2004年08月09日
そろばんの日
日付は変わったけれど、8月8日はパチパチの日、つまり「そろばんの日」です。
子供の頃、小学校2年生あたりから中学校1年生か2年生になるあたりまで、珠算を習っていた。その頃は、近所の子供達の過半数が同じ珠算教室に通っていたと記憶している。友達の姉から誘われて、両親に習いたいのだと訴えた。両親は、「必ず続けること」という条件つきで許してくれた。
毎週3日、学校から戻ると教室へ通った。あんな5つの珠で計算ができるということが、とてもとても不思議で面白かったし、教室の中にあったガラス棚に並ぶ金色の算盤や1列に5つ以上珠のある算盤なんかを眺めるのが楽しかった。もちろん授業前の待ち時間には、(その当時はやっていた)ゴム跳びなんかを友達とやったりもした。
算盤そのものには、割とすぐ夢中になった。不思議に思われる方も大勢いらっしゃると思われますが、毎日練習してたし(笑) てか、ばーちゃんにやらされていた。やんないと算盤とりあげられんの。今ならそれはそれでええやんという気もしますが、その頃は取り上げられるのイヤだったの。でも、練習つらいの。なんでだろうね。ちゃんと競技大会とかあるんだよ、でもってやっぱり大会は緊張すんの。正規の授業以外にもやらされんの。懐かしいなあ。でも、今でも激しい私の肩こりは、この練習のせいではないかと思ったりしている。
算盤の先生になりたいのだと先生に言ったら、高校でて大学行ってからね、と言われた。中学の途中で、親に辞めさせられて、大学へ入学する頃にはそんなこと忘れてしまった。
そんなもんだ。
そんなもんなんだけど、今でも何かを計算する時には、頭の中で算盤が動く。そして、8月8日になると、小さな街の大型スーパーなんかで行われていたそろばんの日の風景を思い出す。何があるわけでもない、そろばんを使ったゲームがあったり、景品がもらえたり。たったそれだけのことを、嬉しそうに算盤持って、ぱちぱちやっていた幼い自分を思い出すのだ。
投稿者 kaori : 2004年08月09日 00:10
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