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2004年11月12日

「純愛中毒」

うひょー、マダムのアイドルというのはわかる気がしましたよ>イ・ビョンホン
個人的には、ヨン様よりこちらの方が好き。ヨン様よりも若干野性味があるというか、でも一方でさらにヤサ男系というか。顔は甘い感じだけれど、若干悪い雰囲気もあったり。……ええと、本題に戻ろう(笑)

偶然、同時刻に別々の場所で事故に遭い重体となった兄弟。幸せだった兄嫁はどん底に落ち、1年後目覚めたのは義弟だけだった。ところが義弟は何故か兄の人格と記憶を持ち、自分は旦那だと言い張る。身体は義弟の旦那を、兄嫁は信じて愛することができるのか……というお話。

あー、ダメだ。毎回そうだけど、ネタバレなしで感想なんて書けない。というわけで、はじめて追記とやらを使用してみることにする。

イ・ビョンホンはやっぱり二役ということになるのかしら。お兄さんの言葉、行動、仕事。普通に考えたらありえない設定だから(兄の意識だけ弟に入りこむなんて!)そのままそれが真実だったら、ただのとんでも映画だよ、と思っておりましたが、そうでない場合の可能性としてはふたつ。

1.完全に弟が自分が兄であると思い込んでいる。
2.弟が兄のふりをしている。

しかしですね、1や2であった場合、何故弟は兄と兄嫁しか知らないはずのことを知っているのかというのが問題になってくる。そうすると、げ、ホントに兄貴なのか?という疑問が湧いてきて、でもそれではあまりにもくだらないし、兄がホントに亡くなる時には、意識も一緒に弟からなくなったりして……などという想像をしてみたり。

が、んなわけないのよね。
正直なとこちょっとがっかり。兄と兄嫁の関係ってまさしく純愛といった感じで、結婚してるのにラブレターを書きあったりとかするわけですよ。それなのにそれが弟の代筆だとはねえ。何か最後でいっきに兄貴の株ガタ落ちです。そりゃ兄貴はいい人ではあるけれども、だ。一途に兄を想う兄嫁は確かに純愛を貫いておるわな。だからこそ、弟のしかけた罠にまんまとはまってしまう訳だ。が、一番純愛中毒なのは、当然弟ということになる。何もかもを知った上で弟を受け入れようと決めた兄嫁はもう違うもんね。うー、つらいよなー。身体は手に入れたけど、心は兄に向かっていて、でも大切な兄嫁にとっては兄がいないということはものすごくつらいだろうから兄になりきろうと決意し、でも一緒に暮らせて子供もできてそれは幸せで、でもやっぱり罪悪感がつのって。そんな哀愁ただよう表情を(うげ、言葉にすると気持ち悪いが)、イ・ビョンホンがうまあく演じているわけですよ。素敵。あ、また話が逸れた。

本当のことを知られているということも知らずに、きっと弟はずっと兄として生きていくことになるのだろうけれど、それは兄嫁を手に入れた(本当に手に入れたかは別として)弟が支払った代償なのかもしれない。

投稿者 kaori : 2004年11月12日 23:59

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