2018 / 03 «« ■ »» |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
meaning of mark :: nothing , comment , trackback , comment and trackback
Pageview
Online Status
Profile
おっさんらしく色々人間ドックで引っかかりながらも、長生きしたいオタク・・・。
ブログ自体はバージョン4。
ブログ自体はバージョン4。
Menu
RSS & Atom Feed
Pickup Photo!
2017/11/20 :: 杉本一文画伯の画集発売
杉本一文画伯の画集が22日から発売、アマゾンなどでも購入できるが、先に述べた記事でも書いたが、個展では先行発売なされていたので、購入してきた。
その二冊を画像アップ。
!!$img1!!
!!$img2!!
杉本一文画伯の画集が22日から発売、アマゾンなどでも購入できるが、先に述べた記事でも書いたが、個展では先行発売なされていたので、購入してきた。
その二冊を画像アップ。
!!$img1!!
!!$img2!!
all photo
Recent Diary
F1開幕edit
Recent TrackBack
Recent Comments
■ Re:もし
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/04 23:00:53
└ 山口 浩 at 2017/06/06 22:27:57
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/07 0:09:51
└ 山口 浩 at 2017/06/09 0:39:19
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/04 23:00:53
└ 山口 浩 at 2017/06/06 22:27:57
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/07 0:09:51
└ 山口 浩 at 2017/06/09 0:39:19
■ Re:1988年2月、では何を買うべきだったのか?
└ `バビロン王 at 2015/01/09 8:03:50
└ 山口 浩 at 2015/01/11 23:04:17
└ 同じ境遇の者です! at 2016/04/18 10:20:19
└ 山口 浩 at 2016/04/20 0:03:53
└ `バビロン王 at 2015/01/09 8:03:50
└ 山口 浩 at 2015/01/11 23:04:17
└ 同じ境遇の者です! at 2016/04/18 10:20:19
└ 山口 浩 at 2016/04/20 0:03:53
■ Re:福井市の1980年代PC事情
└ バビロン王 at 2016/02/02 21:56:24
└ 山口浩 at 2016/02/04 23:16:39
└ バビロン王 at 2016/02/07 17:59:21
└ バビロン王 at 2016/02/02 21:56:24
└ 山口浩 at 2016/02/04 23:16:39
└ バビロン王 at 2016/02/07 17:59:21
■ Re:MSXのライバルたち その7。 MZ-1500
└ バビロン王 at 2013/02/22 10:08:17
└ 山口 浩 at 2013/02/23 1:38:07
└ へ? at 2016/01/30 15:08:54
└ 山口 浩 at 2016/01/30 22:13:11
└ バビロン王 at 2013/02/22 10:08:17
└ 山口 浩 at 2013/02/23 1:38:07
└ へ? at 2016/01/30 15:08:54
└ 山口 浩 at 2016/01/30 22:13:11
■ Re:疲れる
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:12:58
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:13:25
└ 山口 浩 at 2015/11/02 22:16:01
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:12:58
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:13:25
└ 山口 浩 at 2015/11/02 22:16:01
2013/06/22
刑事コロンボ「策謀の結末」について
[映画]
・
”刑事コロンボ”の作品評、まずは、第45作、「策謀の結末」から。
