« 遠すぎる | メイン | 最近引きこもってないな »

2004年06月12日

帰り道の話題

出張二日目の仕事も無事完了し、駅まで取引先の男の子(といっても26歳だけど)に送ってもらった。ずっとこの土地にいるのかと訊ねたところ、専門学校へ行っていた2年間以外は地元だという。専門学校は姫路。理由として返ってきた答えは、「姫路城があるから」。
そして、取引先の人だということを一瞬忘れた私の口から出てきた言葉は、「もしかして城ヲタ?」。

彼は苦笑いをしながら、「そうですね。城ヲタというよりは、姫路城ヲタですかね。やはり日本で一番綺麗だと思うんですよ」などなど非常に熱く語ってくれたのだが。申し訳ない、私が姫路城で真っ先に思い描くのは、「播州皿屋敷」のお菊さんとその井戸。だから私の中の姫路城というのは、何となく影のある存在だったりする。もっとも、そんな生臭いお話はどこのお城にもあるだろうし、その城の美しさが怪談話で薄れるということはなく、全てを飲み込んでただそこに存在するものとして、確かに憧れの対象となるのかもしれないとは思う。

しかし。「番町皿屋敷」と「播州皿屋敷」。さらには、福岡、松江にも同じようなお話があるとか。一体、どれが本家なんだろうなあ、と。

ってなことは口に出さなかったわけですが、彼が実家に戻ってきた理由は、部屋がひとつのところには住めないというものでした。判るような、判らないような。男の子にしては珍しい、ような気もするけど。

投稿者 kaori : 2004年06月12日 10:59

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://WWW9.big.or.jp/~k_kaori/mt/mt-tb.cgi/300

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)