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おっさんらしく色々人間ドックで引っかかりながらも、長生きしたいオタク・・・。
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■ Re:MSXのライバルたち その6。 PC-8001mk2SR
└ カズ at 2013/02/20 2:52:23
└ バビロン王 at 2013/02/20 10:12:07
└ 山口 浩 at 2013/02/20 22:16:27
└ バビロン王 at 2013/02/21 9:47:41
└ 山口 浩 at 2013/02/22 0:50:23
└ カズ at 2013/02/20 2:52:23
└ バビロン王 at 2013/02/20 10:12:07
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└ 山口 浩 at 2013/02/22 0:50:23
■ Re:パワハラ問題つづく
└ おっちゃん at 2018/11/09 18:05:07
└ 山口 浩 at 2018/11/26 23:25:14
└ おっちゃん at 2018/11/28 23:14:52
└ おっちゃん at 2018/11/09 18:05:07
└ 山口 浩 at 2018/11/26 23:25:14
└ おっちゃん at 2018/11/28 23:14:52
2013/02/19
MSXのライバルたち その6。 PC-8001mk2SR
[オールドPC関連]
・
相変わらず需要無視のシリーズ第6弾、MSXのライバル達、今回はPC‐8001mk2SR。
この機種は厳密にはMSXのライバルという意味合いとはちょっと違ってくるかも知れないのだが。
NECのPC-8001といえば、シャープのMZ-80系、日立のベーシックマスターと並んで日本のパソコン創世期を支えた元祖御三家の一つ。
NECはPC-6001の項目でも述べたとおり、秋葉原にBit-innというアンテナショップを持っており、ここでユーザーのニーズをキャッチする事に他メーカーよりも優れていた。また、早い時期から全国にパソコン販売チェーンを構築するなど、パソコン文化の普及に余念がなかった。
それはホビーユース、ビジネスユースの両面に渡り、日本の市場でNECのパソコンが長く家庭用、企業用に活躍する下地をつくった原動力と言えるものだった。
PC-8001といえば、NECが最も早期に世に問うたパソコンであり、逆に言えば荒削りな素材そのもので、ユーザーに、「とにかくビジネスでもホビーでも、使いたい形で使ってください」と放り投げたようなマテリアルだった。
んで、ユーザーのフィードバックにより、より高性能なPC-8801が開発され、ビジネスユースにターゲットを絞ったPC-9801が開発され、ホビー系列にはPC-6001系が開発され、と細分化していく中で、PC‐8001系というのはどんどん立ち位置が微妙になっていった感がある。
拡散し切った8ビット系を整理して16ビットのPC-9801に市場を統合するため、8ビット各グレードの最終体型として用意したのが、恐らくSRシリーズ。
PC-8801mk2SRを筆頭に、PC-8001mk2SR、PC-6601SR、PC-6001mk2SRと、ずらりと8ビット機種にSRで4兄弟並べて来た。発売時期は1985年。
このうち、PC-8001mk2SR、PC-6601SR、PC-6001mk2SRは、恐らくNECの期待どおり8ビット機種の打ち止めとしてこれ以上の伸長は望めずにうまく切り上げることが出来たのだが、何とPC-8801mk2SR路線は馬鹿当たりしてしまい、PC-9801との2枚看板路線が結局90年代初頭まで続いてしまうという結果に。
そんなこんなでSR次男坊のPC-8001mk2も結局全然伸びずに終わったのだが、現在の目から見ると、当時ではかなり魅力的なスペック。
CPUは相変わらずのZ80系だが、グラフィックは640×200の解像度で8色と上位高級機と変わらない上に、320×200の8色表示という低解像度モードも搭載。他のSRシリーズと同様にFM音源を搭載し、音楽機能面でも劇的に強化されていた。
これで108000円というのだから、コストパフォーマンスはなかなかのもの。
低解像度モード(320×200)のスピードは快速だったようで、ゼビウス、パックランド、ハイパーオリンピックなど、PC-8801系があまり得手ではなかったアクションゲームが楽々移植され、上位御三家の中ではアクションゲームを得意としていたX1をも上回る性能を見せ付けていたが、いかんせんNECのホビーパソコンの主流はPC-8801mk2SR系に完全に移っており、結局実力が発揮される事はなかった。
