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2004年06月05日
ある土曜日
お昼前あたりまで惰眠を貪り、のったらと身支度を整えているところに母親が病院から戻ってきた。どうやら医者からとんでもないことを言われたらしく笑いながら不機嫌(笑) ことの次第をせっせと報告する母親を眺めながら相槌をうつのだが。ウチの母親も頑固なので、滅多なことを言うと笑ってしまうよな行動を起こしかねない。相手(医者)の言うことを、嫌味のように実行しそうで怖いのよね(笑) なので、お医者様もくだらないことでムキにならんでください、子供ぢゃないんだから。下手すると悪い噂広まりますよ。ええ。
今回はさすがにお医者様のおっしゃることが脈絡なさ過ぎなので、母親の肩を持つことにします。
ひとしきり話を聞いた後で、お昼ご飯を食べに出かける。まだ実家で暮らしていた頃には、外食なんて年に1回あるかないかくらいであったのに、最近はふたりでたまに出かけるようになった。確かに5人と2人では遣うお金の額が違う。もっとも収入も減っているわけなので、向かった先はバーミヤン。母親が何故かここの酢豚を気に入っているのが理由。外食慣れしていないから何を食べてもおいしいのではないかという気がしないでもないが(自分の料理の方がおいしいと思う場合もあるのかしら?)まあいい。私はやっぱり麺を食べ、母親もやっぱり酢豚を食べて店を出た。
少しドライブをしてから帰ろうという話になり、矢作川にかかる平成大橋を渡った。右手には、サッカーワールドカップの遺物(結局、落選したしー)であると思われる豊田スタジアムがあるが、私としては見学する気なんて全くなし。そんな私を見て、少し母はがっかりしたようだったが、気を取り直してまた少し走る。ところが、あてもなく走ってついた先は伯母の家から目と鼻の先。せっかくなら少し寄って行くかということで、連絡もなしに押しかけた。
従兄は仕事、義従姉は旅行で留守。伯父と伯母が居間でテレビを見ていた。テレビは、何と新○組の再放送。おお、これが噂の!と少々興奮し、母らが他愛もない雑談をしている間中じっとテレビを眺めていた。周囲からそれこそ石投げられたら怖いんで全部伏字でいかせていただきますが、慎○ちゃんの芝居は局○というよりも……まるでバカ殿のようでかなり切ない気持ちになった。そんな視線の先を前方斜め上部に固定して台詞を棒読みされたらもう志村ケンよりもらしいバカ殿。ううむ。続いて、山本耕○の台詞。「身体が火照って……」って!(爆) いやもう画面に視線集中、顔はにやにや。伯母らには背を向けた形になっていたので、そんな私の表情を彼女らは知るよしもなく。「昔から、歴史とか好きだったもんねえ。真剣に見とるわ」という伯母の声に思わず後ろを振り返って、思い切り左手をぶんぶんと顔の前で振ってしまった。いや、違うんだ、それは誤解なんだ。だけど真実を話すのはどうにもためらわれ、というかうまく説明することができなくて(当たり前だ)随分と困ってしまったのだった。
お猫様とお犬様にご挨拶をして、伯母宅を辞す。
続いては越戸ダムへ向かい、何てことのないダムをしばらくぼんやりと眺めた。多分、私が子供の頃にはここに遠足には来ていない、と思う。けれど、母親の子供の頃は遠足コースだったらしい。ダムにしては、何というかぼろぼろで貧相な「越戸ダム」という看板を携帯カメラで撮影しようと試みたが、思い切り逆光で諦める。残念。
自宅へ戻ってからは、昨日客先で購入してきた「島らっきょう」と悪戦苦闘。お得感に惑わされ収穫したままのものを購入したのだが、皮をむくのにかなり手間取り(というか、ホンキで量が多かった!)随分と時間がかかってしまった。皮をむいて塩もみにし終わった後、手に鼻を近づけたら激しくらっきょのにおいがした。手を洗った後にもかかわらず(笑)
こうして出来上がった島らっきょはたいそうおいしくて、家で食べ切れなかった分は東京へお持ち帰りです。
なかなかに充実した1日。
明日は東京に戻らなきゃ。東京には戻りたいけど、戻るのが面倒……。
投稿者 kaori : 2004年06月05日 23:59
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