» アラフォーの愚行・響鬼篇1 | date : 2010/01/15 | |
ブレイドで大幅な売り上げDOWNを喰らったバンダイと東映では、混乱が 生じたものと見える。 玩具の落ち込みを、”仮面ライダー”というブランドの命脈が尽きたと東映が見た ためか、シリーズそのものを打ち止めという意見もあったようである。 それゆえ当初、”響鬼”は仮面ライダーシリーズとは別の企画として立ち上げられた という説もある。 最終的にはバンダイあたりの判断が働いて、平成仮面ライダーの第五作として 世に送られたが、企画段階の経緯が反映された結果、最も”仮面ライダー”という 概念から離れてしまった作品となった。 その世界観を愛好している人もいて、単純な失敗作とも言えないのだが、スタッフの 途中更迭による路線変更問題や、ライダーにそぐわぬ”鬼”という概念が子供に 受け入れられなかったことも重なって、玩具販売史上では平成ライダー最低の 成績に終わってしまった。 さてその変身ツールであるが、作風を反映して、ベルトではなく、音叉を使うという 設定になっていた。”変身音叉・音角”。 スペック:大人用改造なし。なんと劇中よりサイズが大きいという珍しい玩具。 スイッチをONしてから、持ち手横の小さなボタンを押すと、折りたたまれていた 鬼の角が跳ね上がり、鬼の目が赤く左右交互に光って変身待機音が鳴る。 立ち上がった鬼の角は二本で音叉を形成しており、衝撃を与えると音叉の共鳴音 が鳴って、鬼の両目が一層赤く輝くと共に、徐々に音のトーンが高ぶってくる。 もう一度ボタンを押すと、変身完了の効果音が鳴る。 ちなみに、角を折りたたんだ状態でその下にディスクアニマルをセットすると、 回転させるとアニマルの鳴き声が聞こえるというギミックが付いている。 DXでもないのに、前年度のブレイバックルよりはギミックが増えている。 音叉を共鳴させたまま、劇中の如く額に当てると、ふわーっとした浮揚感みたいな物 が感じられてなかなか面白い。 鬼の顔が怖く、子供にはお薦めできるかどうか(笑)という点を除けば、なかなか よく出来たアイテムだと思う。 単四電池2本使用は通例どおり。 |
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posted at 2010/01/15 1:54:36
lastupdate at 2010/01/17 8:52:29 »category : 玩具その2 【修正】 |
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