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2004年06月23日
「雨柳堂夢咄9~10」波津彬子
いよいよ面白くなってまいりました。
骨董屋さんの孫息子。これが結構美少年なのだけれど、彼にはちょっと不思議な力がある。店や蔵にある骨董品たちの精霊の声が聴こえ姿が見られる。そんなものたちが引き起こすちょっといい話なんかを読みきりで描きつつ、シリーズを通してのストーリーが存在しており、今、ちょうどそれがいいところなわけです。
先が気になって仕方がないけど、なかなか続きが出なくてさ。以前は、連載されている雑誌が(『ネムキ』「眠れぬ夜の奇妙な話」の略)季刊だった気がしなくもないが、今では隔月になってるのかな? 今回の新刊も雨柳堂としては2年ぶりらしいし。
波津彬子の作品は基本的に好きなものが多い。でも、この作品に関しては、他のどれよりもお気に入りかもしれない。骨董品の精霊たちがいちいち可愛いし、出てくる男性キャラも素敵(笑) もちろんストーリーだって。
そんなわけで、わくわくしながら封をあけじっくり読む。
しかし、何を書いてもネタばれになってしまう気がするので、とっても難しいですな。いよいよクライマックスに近づいているよな雰囲気が漂っておりますが、まだ終わるのはもったいない。何もかもがどうなるのかとっても気になるので、早く次の新刊を出してください。その間、何度も読み返して楽しみますので……。
しかし、この文章。何も言ってないに等しいな。ううむ。
投稿者 kaori : 2004年06月23日 23:48
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