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2004年12月20日
「ボン・ヴォヤージュ」
久々のイザベル・アジャーニを堪能。
相変わらず化け物のようですな、彼女。正味な話いったい幾つよ? 劇場に掲示してあった雑誌の切り抜きのプロフィールで確認したところ、何だって? 今現在49歳で来年には50歳ですと? インタビューの写真を見てもそりゃあもう年齢なんて微塵も感じさせない微笑みを振りまいている。さすがに一部チラシの写真なんかでは、目元に皺が認められるわけですが(笑)、まあそれはご愛嬌でしょう。しかし、童顔のまま歳をとるというのはいいことなんですかね。何だかちょっと不気味な気がしなくもないな、と。それと、若干スタイル崩れてないかね。というか端的に言えば太った(笑) あれは、ちょっとぽっちゃりして魅力的という範疇を、やはり少々超えているのではないかと……。え、そうでもない?
物語そのものは、イザベル・アジャーニがヒロインのようなそうでないような。いや、やっぱ違うな。
1940年のフランスはパリ。ナチスドイツがパリに侵攻し、暫定政府がボルドーに移る。閣議では休戦を決めるか否かの重要な会議が行われていた。そんな運命の2日間を中心に、それぞれの登場人物に降りかかる出来事なんかを描いたもの。
主人公は幼馴染であるところの女優(イザベル・アジャーニ)に人生振り回されっぱなしの男。彼女に人殺しの片棒を担がされた挙句、身代わりになって刑務所送り。どさくさに紛れて脱走し、彼女を追いかけてみたものの、当の彼女はボルドーで他の男とよろしくやっていた。様々な出来事を通して、いい加減彼女にあきれ果て自分の道を模索し始める男なわけだが、なかなか彼女を見捨てることができない。
イザベル・アジャーニの悪のり演技が見所かな。相当楽しんでやっていたように見受けられます。あっちの男こっちの男、うまく利用して世の中渡っていく姿に感心することしきり。いい死に方しませんよー(笑)
特に何ということもない作品ですが、まあ娯楽作品なわけでそれはそれで良いのです。若干、途中で飽きてきた部分がちょっと残念。
投稿者 kaori : 2004年12月20日 23:59
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