» ピラニアペドロ | date : 2008/05/11 | |
BS日テレの”Theゲームナイト”に触発されたことも多少あって、 購入済みながら、今まで未プレイだったボードゲームを帰省時に持って帰って、 友人達と遊んでみた。 持って帰ったタイトルは「ピラニアペドロ」。 ボードゲーム雑誌のリプレイ記を見て、個人的に「面白そうだな」と思って 買ったのだが、何だかんだで買って以来一度もプレイした事がなく。 実は以前にも実家にもって帰った事があったのだが、ゲーム内容を簡単に ケン家来氏に話したとき、「それ、面白いの?」と真顔で聞かれ、未プレイで 自信のなかった自分も、「さあ・・・・」とプレイ意欲を失ってしまった。 うちの友人らは、電源系、非電源系問わず、ゲームに関する経験値は かなり高いのだが、なんせ面倒くさがりが多く、重いゲームを嫌う傾向にある。 このピラニアペドロを再度持って帰ったのは、「多分軽そう」という自分の予想に よるものだった。 んで、プレイしてみた結果だが、予想どおり軽く、尚且つ結構面白い。 ピラニアの泳ぐ大河の中洲に取り残されたペドロを、自分が持つ12枚の方向指示 カードでうろうろ動かしていくわけだが、移動する距離は最小1マス、最大3マスまでと カードの記載によって決められている。 中州をはみ出して川の上を移動する時は、自分の手持ちの石をそのマスに 置いてやり、ペドロの足場を作ってやらなければいけない。 ペドロが移動の際にボード盤面をはみ出したり、盤上に構えるピラニア上を通過 したり、ペドロに与える足場の石の手持ちが無くなったら、その移動を指示した プレイヤーの負けである。 ペドロに移動を指示するカードは、プレイヤーが裏返しにして全員同時提出、 そしてスタートプレイヤーから順にカードをめくっていき、ペドロをあっちこっちへ 移動させていく。 つまり、移動カードを提出するときに予め先行プレイヤーの移動方向と歩数を 予想していないと、川へ落下したり、ピラニアに喰われたりと、ろくな目にあわない。 後手番ほど予想が困難になるので、後半のプレイヤーは殆んど勘頼みの カード選択になる。 移動カードは一度使用したものは以後使えなくなるので、誰がどのカードを 使用したかを監視していると、結構有利に進められる。 スタートプレイヤーは一番有利なので、一手ごとに交代して隣の人間に引き継ぎ、 自身は最後手番に回る。 んで、だれかがペドロをドボンさせて負けが確定すると、そのターンが御破算になり、 未使用の移動カードに書かれた分だけ石を再配分され、移動カード12枚は 手持ちに全て復帰する。 ただし、先のターンにペドロを1歩づつしか進めなかったチキンなプレイヤーには、 石の配分数が少なくなる。 (歩数の小さな移動カードが未使用であればあるほど、石を多く配分されるような カード記述になっている。) こうして合計2回負けを引いた人間が真の敗者となり、あとの人間は 全員勝利プレイヤーとなる。 こうやって書いていくとルールは結構複雑に思えるが、知らない人間でも 自分の手番に回ってくる頃には、直感的にゲームを理解してしまえるような簡単さ。 後手番にとっては運ゲーでもあるが、スタートプレイヤーから3番手くらいまでは 真剣な読み合いもできるので、心理的な駆け引きも要求されて面白い。 あえて一回ペドロを死なせ、負けを確定させても、次のターンの石の配分数を 増やす事も戦略となりうる。 ちなみに自分は大胆になるべきところでビビり、慎重にいくべきところで無謀になり、 結構敗戦確率高かった・・・・(涙 しかし、ペドロの足場用の石が、本物の石というのがなんとも凄い。 ドイツ人の考えることは本当に分からん。 |
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posted at 2008/05/11 3:01:28
lastupdate at 2008/09/28 3:10:57 »category : ボードゲーム関連 【修正】 |
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