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2004年03月14日
「ラブストーリー」
さきほど帰宅したので、わたくし的にはまだ今日なんですけど(笑)
昨日は、タイ旅行打ち合わせ第二弾の前に、ひとり映画を観に行くことにした。
「猟奇的な彼女」のクァク・ジョエン監督の新作「ラブストーリー」。
正直言うとね、普通のお涙頂戴だと思っていたのですよ。実際、お涙頂戴には違いなかったのだけれど、でもラストに近づくにつれ、恥ずかしいことに泣いておりました。隣に座っていたおじさんも泣いていたような気がする。
結局は、二度とは戻れない時を思い起こさせるのだと。決して自分にそこまでの何かがあったわけでもなくて、そこまでの何かがない自分こそを何故だか穢れたものだと思えてしまう。だから、あまりにも純粋すぎるこの物語が切なくて仕方がない。ここまで想える何かが自分にあれば……いや、それは幻想でしかないのだけれど、それでも胸を締めつけられるようなものがこの映画にはあったと思う。
何ひとつとして戻れるものなんてない。私が今暮らす日々の中には、この映画にあるような奇跡のようなものなどあるわけがない。それでも誰かを求める気持ちや、自分の想いに素直になる気持ち、そんないつの間にか忘れてしまいそうになっていたものを、ほんの少しだけ取り戻したくなった。
……単純におセンチなんだろうなあ、いい歳して(笑)
やれやれ。音楽がまた泣かせるし。
もうすぐ終わってしまいますよー。観て損はない気がします。
投稿者 kaori : 2004年03月14日 05:19
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