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2004年05月21日
ふたたび「リアリズムの宿」
こないだの日曜日に観たばかりではありますが、本日の最終上映後に主演3人によるサイン会があるということで、退社後にいそいそとバスにて渋谷へ向かったわけです。ええ、ミーハーですから(笑)
金曜夜の渋谷なんてものすごく久しぶりで、でもわき目もふらずシネマ・ソサエティへ向かって坂道を登っていくわけです。だから疲れるんだってば。
某氏に整理券まで貰いに行ってもらった割には結構後方座席はすいていて、こんなもんよねといった感じ。早起きさせるんじゃなかったかしらと少し後悔したものの、数分後には予告編なしで始まった映画本編に夢中。何度観ても(しょせん2回目だけど)面白いっす。前回観終わった後にパンフレットを購入したので、そちらを参考に前回見落としたところとか、ロケ場所の違いなんかを確認。そして、役者さんの表情なんかを今回は中心に。
思い返せば、同じ映画を映画館で二度観るのは、「パルプ・フィクション」以来だと思う。でも、あれも最初の1回目にオープニングシーンを遅刻で見逃すという致命的なミスをおかした為で、全編をフルで2度観たのは初めてだと思う。だけど、もう1回観てもいいと思った。
前回書かなかったので簡単にあらすじなど。
共通の知人から温泉地への旅行に誘われた男性2人。お互いはせいぜい顔見知り程度の関係なのに、肝心の友人が寝倒して大遅刻。既に2人は待ち合わせのさみしーい駅に到着しているにのもかかわらず、だ。仕方なく宿泊予定の旅館に向かうが、実はそこは……。
2人は次々と旅館を転々としたり、あまりあてもなく観光地でもないよな場所へ行ったりするうちに、ひょんなことからひとりの女性と知り合う。
何か特別なことが起こるわけでもなく、淡々とした感じで描かれる旅の光景。
非日常を求めて旅に出た先が、あまりにも日常的であったことに対する笑い、みたくどこかに書いてあったけれども、何かそのあたりは微妙な感じ。だって、あんな旅行はほとんどありえない。普通の旅行の方が日常で、これこそ非日常っていうか。……でも、だからやはりそこが笑いどころなのか。
そして一方、主人公の2人に関しては、当然のように笑えない部分が多々あり。いい感じでダメなんですよ、ホント(笑)
しかしですね、上演後に舞台へ登場した彼らは思っていた以上にカッコ良くてびっくりした。いやもう、特に長塚圭史。前回購入したパンフレットを差し出してサインをしてもらっている間中、よく判らない感じで緊張するバカな私。いちいち「今日はありがとうございました」と言わなくてはならない彼らは大変だわ。そして、ここまで一度たりとも登場しなかった尾野真千子。舞台にあがった姿を見た時には、おお、可愛いぞと思った。本当に思ったんだけど、サインしてもらった時ふっと顔を間近でみたら、あまりにきっちりとお化粧していてちょっとひいた。だってまだ若いのに、「塗ってますっっ!」といった感じのファンデだったから。ファンデーション以外には特に派手なわけでもなかったんだけど、それがあまりにしっかりしすぎていると厚化粧に見えてしまうのが何とも。ううううん、地肌がどんなんか判らないから何とも言えないけど、やっぱりもう少しナチュラルでもええと思った。せっかくかーわいいのにー。
ご機嫌で会場を出た後、某氏に「映画で観るより、めっちゃカッコ良かったあの2人」という話をしたところ、「わざとカッコ悪くとってんだから当然じゃん」とあっさり切り捨てられた。そ、それは判ってたんだけどさ……前にもそう書いたし(カッコ良かったら成り立たないって)。だけど、あえて言ってんじゃん! 好みなんだってばーよー(心の叫び)
投稿者 kaori : 2004年05月21日 23:59
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