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2004年04月08日

春の地下鉄

4月になり朝の地下鉄は恒例のように混み始めた。
見るからに新入社員とわかる真新しいスーツ、あるいはやはり同じく新しいけれど表情がどこかまだ幼い感じのリクルートスーツ、そして見慣れた制服に身を包む一群と。普段は満員というほどには決してならない大江戸線が、携帯電話を眺める余裕もない。
毎年のこと、しばらくの辛抱と思っているのだけれど、やはり不思議でならないことがある。この混雑も、たいていゴールデンウィークを過ぎる頃にはおさまってしまうのが常。……一体何故?

私はこうして1年中の平日を毎日ほぼ同じ時間帯の電車に乗り込んで通勤している。ゴールデンウィークを過ぎたって絶対にそれは変わらないのに、世間では違うのか?

で、ちょっと考えてみた。
まず真っ先に思いつくのは大学生。普通で考えれば、ゴールデンウィークを過ぎる頃には、1限目の講義に出なくなる学生が続出してもおかしくはない。けれど、都心にあって朝8時前後の地下鉄に乗る大学生って、そもそもそんなにいるのか? うーん。
続いてやはり会社員。新入社員は最初のウチは早く出社するもんですかね。掃除当番とかあったりして? あとは、研修で上京している人々がいる分、電車人口も増えるとか。ゴールデンウィークあたりからそういった人たちが減ってきたり、あとは早めに出社していたのが次第に遅い出社になるとか。(逆にさらに早くなる人もいるかもしれない) そして、フレックス出勤の方々もいるか。あと、辞める人とか?
いやでも、電車人口がそこまで落ちるほどそんな人がいるとも思えないしなー。何なのだろう。

そんなことを考えながら地下鉄の改札を抜けると、昨日までの静けさとはうってかわって、黄色い声が構内をいっぱいに満たしていてくらくらした。そうか、今日あたりから高校は始まるわけだ。それにしても、朝から女子高生は元気だね。まだ水曜日なのかと肩を落として出社している社会人9年目のわたくしには、かなり刺激が強すぎます。もう少しだけトーンを落としていただけると(泣)

ところで、つい先日より地下鉄路線図や駅構内の駅名表示なんかにアルファベットと数字が組み合わさった妙な記号がつきはじめた。駅ナンバリング、ねえ。何だかまだ全くなじんでいないので、違和感しか感じないけれど、まあ便利といえば便利かもしれない。
例えば、目的の駅名は判っていても、どっち方面行きの列車に乗れば良いのか判らないことって結構あるし。ホームに入ってきた列車に表示されている行き先だけではとっさに判別できないこともね。けれど駅名に番号がふられていたら、今自分がいる駅から数が大きくなるのか小さくなるのか、それだけで方向を確認することができるわけだ。こっち行きの列車は番号が小さくなって、あっち行きの列車に乗れば大きくなる、と。つまり、上京したての人とか東京の地理に全く明るくない人間にとっては、非常に役立つと言える。もちろん、どこぞの案内で描かれていた通り、外国人の方にも優しいといえば優しいよね。ふと私の頭の中で、ウチの母親が対象として思い浮かんだけれど、うーん、彼女の場合はこれはあまり役立たないような気がする。そもそも知らない街をひとりで歩いてみようなんて思いもしないであろうし。そうなると、おそらく私が一緒なわけで……。ああつまり。私に役立てばそれでいいということか。確かにね。ただ、やっぱりアルファベットと数字だけって、ちょっと味気ない気がするけど。

えーと、「東京メトロ」のお話は、そこかしこでされているので書きません。しかし、発表されてからこっち脱力しまくりです。まあ、もともとあんまり営団地下鉄を利用しない人だからどうでもいいといえば、どうでもいいのよ。

投稿者 kaori : 2004年04月08日 01:02

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