ガールフレンドのシンディとLSDでハイになったブルーノは、ビルの屋上で空を飛ぶ幻覚を見る。しかし実際には彼は空を飛んでおらず、ビルの下に止めてあった車に転落していたのだった。
-本日のお客様-
ブルーノ・バスカヴィル・ウォルシュ 享年21歳
BRUNO BASKERVILLE WALSH (1951-1972)
妻リサの遺体が見つかり、自暴自棄になって酒場で乱闘騒ぎを起こし、自殺まで考えたネイト。行き場を求めて彼はブレンダの家に辿りついていた。ブレンダは彼を招き入れ怪我の介抱をし、リサの死を嘆くネイトを慰める。そして同じベッドで眠った2人は再び関係を持ってしまう。
翌朝、家に戻ったネイトは家族たちにリサの遺体が見つかったこと、そして死因は溺死だったことを報告する。ルースたちフィッシャー家の面々もまたリサの死を嘆く。その後サンタバーバラまで遺体にリサの遺体を引き取りに行ったネイトとデイヴだったが、長い間海を漂流していた彼女の遺体はひどく腐敗し、その臭いは車の窓を開けなければ耐えられない程だった。
リサの葬儀のため、アイダホから彼女の両親と妹のバーバラ、そしてその夫ホイトと彼らの子供たちであるミカエラ、双子のサイモンとショーンがF&Dを訪れた。ネイトは彼らとリサの葬儀について話し合うが、生前の処置もせずにそのまま埋葬して欲しいというリサの望みを叶えたいネイトと、代々の慣わしで火葬にしたいというリサの家族の意見は真っ向から対立してしまう。デイヴが仲裁に入るも、両者に納得の行く解決策を導き出すことは困難だった。結局ネイトが折れ、リサの遺体は火葬にされ、リサの家族は彼女の遺灰を持ってF&Dを去っていく。
リサの葬儀が終わり彼女の家族たちが帰った後、ネイトは1人車を走らせていた。砂漠の見晴らしのいい場所に辿り着いたネイトは車を降り、深い穴を掘り始める。そしてネイトはその穴にリサの遺体を埋葬し、大声で彼女の死を泣き叫んだ。実はリサの家族が持ち帰った遺灰は、長らくF&Dに保管されていたブルーノの遺灰だったのだ。
デイヴはキースとヨリを戻しつつあったが、再び元の関係に納まることに躊躇していた。リサの葬儀の後、2人は今後の関係について話し合う。そしてお互いに2人の関係を新しい視点で見る必要があり、本音で話し合う機会を持たなければ関係は改善しないという結論に達する。2人は仲直りし、デイヴはキースの家に戻った。またキースはホームセキュリティの仕事を辞める決心をする。
クレアはリサの死の寂しさから、拒絶し続けてきたラッセルに連絡をとった。そして彼の子を中絶したことを告白する。それを聞いたラッセルは、自分に相談なく子供を中絶したクレアに激怒し、自分たちの子供が死んだ悲しみを嘆く。
ブレンダはリサの葬儀に出向こうとしたが、ネイトにリサの家族が来ていてごたついているからと断られてしまう。その一方で向かいに住むジョーとの関係は進みつつあった。ジョーはあくまでも2人の関係は只のご近所付き合いと強調するが、ブレンダに求められ再びキスを交わす。
フェデリコはストリップクラブに行き、ソフィアと楽しんだことに罪悪感を感じていた。バネッサにはクラブに行った夜は仕事だったと嘘をつくが、その嘘を信じて「家族のために頑張ってくれている」と感謝する彼女に対し、罪悪感はますます募る。罪の意識から解放されたいフェデリコは教会を訪れ、神父に自分の罪を告白し懺悔する。しかし仕事の帰り、ストリップクラブの前にいたソフィアの姿を見かけたフェデリコは、彼女の姿に見惚れてしまう。
その一方で、バネッサの看護を口実にフェデリコの家に居座っていたアンジェリカがついにバネッサの意思で追い出され、フェデリコは歓喜する。
ネイト
「リサと永遠に一緒って気はしなかった。いつか終わる気はしてたんだ。…でも自分が悪者は嫌だった。リサとの関係を終わらせるのは俺じゃありませんようにって何度祈ったか…」
リサ
「私に薬品は使わないで」
「本気よ。薬漬けで箱に入れたりしないで、どこか広々とした場所に連れてって。例えば森とか、直接地面に埋めるの。それで大地と一体になれる」
アンジェリカ「私は姉さんに味方してきた!必要な時はいつでも!」
バネッサ「それは私も同じよ」
アンジェリカ「よく言うわ!自分に都合のいい時だけなくせして!」
ミカエラ
「家族になれてよかった」
第3シーズン最終話からそのままの時系列で突入した第4シーズン1話目。てっきり本日のお客様はリサで死の真相が語られるのかと思いきや、死因が判明したのみで、その死因も他殺、自殺どちらにも取れる溺死…。リサの死の真相の謎は深まるばかり。
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