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» ローカル線ガールズ date : 2008/01/23
新幹線の社内販売で、他の売り子より三倍の売り上げを記録したと言う
女性の話を載せた、「新幹線ガール」という本があったのだが、
それの続編的というか、ローカル線で奮闘する女性たちの活躍を描いた
ローカル線ガールズ
という本が、メディアファクトリーから出版された。

早い話が、
こないだ正月帰省したときに乗ってきた、えちぜん鉄道のアテンダントさんたちの
奮闘記である。

まあ個人的な関心事として非常にタイムリーだったので、早速購入して
読んでみたのだが。
ローカル線のアテンダントという職業が、今まで前例の無いものであるために、
一体何をしたらいいのやら、という試行錯誤から開始されているのが
非常に興味深かった。

じっとしていれば「何のためにいるのか分からない」と疑義を呈され、
動きすぎれば、「うるさい、余計な事しすぎ」と言われる状況。
切符を売るという業務をこなしつつ、お年寄りや障害者をサポートし、
観光案内やグッズ販売にも精を出す。

なかなかにバランスが難しい仕事である。

また、地方がローカル線を運営していく上での苦難というのも、そこはかとなく
理解できる。

本を読んでみたところ、電車が空いてる時はアテンダントさんは結構乗客の話し相手
になってくれるみたいである、
自分が実際に正月に乗った時は電車が結構混んでいて、そこまでは相手を
してもらえなかった。
であるからして、空いてる時に乗ってみたいなあ、と、さらにスケベ根性の
ボルテージを上げる始末であった。

ただ、福井の私鉄ってさあ、意外と人口密集の住宅地走ってないんだよなあ。
えち鉄にしろ、福鉄にしろ、都市の中心部と外縁を結ぶ感じで、古い住宅地は
鉄道にあまり縁がない。
沿線に住んでないと、日常的に使用する機会ってあんまりないんだよ。

それは現在住んでる茨城でも言えるんだけど。
今でこそ、茨交湊線の沿線に引っ越したので、酒を飲むときは結構湊線を
利用するようになったけど、以前は、どの駅からもあまり近くなかったので、
自転車や車を利用するしかなかった。
それは福井の実家でも同じで、福井市街西部から南部の住宅地には、
日常的に鉄道に乗る人はあまりいないはず。

この点、鉄道網が完備されてる東京大阪周辺とは、まったく環境が違うわけで。
そういう中で利用率アップというのはなかなか難しいと思う。

自分が考えるには、さっきも書いたけど、酒と電車は相性がいいので、美味い肴と
酒が堪能できるような沿線のお店ガイドがあると面白いと思うのだが。
格付けはしなくてもいいけど、プチミシュランみたいな。
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  posted at 2008/01/23 22:31:46
lastupdate at 2008/01/24 1:06:30
»category : 書評修正

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