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2013/07/04
刑事コロンボ「秒読みの殺人」について

刑事コロンボの話、今回は「秒読みの殺人」について。

比較的オーソドックスなコロンボらしい展開の話だが、これも色々言われている作品でして。

以下あらすじ。

 TV局のロサンゼルス支局長を務めるマーク・マキャンドリューが、ニューヨーク支局に栄転する事となった。愛人として、ビジネスでは片腕としてマークを支えてきたTVプロデューサーのケイ・フリーストンは、マークとともにニューヨーク支局でのポストを期待し、そうでなければロス支局での地位向上を望む。
 しかし、マークはケイとの関係清算を決断し、ビジネス的にも今後は不要、尚且つ昇格させるにも能力不足と言い放ち、ケイを激怒させてしまう。
 復讐を誓ったケイだが、上昇志向の強い彼女は、自分を容疑圏外に置くことを画策し、秒単位でのギリギリのアリバイ工作を図り、マークを亡き者にしようと挑むのだが・・・。


まあねえ。色々言われる理由もわかるんですよ。


以下それなりにネタバレ。


まあこのマークと言う奴は、はっきり言って糞野郎で、ケイが激怒する理由もわかります。
先進のアメリカとはいえ1970年代でまだまだ男性が支配的な社会、そこで出世に不倫にもがくキャリアウーマンのケイは、必死かつある意味健気で視聴者の心を打つ。

だから、展開がコロンボらしくないんじゃないのー?という意見多数。
余裕たっぷりの上流階級が自分の欲得づくで殺人犯して、それをブルーカラーのコロンボがやっつけるという点に、”刑事コロンボ”の爽快感があったわけで。
それを、いかに高給取りとはいえ、刑事と同じくサラリーで働くTVプロデューサーが、そこまでエグゼクティブかいな、と。

まあ、日本のTVプロデューサーは大したエグゼクティブらしいが(笑)、億万長者がゴロゴロのアメリカでは、それくらいの地位ではセレブとは到底呼べまいよ。

しかもケイはまだまだ出世途上で、「ようやくここまで這い上がってきたのに・・・!」という悲壮感たっぷり。
もともとピーター・フォークはセレブ犯人を苛め抜くような演技をして、視聴者のブルーカラーから拍手喝采を受けていたのだが、それを日本人好みに柔らかくオブラートに包んだ小池朝雄さんの吹き替えを以ってしても、この回では、捜査の熟達した名人が犯罪初心者の小娘をイタぶる!感が突出しすぎて、逆に可哀想になってしまうという。

最後の追い詰め方もいつものコロンボ流儀で見事なトリックなのだが、もう、ここまでくると、横綱が前頭十枚目あたりを正面からガッチリ受け止めて、豪快に上手投げ繰り出すような一方的な試合展開、「もうやめて!ケイちゃんのライフは零よ!」的な悲惨さになってしまうので、いまいち人気がないのも分かる作品ではある。

1970年代も後半に入り、コロンボのスタッフも徐々に入れ替えが進んで、ウーマンリブその他の世相に敏感になり、リアリティ溢れる犯人像を追求した結果、どうしてこうなった!的な結末になってしまった訳ではあるが、庶民離れしたエグゼクティブという存在自体が一般的な感覚では非現実的になってきて、コロンボの世界も様変わりせざるを得なかった、ということなのかも知れない。


とはいえ、そういったバックボーンの部分をバッサリ度外視して本格推理的な視点で見ると(笑)、犯人の追い詰め方はなかなか良くできたトリック。
過去のコロンボで使われている手法の応用ではあるのだけれど、演出が巧く、それとはなかなか気付かせない作りになっているので、コロンボの狙いが分かった時の面白さは十分にある。

犯人の造形としては異色作なんだけど、ミステリとしての面白さは(旧作末期であるにも関わらず)コロンボらしい典型的な作品。

コロンボを本格推理としてみる自分のような一派から見れば、十分評価できる作品ではある。
posted at 2013/07/04 23:03:11
lastupdate at 2013/07/15 4:04:07
修正
 
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