せめて640×200で8色モードの時に、PC-8801と互換性があれば共用ソフトも増えてもうちょっと延命できたかもしれないが、NECは下位機種が上位機種と同等の性能を持つようになっても、ユーザー住み分け戦略のためにわざと互換性をなくしてしまう癖があるので、結局袋小路を沢山作ってしまうという欠点がある。(PC88VAとPC-98とかね。)
PC8001mk2SRは8ビットマシンの中では相当なポテンシャルを持っていた実力派だと思うが、結局NECの戦略によって仇花的に終わってしまった。
MSXのライバルというには随分意味合いが違うが、一応性能比較。
CPUは同じZ80系だが、グラフィック等の処理速度はPC-8001mk2SRの方が圧倒的に上だろう。グラフィックの美麗さそのものもPC-8001mk2SRが圧勝。発色数はMSXの方が上だが、これはFM-7と同じく解像度で補えるのでアドバンテージなし。スプライトなどの特殊機能については、PC-8001mkSRは特別保持していないが、ゼビウスやパックランドの出来を見ると、スプライトなしでもアクションゲームに対応できる性能を十分に持っており、これまたMSXの勝ち目は薄い。音楽機能もFM音源装備のPC-8001mk2が圧勝。汎用性では、設計自体はMSXの方が巧妙だが、PC-8001シリーズには発売以来の連綿とした周辺機器の歴史があるので、かろうじてMSXが互角に持ち込んだか、くらいのものだろう。
少なくともMSX1規格の太刀打ちできる機種ではないわな。しかし、PC-8001mk2SRは発売年が1985年という事で、それならMSXも2規格のマシンが発売されているし、登場時期を考えれば、止むを得ない機能差だとも言える。
PC-8001mk2SR最大の欠点は、ほとんど普及しなかった事・・・。これに尽きると思われ。面白いマシンだったと思うのだが、コンピューターはソフトがなければ活用できない。こればかりはしょうがないだろう。
相変わらず需要無視のシリーズ第6弾、MSXのライバル達、今回はPC‐8001mk2SR。
この機種は厳密にはMSXのライバルという意味合いとはちょっと違ってくるかも知れないのだが。
NECのPC-8001といえば、シャープのMZ-80系、日立のベーシックマスターと並んで日本のパソコン創世期を支えた元祖御三家の一つ。
NECはPC-6001の項目でも述べたとおり、秋葉原にBit-innというアンテナショップを持っており、ここでユーザーのニーズをキャッチする事に他メーカーよりも優れていた。また、早い時期から全国にパソコン販売チェーンを構築するなど、パソコン文化の普及に余念がなかった。
それはホビーユース、ビジネスユースの両面に渡り、日本の市場でNECのパソコンが長く家庭用、企業用に活躍する下地をつくった原動力と言えるものだった。
PC-8001といえば、NECが最も早期に世に問うたパソコンであり、逆に言えば荒削りな素材そのもので、ユーザーに、「とにかくビジネスでもホビーでも、使いたい形で使ってください」と放り投げたようなマテリアルだった。
んで、ユーザーのフィードバックにより、より高性能なPC-8801が開発され、ビジネスユースにターゲットを絞ったPC-9801が開発され、ホビー系列にはPC-6001系が開発され、と細分化していく中で、PC‐8001系というのはどんどん立ち位置が微妙になっていった感がある。
拡散し切った8ビット系を整理して16ビットのPC-9801に市場を統合するため、8ビット各グレードの最終体型として用意したのが、恐らくSRシリーズ。
PC-8801mk2SRを筆頭に、PC-8001mk2SR、PC-6601SR、PC-6001mk2SRと、ずらりと8ビット機種にSRで4兄弟並べて来た。発売時期は1985年。
このうち、PC-8001mk2SR、PC-6601SR、PC-6001mk2SRは、恐らくNECの期待どおり8ビット機種の打ち止めとしてこれ以上の伸長は望めずにうまく切り上げることが出来たのだが、何とPC-8801mk2SR路線は馬鹿当たりしてしまい、PC-9801との2枚看板路線が結局90年代初頭まで続いてしまうという結果に。
そんなこんなでSR次男坊のPC-8001mk2も結局全然伸びずに終わったのだが、現在の目から見ると、当時ではかなり魅力的なスペック。
CPUは相変わらずのZ80系だが、グラフィックは640×200の解像度で8色と上位高級機と変わらない上に、320×200の8色表示という低解像度モードも搭載。他のSRシリーズと同様にFM音源を搭載し、音楽機能面でも劇的に強化されていた。
これで108000円というのだから、コストパフォーマンスはなかなかのもの。
