» 「古代からの伝言 悠久の大和篇」読了 | date : 2006/05/27 | |
以前購入した、「古代天皇はなぜ殺されたのか」の著者八木荘司氏の、 記紀の記述を基にした歴史小説 「古代からの伝言 悠久の大和篇」読了。 このシリーズの第二巻にあたり、 神功皇后の朝鮮出兵から、蘇我馬子の陰謀による物部氏滅亡までを収める。 記紀の記述を補完する物として、朝鮮半島の好太王碑文、同じく古代朝鮮史書の 「三国史記」、日本の筑前風土記を使用している。 まあなんと生き生きと、記紀の記述が蘇る事か!! 「昔の日本は後進地域だ」「朝鮮半島に攻め込む実力などあるわけがない」 「天皇家の万世一系なんぞちゃんちゃら可笑しく、何度も王朝が代替わりしている」 「記紀の記述は天智天武朝がでっち上げた嘘だらけだ」 等等、中国朝鮮に媚びた自虐史観が木っ端微塵だ。 記紀を絶対視する必要性がないのは当然だが、自国を代表する歴史書を 頭から否定しにかかっている現代の歴史学は、戦前とは別の意味で 強烈な思想統制がかかっているとしか思えない。 中国の史書だって勅撰だけどさ、そっからでもある程度の真実は読み取れるだろ。 それらと比して、なんで記紀だけ徹底的に貶めるのかね。今の学者連中って。 そんなに自分の母国が嫌いかい? |
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posted at 2006/05/27 0:40:10
lastupdate at 2006/05/27 3:25:04 »category : 書評 【修正】 |
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