちゃー、ダメかしらと思ったら何のことはない「今、予約したからあけてくれるって」だそうな(笑)
薄暗い蔵の中をぞろぞろと歩く。酒造りの道具やらビンやらがずらりと並んでいた。一升瓶って、今では透明だったり、茶色だったりが多いけれど、酒造園にあったのは水色の瓶だった。言われてみれば、随分昔には良く見た気がするけれど、気がするだけかな。
最後に販売スペースなのだが、まあ試飲させてくれるわくれるわ(笑) ここで日本酒の辛口、甘口について教えていただく。で、それについて書こうと思ったのだけれど、ちらとサイトを流してみたらどうも教えられたことだけでは足りないっぽいので、やめておく(笑)
結局ここでは全員が散財。普段飲まない人までがっつりと買い物していた。私は、「すいーと」という日本酒に、「パンプキンレディ」というちょっと珍しいかぼちゃ焼酎を購入。瓶がね、とても可愛いの。細長いオレンジの瓶は部屋にかざっておいてもいい位。飲み終ったら一輪挿しに。別注なのだそうだ。今度、宴会があるときに持参する予定。それまでは台所の片隅に隠しておくことにする(笑)

そして、お昼ご飯を食べる為に店を探すがなかなかめぼしいところが見つけれられない。そのうち、随分前に行ったことのある原村Aコープの前を通りすぎた。あまりの懐かしさに少しセンチメンタルな気持ちになるが、やはり食べ物にはありつけない(笑) 結局、諏訪南インター近くのレストランで食事をして高速に乗った。しばらく走ると青空が広がりはじめなかなか良い景色。疲れもあって、車の中ではあまり話をしなかったけれども、まあそれはそれ。
談合坂のサービスエリアを通過しようとした私達の車だけれど、もう1台から「さよならしないなんてさみしー」という電話が入ったので立ち寄ることにした。車を運転してくれていた先輩に、その言葉を伝えた時の反応に笑ってしまった。

「明日会うじゃん」

そりゃそうだ。24時間もたたないうちに会社で顔をあわせるんだものね。寂しいも何もあったもんではない。ごもっとも(笑)

投稿者 kaori : 2004年06月08日 01:51

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