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» 「ガリレオの苦悩」読了。 date : 2009/01/19
正月休みにケン家来氏より東野圭吾「ガリレオの苦悩」を借りて読了。

「容疑者X」の事件を解いてから警察捜査に参加するのが嫌になったと言われる
湯川準教授であるが、本作中もなんだかんだで事件に引っ張り出されて解決に
貢献させられているので、物語構造としては、それほど以前と変わっていないだろう。

TVのワトソン役チェンジに合わせて草薙から内海にバトンタッチしているのは
「聖女の救済」でも同じ。

まあ以前と同じく不可思議な事件に対して湯川が科学的に合理的な解法を
示すというのも相変わらず、読み物としても既に完成しきったフォーマットであるので、
安定感はあるが目新しさはない。

論理的解法で面白いと思ったのが、「指標す」のダウジングについての解釈。
これは推理が極めて論理的で、導かれる真相も意外。実に面白い(笑)。

あとはいつもの東野節。好きな人は買いではないか。
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  posted at 2009/01/19 3:06:00
lastupdate at 2009/01/19 3:09:27
»category : 書評修正

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