2016 / 08 «« ■ »» |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
meaning of mark :: nothing , comment , trackback , comment and trackback
Pageview
Online Status
Profile
Menu
RSS & Atom Feed
Pickup Photo!
Recent Diary
岐阜へnew!
Recent TrackBack
Recent Comments
■ Re:新名神の橋桁落下
└ oharu at 2016/04/27 17:47:18
└ oharu at 2016/06/01 20:31:43
└ oharu at 2016/07/09 8:17:58
└ oharu at 2016/04/27 17:47:18
└ oharu at 2016/06/01 20:31:43
└ oharu at 2016/07/09 8:17:58
2016/04/28
海の色
[Life]
日帰りのつもりでオトーサンと出かけた潮岬。
山の中を抜けて行くルートは当時整備もされていなくて 一車線の荒れた道が延々と続いていて 着いた時には夕暮れになっていました。
仕方なく車中泊して 翌日潮岬灯台に寄って帰ったのでした。
その時に撮った一枚の写真を四つ切サイズに引き伸ばし 額に入れていました。
ある時 時折顔を覗かせに来ていた母がつかつかと傍にやってきました。
手にはその額が・・・
母「これ 何撮ったん?」
oharu「え?」
いきなりの質問に何が起きたか分からない。
母はもう一度「これ 何を撮ったん?」
oharu「海の色」
自分でも意外な程 はっきり答えました。
「ふうん」
それ以上は何も言わず額を元の場所に戻しました。
二人は何事もなかったみたいにお茶を飲んでケーキ食べて・・・
母は帰って行きました。
今も思い出す度に不思議です。
何を撮ったか分からなかった写真だった。多分そう・・だから聞いて来たのでしょう。
海の色との答えに何を思ったのでしょう。
きっと下手な写真をなんで引き伸ばしたんだ?位の感想だったと想像します。
海の色 瀬戸内である須磨の海はいつどこから見ても緑色でした。子供の頃は「きっと深いから・・」と思っていました。
太平洋である潮岬の海は真っ青でした。
その額の写真は道路縁から覗き込んで海と小さな岩とそれに砕ける小さな白波を撮ったものでした。
自分以外の人には何も感じさせないであろう普通の海の写真。
きっとオトーサンもなんで引き伸ばしたのか分からなかったと思います。
でもそれは今もワクワクさせてくれる大好きな光景であり色であり つい撮ってしまう構図でもあります。
ただ感動したあの時以上の色の写真は二度と撮れない様な気がしています。
たった一言でしたが 何を撮るか 撮りたいか それが重要なんだってことを母から教わりました。
母にその感動は伝わらなかったけど・・
そんな母の今日は一周忌。
*昨年 潮岬から・・
*この10日後に亡くなりました。やっぱりほんのちょっぴり因縁がある様に感じます。
posted at 2016/04/28 8:57:34
lastupdate at 2016/04/28 9:06:17
【修正】
Trackbacks
Comments
Post your Comment
Category
Pageview Ranking
Search