のっけから旧作シリーズの最終回という(笑)。
でも最近改めて見直したので、取り上げてみた。
以下あらすじ。
北アイルランドの移民として身を起こしたジョー・デブリンは、今や全米でベストセラーを飛ばす著名な作家、詩人となった。しかし、彼は、北アイルランドの反政府組織へ武器を密輸するテロリストの一味としての裏の顔を持っていた。
今回も武器の仲買人と、大量のマシンガンの買い付けで契約に合意を見たが、仲買人は購入資金を持ち逃げ、高飛びを謀っていた。
義憤に駆られたデブリンは、仲買人を殺害するが、これで武器買い付けの話が頓挫してしまう。
仲買の過去の実績から、元売りがいると睨んだデブリンは、武器元売りに接触しようと活動を開始するのだが・・・・。
殺人と、武器の密輸という二つの犯罪に、刑事コロンボが立ちはだかる。
本作品の巷間評は、ミステリとしてのインパクトは弱いが、魅力的な犯人像と、それと対決するコロンボとの丁々発止の遣り取りに面白みがあるとされ、話の出来はともかく、ミステリとしての評判はイマイチである。特に、それほどミステリファンじゃない人にそういう捕らえられ方をしている。
個人的には、しっかりとした作りの、ミステリ要素をふんだんに含んだ秀作だと思っているのだが、なぜ、そういった評判になるのか、少し考察してみた。
以下、それなりに ネタバレ が続くので、未見の人はご注意を。
まず、殺人の謎解きと逮捕にまるでインパクトがない、という事実が挙げられる。これは、理由を列挙すると、
1.出てくる証拠が唐突で、前振りも伏線もヘッタクレもない。視聴者に前知識がなければ、事前に察知できない。
2.純然たる科学捜査で実証される証拠なので、コロンボならでは、という要素が少ない
3.犯人が証拠を突きつけられ、御用になっても実に泰然としたもので、コロンボにしてやられた感がない
の3点なのではないか、と思う。
2については、証拠を絞るまでの前段階でのコロンボの推理はあるが、肝心の証拠は科学捜査の賜物であることは間違いない。
3についても、犯人の肝は武器輸出が成功すればそれで良いのであって、自分が捕まっても悔いはない、という諦観が結果的に逮捕劇をマイルドなものにしている。
殺人の謎解き、逮捕については、自分もインパクトの無さは十分に認めるところであるが、ぶっちゃけ、この作品のミステリ要素においては、殺人の捜査と逮捕というのは、あくまでサブ要素であって、はっきり言って全く重視されていないと思うのだ。
別に、殺人の捜査、証拠、逮捕だけがコロンボのミステリ要素を成立させる道具ではないし、また、ミステリと言えば、殺人とそれに呼応した謎解き!というものばかりではない。
ミステリに慣れ親しんだ方ならすぐに分かる事だと思うが、逆に他のミステリ作品に触れない人には、”殺人=ミステリ”というような、固定観念があるのではないか?と思う。
そこで、捜査、証拠、逮捕にインパクトがないと、「なんだ、ミステリ要素が薄いじゃん」と感じてしまうのではなかろうか。
ただ、この作品の本丸は、殺人ではなくて、もう一つの犯罪、武器の密輸を如何に阻止するか、についてである。
殺人の証拠の方が、前振りも手がかりもなく、唐突に登場したのに対して、こちらは前振りビンビンである。コロンボと犯人が交錯する過程において、「これが重要な手がかりですよ」という前振りがたっぷりと描かれている。
加えて、その手がかりが終盤で形を現す展開になるという、典型的本格ミステリの要素をふんだんに含んだもので、視聴者に対しても十分フェアなところで、「さあ、コロンボはどうやって武器の輸出を見破ったのでしょうか」という謎掛けになっている。
コロンボが、有料の観光用双眼鏡で、貨物船の全景を眺めるとき、双眼鏡に映る視野は視聴者にも同じように提供される。
そして、「やっぱ何にも怪しいところは見つからないなあ・・・」と望遠鏡をフラフラさまよわせるコロンボの姿に映像は戻るのだが、この後、コロンボは双眼鏡をギュン!とある方向に高速で移動させ、双眼鏡から目を離し、「そうか・・・・そうだったのか!」という表情を浮かべる。
最初に提示された双眼鏡の映像と、コロンボが最後に双眼鏡を向けた方向で、
「さあ、コロンボは何を見つけたのでしょう?」という視聴者への挑戦になっているわけだ。
これは完璧な本格ミステリの手続きを踏襲したもので、旧作最終作にして、コロンボのスタッフが本格スピリットをいささかも疎かにしていない良い証左になると思う。
この謎解きに不満があるとすれば、「あの証拠、見辛すぎねえ? あれだと別なモノに見えるわ」という事だろうか(笑)。
しかし、その不満を勘案しても、全体的には、いかにもしっかりした、本格ミステリとしての謎解きを含んだ良作だと思うのだ。
”刑事コロンボ”の作品評、まずは、第45作、「策謀の結末」から。
のっけから旧作シリーズの最終回という(笑)。
