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» 車のデザイン date : 2007/09/18
自分が今乗ってる車は、156という車である。
買ったのは2003年だから、ちょうど4年になる。
その前は3年間、206という車に乗っていた。両方とも借金&大枚はたいて新車で
買ったので、特に今の156には当分乗り続けなければいけない訳だが、
買い換える理由がないのにはもうひとつ、自分の好みで、206&156より
「これは欲しい!」というデザインの車が登場しないという事情もある。

206と156は、ひと目見て、「格好いい!」と思った。
まあここらへんは好き好きなので、同意できない人も大勢いるとは思うが、
自分的にはリミテッドのデザインである。

156の弟分の147は、最初発表されたときは「なんじゃこりゃ」と思ったが、
今ではかなり好きである。(マイチェン前ね。)
206の兄貴分である306は、「206に比べて大人しすぎねえ?」と思っていたが、
今ではかなり好きである。

それに比して、156の後継車種157は、嫌いではないけど、うーん。
206の後継車種207は、あれはちょっとやりすぎじゃないか・・・・。

ちなみに、156と147をデザインした人は、ワルター・デ・シルヴァといって、
イタリアの有名なカーデザイナーで、今はフォルクスワーゲングループの
カーデザインの総帥だそうで。

しかし、この人がデザインした車を全部自分が好きか、というと、全くそうでもない。
VWグループ移籍第一弾は、スペインのセアトというメーカーに入ったとの事だが、
この人がデザインしたと言われるアルテアという車を見ても、何も感情が沸かない。
また、次に移ったアウディで、今度はシングルフレームグリルをデザインしたそうだが
(あの、フロントグリルとバンパーが一体化したやつ)
これまた「なんじゃこりゃ」的な感想しか沸かなかった。

そういえば、フィアットの旧バルケッタは、今見ても惚れ惚れするデザインだが、
そのデザイナーのアンドレアス・ザパティナスが移籍した先のスバルで、
これまで「こりゃ格好いい!」というデザインの車が発売されたかというと、
自分的にはそうでもない。(ズベズタ氏すまんのう。)

結局、車のデザイナーというのは、その自動車会社が持つ過去の資産や
未来への展望を形にするだけの役割で、デザイナーが主導権を握って
車のデザインをリードする、というものではないような気がする。

156や147はアルファロメオというバックボーンがあって出てきたデザインであり、
アルテアはセアトをしょって、シングルフレームグリルもアウディを背負って
出てきたデザインなのだろう。

たまたまセアトやアウディの波長に自分が合わなかったので、あまり魅力的には
思えなかったのだが、それらと波長のあう人には、ちゃんと魅力的に見えている
事と思う。

日本のカーデザインの腰がふらついているとすれば、「有能なデザイナーに
何とかしてもらおう」とかいう意識が強すぎて、メーカとしての哲学で
車のデザインをリードしようという意識に欠けているんじゃないだろうか。
特に、スバルと日産は個人的にそう感じる(笑

マツダはアテンザ以降、吹っ切れたようにデザインにキレを感じる。
トヨタは以前から、忘れた頃に、いいのを繰り出してくるような気が。

個人的な好みが大きいのだが、90年代はつまらなかった日本車のデザインも
最近ようやく面白くなってきたような。

自分が156を越えて「欲しい!」と物欲を刺激されるような新しい車は
出てくるのだろうか。
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  posted at 2007/09/18 2:22:11
lastupdate at 2007/09/18 2:26:09
»category : 日記修正

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