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2004年06月22日
「東盛玲の所見6~7」池田さとみ
本編はとうとう完結。後は特別編を残すのみ。
しかし、一体主人公の東盛玲は何歳なんだ?どこかに描かれていたのかもしれないけれど、さっぱり気付かなかったし、作者がカバーに書いていたとおり、絵がこなれてくる間にどんどん若返っていくし(笑)
今回は東盛の過去というかそういう話もあったけれど、相変わらず全てが謎のまま終わってしまうのね。看護婦との関係はどうなるのかとか、ハッピーエンド好きな私にはもどかしい問題は残ったままで、かつ居候の男の子が将来医者になれるのかどうかとか。「読者の皆さまの創造力におまかせします」という結末は個人的にやっぱりダメらしい。品がないかしらね。
前にも書いたけれど、病院が舞台なだけで難解な専門用語が出てくるわけでもなく、普通のちょっとホラーで正義感に溢れたお話という感じ。非常に読みやすくてそこそこ面白かった。多分、読み返しはしないとは思うけど。(それでも手元においておかないと気がすまない性格がどうにも……)
投稿者 kaori : 2004年06月22日 23:46
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