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» Theゲームナイト第7回 date : 2008/07/06
さて今週はTheゲームナイトの本放送がある週。
第7回に取り上げたゲームは、自分の予想通り、名作の「アベ・カエサル」。
このゲームは、日本のドイツゲーム販売の老舗「メビウスゲームズ」から
リメイクされ、「Q-JET」という近未来のレースゲームとして再販されているのだが、
個人的には、古代ローマの雰囲気漂う、チャリオッツを操ってのコロセウム戦の方が
好みではある。

ゴール前に1回クリアしなければいけない側道への寄り道イベントが、
「Q-JET」では”ピットイン”という概念になっているのだが、「アベ・カエサル」では
”皇帝に拝礼”という意味合いになっている点も元祖の方が面白い。

もっともメビウスがリメイクしたときは、「アベ・カエサル」自体が絶版で入手しにくかった
ようなので、それを日本語純正として復刻発売した功績自体は非常に大きいとは
思うのだが。

さて今回のプレイヤーであるが、ホストはお馴染みいとうせいこう。その他は
第2回からだいぶ間があいたが再出演の中里真美。何か前回よりも化粧が
濃いぞ。ネットで写真見る限りは化粧控えめな方が美人だと思うのだが、
Theゲームナイトの「大人の娯楽」的な雰囲気に合わせてイメージ変えてるのだろうか。
そして同じく復帰組、第4回以来の登場でバカリズム升野。
さらにはこれまた第6回から復帰の宮野洋美といったセミレギュラー陣。

今回のゲストは、カードゲーム「モンスターメーカー」や、SLG「史上最大の作戦」等を
デザイン、過去には翔企画を経営し日本に非電源系ゲームを根付かせた長老、
鈴木銀一郎氏。御齢73歳だそうである。

この5人でのプレーと相成ったわけだが。


ゲーム「アベ・カエサル」であるが、自分はその威名は以前より聞いていたものの、
実プレイを見るのはこれが初めて。
要は同じサーキットを早く3周した方が勝ち、というすごろくなのだが、
一般的なサイコロを振る替わりに、1マスから6マスまで書かれたカードを
引いて、その分だけ自分のコマたる戦車を進める、という内容。
不公平にならないように、カードは同一内容のものを同一枚数だけ各人に配布、
そのカード山の上から3枚をストックし、自分の進みたい目を出していく、という按配。

1から6まで書かれたカードには枚数に限りがあるので、小さい数字を早めに
使ってラストスパートに賭けるか、また早めに大きい数字カードを使って差を開いて
おくか、ここが駆け引きのポイントになる。

また、すごろくの升目には複数台数の戦車が併走できるレーンと、一台しか通る事の
出来ないボトルネック(隘路)のマスがあり、一台しか通れないマスを抑えることに
よって後続のプレイヤーを邪魔することができる。
(同一レーンでの追い抜きはルール上禁止されているため。)
邪魔されて前に進めなくなったプレーヤーは、虚しくパスをする羽目に追い込まれる。

また、先頭を走る車両は”6マス進む”のカードが使えない、というルールもあり、
追いかける側に有利な展開がなされる。

一番特徴的なのは、3周以内に必ず1回側道に寄って、そこの貴賓席に座る
シーザーにたいして「アベ・カエサル!」と叫んで拝礼をしなければいけない、という
ルール。この拝礼をやらないと失格、というのが面白い。
1周目に拝礼をするか2周目に拝礼をするかはプレーヤーの判断に任せられているが、
拝礼目的で集まる車両の台数が多いと、側道の前が大混雑してなかなか前に
進めなくなるというのも、これまた面白い。

サイコロを振るのと同じように、カードの出目によって有利不利が変わってくる
ランダム性と、3枚カードをストックできることによって、どのカードを使ってコマを
進めるかという戦略性がうまくミックスされ、なかなかバランスのいいゲームに
仕上がっていると感じた。
流石に名作と言われるだけの事はある。

番組中のプレイは、鈴木氏、宮野氏といったあたりはこのゲームの手練であるのだろう、
各場面での判断も適切でプレイ内容が冷静に計算されいている感じがした。

あとは中里真美の天性の素性の良さが出ていたと思う。
加藤理恵の時も思ったのだが、女って、こういうゲームをやること自体にはあまり
興味を示さない生き物だと思うのだが、実際にやらせてみると非常に強い。
ヘタの横好きである自分達が阿呆みたいである。

また、某人が、このゲームの、カードを引くというランダム性の罠(しかも、
めったにありえそうにない事態)に陥って大きな不利に追い込まれていた。
しかし、そういうハプニングもまた面白い。
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  posted at 2008/07/06 2:24:30
lastupdate at 2008/09/28 3:07:42
»category : ボードゲーム関連修正

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