でも最近改めて見直したので、取り上げてみた。
以下あらすじ。
北アイルランドの移民として身を起こしたジョー・デブリンは、今や全米でベストセラーを飛ばす著名な作家、詩人となった。しかし、彼は、北アイルランドの反政府組織へ武器を密輸するテロリストの一味としての裏の顔を持っていた。
今回も武器の仲買人と、大量のマシンガンの買い付けで契約に合意を見たが、仲買人は購入資金を持ち逃げ、高飛びを謀っていた。
義憤に駆られたデブリンは、仲買人を殺害するが、これで武器買い付けの話が頓挫してしまう。
仲買の過去の実績から、元売りがいると睨んだデブリンは、武器元売りに接触しようと活動を開始するのだが・・・・。
殺人と、武器の密輸という二つの犯罪に、刑事コロンボが立ちはだかる。
本作品の巷間評は、ミステリとしてのインパクトは弱いが、魅力的な犯人像と、それと対決するコロンボとの丁々発止の遣り取りに面白みがあるとされ、話の出来はともかく、ミステリとしての評判はイマイチである。特に、それほどミステリファンじゃない人にそういう捕らえられ方をしている。
個人的には、しっかりとした作りの、ミステリ要素をふんだんに含んだ秀作だと思っているのだが、なぜ、そういった評判になるのか、少し考察してみた。
以下、それなりに ネタバレ が続くので、未見の人はご注意を。
まず、殺人の謎解きと逮捕にまるでインパクトがない、という事実が挙げられる。これは、理由を列挙すると、
1.出てくる証拠が唐突で、前振りも伏線もヘッタクレもない。視聴者に前知識がなければ、事前に察知できない。
2.純然たる科学捜査で実証される証拠なので、コロンボならでは、という要素が少ない
3.犯人が証拠を突きつけられ、御用になっても実に泰然としたもので、コロンボにしてやられた感がない
の3点なのではないか、と思う。
2については、証拠を絞るまでの前段階でのコロンボの推理はあるが、肝心の証拠は科学捜査の賜物であることは間違いない。
3についても、犯人の肝は武器輸出が成功すればそれで良いのであって、自分が捕まっても悔いはない、という諦観が結果的に逮捕劇をマイルドなものにしている。
殺人の謎解き、逮捕については、自分もインパクトの無さは十分に認めるところであるが、ぶっちゃけ、この作品のミステリ要素においては、殺人の捜査と逮捕というのは、あくまでサブ要素であって、はっきり言って全く重視されていないと思うのだ。
別に、殺人の捜査、証拠、逮捕だけがコロンボのミステリ要素を成立させる道具ではないし、また、ミステリと言えば、殺人とそれに呼応した謎解き!というものばかりではない。
ミステリに慣れ親しんだ方ならすぐに分かる事だと思うが、逆に他のミステリ作品に触れない人には、”殺人=ミステリ”というような、固定観念があるのではないか?と思う。
そこで、捜査、証拠、逮捕にインパクトがないと、「なんだ、ミステリ要素が薄いじゃん」と感じてしまうのではなかろうか。
ただ、この作品の本丸は、殺人ではなくて、もう一つの犯罪、武器の密輸を如何に阻止するか、についてである。
殺人の証拠の方が、前振りも手がかりもなく、唐突に登場したのに対して、こちらは前振りビンビンである。コロンボと犯人が交錯する過程において、「これが重要な手がかりですよ」という前振りがたっぷりと描かれている。
加えて、その手がかりが終盤で形を現す展開になるという、典型的本格ミステリの要素をふんだんに含んだもので、視聴者に対しても十分フェアなところで、「さあ、コロンボはどうやって武器の輸出を見破ったのでしょうか」という謎掛けになっている。
コロンボが、有料の観光用双眼鏡で、貨物船の全景を眺めるとき、双眼鏡に映る視野は視聴者にも同じように提供される。
そして、「やっぱ何にも怪しいところは見つからないなあ・・・」と望遠鏡をフラフラさまよわせるコロンボの姿に映像は戻るのだが、この後、コロンボは双眼鏡をギュン!とある方向に高速で移動させ、双眼鏡から目を離し、「そうか・・・・そうだったのか!」という表情を浮かべる。
最初に提示された双眼鏡の映像と、コロンボが最後に双眼鏡を向けた方向で、
「さあ、コロンボは何を見つけたのでしょう?」という視聴者への挑戦になっているわけだ。
これは完璧な本格ミステリの手続きを踏襲したもので、旧作最終作にして、コロンボのスタッフが本格スピリットをいささかも疎かにしていない良い証左になると思う。
この謎解きに不満があるとすれば、「あの証拠、見辛すぎねえ? あれだと別なモノに見えるわ」という事だろうか(笑)。
しかし、その不満を勘案しても、全体的には、いかにもしっかりした、本格ミステリとしての謎解きを含んだ良作だと思うのだ。
posted at 2013/06/22 12:46:31
lastupdate at 2013/06/22 14:52:06
【修正】
Trackbacks
Comments
Post your Comment