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2013/06/30
刑事コロンボ「愛情の計算」について

駄作シリーズは後々取り上げるつもりだったんだが・・・。

「毒のある花」か「アリバイのダイヤル」あたり・・・・。
赤かぶ検事氏よりリクエストが入ったので、一応取り上げてみる。

もともとこのブログでコロンボを取り上げたのは、評価の分かれるいくつかの話を、本格推理の目から積極的にプラス評価しよう、というのが主眼にあったので、正直、駄作は後々に一つくらい取り上げるだけで止めておこうと思っていたのだが。

まあ、上記二タイトルに負けず劣らず、初期コロンボシリーズの中では珍しい、トップクラスの駄作。第一シーズンの「ホリスター将軍のコレクション」もなかなかの質落ちだが、あれは謎解き部分が壊滅的なだけで、話はまずまず見られるので、それに比べても今上げた三タイトルは問題作である。

もっとも、”新・刑事コロンボ”では、これくらいのレベルの作品が目白押しなわけだが。困ったもんだ。逆に言えば、旧シリーズでは、上に挙げたいくつかのような駄作は、本当に少数派だという事。


以下あらすじ。

政府関係者にも情報を提供する優秀なシンクタンクを運営する所長のマーシャル・ケイヒルだが、息子ニールは親に似ずいまひとつ不出来な男で、ケイヒルは延々と悩まされていた。
それでもニールの書いた論文が晴れて顕彰されることとなり、研究者としての独り立ちに目処が付いたと思われた。
その矢先、ケイヒルは、同僚のニコルソン教授から、ニールの論文が盗作であることを告げられる。
ニコルソンから、受賞辞退を行ない、盗作の公表を行わない限り、こちらから暴露を行うとの宣告を受けたケイヒルは、息子の将来を危惧し、口封じのためにニコルソンの殺害を行う。
麻薬中毒者の錯乱した上での犯行という風に偽装を行ったケイヒルだが、捜査に着手したコロンボは、次々と不審な点を発見する。


リンクとレビンソンの愛弟子とも言える、コロンボシリーズで優秀な脚本をものしているスティーブン・ボチコがライティングに参加している割には、グッダグダなストーリー。


以下、ネタバレそれなりにあり。



推理小説家の山村美紗女史は、新発売の家電などを殊の外好み、新発売のツールがあるとすぐに買い揃えたという話だが、理由は、その品物が、小説の中にトリックとして織り込めないかどうか、考えるためだったという。
コロンボの製作方もこの手の新しいガジェットは割と好む方で、その当時その当時で開発された新発明を、比較的作中に盛り込む方である。
こういう事柄は推理モノの実作家としては、ある意味、性癖、手癖のようなものなのかも知れない。

本作もそういう感がいささかあり、当時本格採用されはじめたコンピュータによる重要事象のシミュレーションとか、人の労働を完全に代替するロボットとか、そういうものが時代を感じさせる内容になっている。

また、そのロボットが、映画「禁断の惑星」で使われたロビーだったり、そのロボットを操る天才少年の名前が”スティーブン・スペルバーグ”だったり、ケイヒルを演じたホセ・ファーラーが、アカデミー賞俳優だったりと、映画ファンならニヤリとする設定で満ちている。

って、オイ! その映画ファンに対するニヤリというお遊びだけで乗り切ろうとしただろ!
という作品・・・・。

スピルバーグは、コロンボの第三作であり、レギュラーシリーズ第一作だった「構想の死角」を監督した関係者であり、しかもそれが監督デビュー作だったというのだから、コロンボスタッフの慧眼さが分かるというものだが、撮影当時、彼はスタッフからからかい混じりに”天才少年”と呼ばれていたそうで、本作の”天才少年スペルバーグ”というのは完全に内輪ウケパロディだった訳。

まあ内輪ウケパロディはコロンボ全体にそこかしこ見えるので、そういった点を探すのもファンの楽しみだったりするのだが、「愛情の計算」並にシナリオが酷いと、「内輪ネタを挟み込む前に、色々やることがあるだろ」という話になってしまう。


まあ何が酷いって、天才的な所長の癖に、犯す殺人は穴だらけだわ、アリバイに使うガジェットが、もう何と言うか、「新しい殺人でしょ!」と言わんばかりにこれ見よがしなのが鬱陶しいというか、その割に、解決方法自体は殺人方法とは何の関係も無く、昔から普通に犯罪ドラマ(非推理ドラマ)でありがちなマンネリ手法で、コロンボの頭脳のキレを魅せた爽快な方法、というよりも、「日本製二時間サスペンスか!」と突っ込みいれたくなるようなラストだったりとか、不満の残る展開ばかり。

特に、落ちの解決方法は、コロンボとしては異例の追い詰め方。いや、そういう手法でいくなら、そういうコンセプトのドラマにしとけよ、という感じなのだが。
ある意味、なんのトリックもロジックもない、そのコロンボの追い詰め方が、コロンボらしくなくて驚きでしょ?と言われたら、もうなーんも返す言葉はないのだが。

ミステリファン以外の視聴者からも、本格推理ファンの目からも、共通して評価が低いというのは、旧作コロンボシリーズの中には本当に数が少ないのだが、残念ながら本作はそういう一作になってしまっている。

こんなもんでいいですか、赤かぶさん。
posted at 2013/06/30 21:35:23
lastupdate at 2013/07/03 1:16:31
修正
 
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Comments
ありがとう。 無理なお願いをして、すまんかった。

それにしても、詳しい解説というか論評というか、内容の濃さに頭が下がる。
おかげで、久しぶりに 「愛情の計算」 を見たくなってきたわ。
by 赤かぶ検事
at 2013/06/30 21:51:25
 
いやぁ言いたいこと書ききるというのはなかなか難しい。

まあ、なるべく「その作品見たい」と思わせるような内容にしたいので、お前さんがそう言うならまあ上出来なんだろう。
by 山口 浩
at 2013/07/01 22:12:43
 

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