« Empty Garden2 | メイン | GAPふたたび »

2004年05月16日

「リアリズムの宿」

ああもう。ようやく観てきましたって、「リアリズムの宿」
しかし、シネマソサエティへ向かう坂道って強烈な。もちろん、マークシティの中を通れば別に問題ないことは判っていつつも、何故に雨に濡れながら外を歩くかな自分。

文句なしに面白かった。原作は読んでないけど、大幅にアレンジしてるっていうからとりあえずよしとして。

男の子ってやっぱりいい。別に男の子が素敵とかいう意味ではなくて、細かいことを気にしたり、見栄っ張りだったり、変なところでムキになったり、でも優しくて、かなり不器用。そんな彼らを見ていると何だかほんわかした気持ちになる。どこにでもいそうな「男の子」。もちろん、私は男の子ではないから、心から「それってあるよな」と思うことが出来なくてちょっとつまらないけれど、くすくす笑いながら「あるのかもしれない!」とは感じられる。例えば、顔見知りの相手の年齢が自分より上か下かを気にしたり、童貞かどうかをめちゃめちゃ気にしたり(笑) いや、笑いごとではなく結構大変なことなのかもしれないけどさ。

そしてこれ、主人公のふたりが美男子じゃないのがいい。だけど観ている間にだんだんと「お、なかなかいい感じやん?」と思えてくるあたりが何とも(笑) だいたい美青年だったら成り立たないしな。

特にさ、ラスト近くの場面が好き。女子高生が群がる駅前を、主人公の二人が歩き、そして立ち止まる。それから、海沿いを3人で歩くところ。(いくら何でもそんなに遅刻すっかよ!という突っ込みは置いておいて:笑) 少し寂しくて、でも穏やか。

全般を通してニヤニヤ笑いが漏れる。もちろん声に出して笑える場面もあるんだけどね。
私のまわりにも少なからずいる、ちょっと見栄っ張りでいっぱい不器用な愛すべき男の子達に見せたい映画。DVDになるかな。なったら買って無理やり押し付けてやろう(笑)

あーっと、くるりの音楽忘れてた。(忘れる位に、長塚圭史が素敵だった。ってやっぱりそれかよ!) テーマ曲の「家出娘」、CDにならないと聞いたけど、ホントかしら。そのウチなるよな、きっと、たぶん、おそらく……。

投稿者 kaori : 2004年05月16日 23:58

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://WWW9.big.or.jp/~k_kaori/mt/mt-tb.cgi/282

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)