響鬼で玩具売り上げ高最低を記録してしまったためか、次作の”仮面ライダーカブト”
では、ライダーのデザイン等を極めてオーソドックスに戻してきた。
メインアイテムも変身ベルトに回帰して、”ＤＸカブトゼクター”を発売。
スペック：大人用改造あり。非純正延長ベルトおよび、クロックアップ装置増設。
すみません、バックル部はカブトパーツじゃなくて、ガタックパーツ使ってます。
意思を持つ昆虫型ロボットが、資格者を選んで変身能力を与えるという設定のため、
ベルト中核部となるカブト虫型ロボット、カブトゼクターは取り外し可能になっている。
カブトゼクターの羽根は多少開閉可能。バックルから取り外した状態で、足の部分に
３つ用意されたボタンを押すと、ゼクターの飛行音や、”デンジャー！”という掛け声、
”ヒア アイ アム”などの音声がランダムに出る。
ちなみに飛行音は劇中でも使用されたが、上記２つの音声は劇中未使用・・・。
角であるゼクターホーンを、バックルに装着しない状態で立ち上げようとすると、
”ミステイク！”のメッセージ。
ベルトのバックル部にカブトゼクターをセットすると、”ズギュゥーン”という独特の
効果音が鳴り、中央部のダイオードが輝いて、”ヘンシン！”というコール音がする。
これで”マスクドモード”に変身完了。
この時、足部のボタンを押すと、劇中未使用の効果音が鳴る。
ゼクターホーンを立ち上げると、中央部のダイオードが発光しエネルギーチャージ音
が発動。
そのままホーンを反対側に引き倒すと、”キャスト・オフ！ チェンジ、ビートル！”の
掛け声、変身完了音が鳴る。これで”ライダーモード”に。
キャストオフ後、上部のボタンどれを押してもいいので、３回押すと、１回の操作ごとに
”ワン！”、”ツー！”、”スリー！”とコールされ、中央ダイオードが１つづつ点等していく。
ここでもう一度ゼクターホーンを反対側に戻すと、ライダーキック待機状態。
再度ホーンを立ち上げると、エネルギーチャージ音が鳴り、そのまま引き倒すと、
”ライダーキック！”というコールと効果音が発動、中央のダイオードが乱舞発光する。
ゼクターホーンをキャストオフ状態からもとの位置に戻せば、”プット・オン”という
コール音がして、”マスクドモード”に戻る。
最後にゼクターをバックルから外せば、変身解除音が鳴る。
変身解除音を搭載した、初めてのライダー玩具である。
５５５以来、久々にベルトに変身ギミックが集中した玩具の登場。本ベルトの売り上げ
は好調だったとの事、落ち込む一方だったライダー玩具の販売傾向で、ようやく息を
吹き返すことに成功した立役者。
しかし、金額面から言えばまだまだ、ブレイド時の２００４年度売り上げにも及ばず、
厳しい状況であることは変わりなかった。
カブト系のゼクター玩具は、どれも完成度が高いのだが、一点どでかい欠点を
持っている。それは、”仮面ライダーカブト”のテーマとも言える、超高速戦闘、
”クロックアップ”を再現できる玩具が一つもないという事。
これは確かに大問題で、今なおファンから批判されているところではある。
クロックアップを再現する玩具は、ハイパーゼクターまで待たなければ
ならなかった・・・・。
それを除けば劇中のシーケンスをかなりの精度で再現できる。
敵と格闘しながら、徐々に”ワン”、”ツー”とタキオンチャージを貯め、ライダーキックを
食らわすシーケンスも再現できる。最近、Ｗの劇中でファングジョーカーがあれと
そっくりなシーンやったが、玩具のファングメモリではエネルギーチャージできない
よ・・・・。
単四電池２本使用は標準どおり。
”ＤＸカブトゼクター”はオークションでの人気も非常に高く、落札競争は結構厳しい。
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lastupdate at 2010/01/17 8:58:37
»category : 玩具その２ 【修正】