低解像度モード(320×200)のスピードは快速だったようで、ゼビウス、パックランド、ハイパーオリンピックなど、PC-8801系があまり得手ではなかったアクションゲームが楽々移植され、上位御三家の中ではアクションゲームを得意としていたX1をも上回る性能を見せ付けていたが、いかんせんNECのホビーパソコンの主流はPC-8801mk2SR系に完全に移っており、結局実力が発揮される事はなかった。
せめて640×200で8色モードの時に、PC-8801と互換性があれば共用ソフトも増えてもうちょっと延命できたかもしれないが、NECは下位機種が上位機種と同等の性能を持つようになっても、ユーザー住み分け戦略のためにわざと互換性をなくしてしまう癖があるので、結局袋小路を沢山作ってしまうという欠点がある。(PC88VAとPC-98とかね。)
PC8001mk2SRは8ビットマシンの中では相当なポテンシャルを持っていた実力派だと思うが、結局NECの戦略によって仇花的に終わってしまった。
MSXのライバルというには随分意味合いが違うが、一応性能比較。
CPUは同じZ80系だが、グラフィック等の処理速度はPC-8001mk2SRの方が圧倒的に上だろう。グラフィックの美麗さそのものもPC-8001mk2SRが圧勝。発色数はMSXの方が上だが、これはFM-7と同じく解像度で補えるのでアドバンテージなし。スプライトなどの特殊機能については、PC-8001mkSRは特別保持していないが、ゼビウスやパックランドの出来を見ると、スプライトなしでもアクションゲームに対応できる性能を十分に持っており、これまたMSXの勝ち目は薄い。音楽機能もFM音源装備のPC-8001mk2が圧勝。汎用性では、設計自体はMSXの方が巧妙だが、PC-8001シリーズには発売以来の連綿とした周辺機器の歴史があるので、かろうじてMSXが互角に持ち込んだか、くらいのものだろう。
少なくともMSX1規格の太刀打ちできる機種ではないわな。しかし、PC-8001mk2SRは発売年が1985年という事で、それならMSXも2規格のマシンが発売されているし、登場時期を考えれば、止むを得ない機能差だとも言える。
PC-8001mk2SR最大の欠点は、ほとんど普及しなかった事・・・。これに尽きると思われ。面白いマシンだったと思うのだが、コンピューターはソフトがなければ活用できない。こればかりはしょうがないだろう。
posted at 2013/02/20 0:47:15
lastupdate at 2013/05/21 0:12:36
【修正】
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Comments
by カズ
at 2013/02/20 2:52:23
一応ツッコミ。価格の桁を間違えている。
SRはどれも良い機体だったな。縁はなかったが。
SRはどれも良い機体だったな。縁はなかったが。
by バビロン王
at 2013/02/20 10:12:07
>>カズさん
御来訪ありがとうございます。需要少ない内容でリアクションいただけて嬉しく思います(笑)。
今後ともお見捨てなきようお願いいたします。
>>バビロン王
指摘多謝。修正した。
御来訪ありがとうございます。需要少ない内容でリアクションいただけて嬉しく思います(笑)。
今後ともお見捨てなきようお願いいたします。
>>バビロン王
指摘多謝。修正した。
by 山口 浩
at 2013/02/20 22:16:27
ついでに。
別にあら探しをしているわけではないのだが、数字部分はぱっと
見で気が付きやすいので。
FM-7の回で、下記記載があった。
値段はFM-8の21万8000円から8万2000円も安い、12万8000円。
9万2000円安い12万6000円ではないかね。
別にあら探しをしているわけではないのだが、数字部分はぱっと
見で気が付きやすいので。
FM-7の回で、下記記載があった。
値段はFM-8の21万8000円から8万2000円も安い、12万8000円。
9万2000円安い12万6000円ではないかね。
by バビロン王
at 2013/02/21 9:47:41
済々指摘すまぬ。修正した。
by 山口 浩
at 2013/02/22 0:50:23
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by ロレックススーパーコピー
at 2019/04/09 7:12:38
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いつも楽しくブログをみています。NECといえばバザールでゴザールぐらいしか知りませんがなんだか楽しく読んでいます