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2013/06/24
刑事コロンボ「5時30分の目撃者」について

コロンボの作品評、第二回は、これまた評価の分かれる「5時30分の目撃者」について。

以下あらすじ。

マーク・コリア医師は、富裕層の顧客を何人も抱える腕利きの精神科医。その方面では知られた名うてのカウンセラーだ。
コリアは、若くて美しい富豪夫人のナディア・ドナーも患者として抱えていたが、その実、彼女と不倫関係を持ち、度々ドナー家の別荘で逢瀬を楽しんでいた。
しかし、それを察知した老富豪の夫、カール・ドナーが罠を張り、別荘にて密会の現場を押さえるという、今流行の某矢ロ状態に。
言い合いになったコリアとカールだが、はずみでコリアはカールを殺害してしまう。

錯乱するナディアをコリアは何とかなだめ、強盗による殺人というニセのシナリオをでっち上げたコリアは、その筋で演技する事をナディアに承服させ、自身は慌しく別荘を去るのだが・・・。


賛否両論真っ二つ。特に、ミステリマニア以外からの支持が危うい作品。
また、ミステリ好きでも、疑義を呈する人間もいる。

個人的には、大いに支持したい作品。


以下、ネタバレあり、注意。



まあ、なんで支持が危ういかというと、
「大仰な謎解きをやった割には、証明できた内容の成果が薄い」「あれでは、殺人の公判を維持するのは難しいのではないか」という意見。

確かに、おっしゃるとおり。証明できたのは、「殺人現場の犯行時刻に、容疑者がその場にいあわせた」という事だけ。直接証拠は何も無いし、状況証拠とのあわせ技を繰り出しても、何とか傷害致死にもっていけるかどうか、という程度。

まあしかし、個人的な意見を言わせてもらえれば、本格推理に、公判の維持だとか、有罪にできるかどうかだとか、そんな事がミステリとしての完成度と一体何の関係があるんだい? という極論(笑)。
いやこれが、”ペリー・メイスン”だとか”逆転裁判”だとか、法廷ミステリだったら話は別なんだが。

この手のミステリでは、探偵が証明したいことが、探偵の手によってちゃんと証明できていれば、それでいいと思うのだ。
コロンボがやりたかった証明は、まさに、「容疑者が、殺人現場の犯行時刻、その場にいた」という事であり、これはバッチリと証明されている。

しかも、犯人も、視聴者も、あっと驚く方法で。

犯人も視聴者も、コロンボの奇襲戦法によってかなり混乱するはずである。「なぜ?」「まさか?」「どうして?」と。
そして、ガードがガラ空きになった犯人の顎に、コロンボは鋭い左フックのような鮮やかな解決方法を叩き込む。「コリア先生、逮捕状です」

たしかに、法廷まで持ち込んだらどうなるか分からんけどさあ、「その場にオレは居なかった」というのが犯人の一貫した主張なわけで、それを叩き崩したコロンボの痛快さは何者にも変えがたい。

推理小説のアリバイ崩しというのは、普通、「現場にいなかった」という偽装を突き崩すものだが、こちらは、「現場にいた」という事を証明するのだから、こっちの方が確証としては上のはずなのだが(笑)。

現場不在証明ならぬ、現場在場証明を見事にやってのけたコロンボの面白さ、積極的に評価したいわけ。
posted at 2013/06/24 19:30:52
lastupdate at 2013/06/24 19:31:30
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