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» 輸入車の不安 date : 2007/07/09
去年の事になるが、ドイツ車のオペルが日本市場から撤退した。
親会社の米GMの不振がその原因にあったそうだが、輸入車の購入につきまとうのは、
この「市場からの撤退」への不安ではなかろうか。

オペルといえば、かつては小型車のヴィータが、値付け、デザイン、性能ともに
秀逸で、一時期日本市場を席巻した事もある。
その後、中級車のベクトラもそこそこの売り上げを見せ、日本市場に定着するかとも
思われた。

ところが親会社の不振、代理店ヤナセとの確執などから、売り上げは激減し、
ついに撤退の憂き目とあいなった。
街を走れば、まだまだ初代&二代目のヴィータが元気に走っているシーンを
目にするが、メンテナンスは当然どこかが引き受けているだろうけれども、
乗っている人達の心中はいかがなもんなんだろうかと想像せずにはいられない。

輸入車で思い出すのが、地元福井にあったルノーのお店である。
福井市街から、芦原街道沿い走ると春江の田んぼの中に、
ぽつんとルノーの小さい看板が見えてくる。
そのお店は、自分の小さな頃から、ずーーーーっとルノーの看板を掲げていた。

その後ルノーは日本のF1ブームで多少知名度を上げ、さらに経営ピンチの日産
を救って親会社となり、今ではずっと手に入りやすい輸入車になったのだが、
多分自分が福井でルノーを買う機会があったら、きっとあそこの店で買うだろう。

今ではそのお店もルノーの正規代理店になっているようだが、ルノーが日本で
大して有名じゃない頃から、そのメーカを取り扱ってる所なので、
何か絶対の安心感がある。

輸入車には、いつ撤退されるか分からない、という恐怖がある限り、
なかなか買いづらいと思うし、またGMやオペルの景気がよくなって日本に
参入してきても、モノはよくてもメジャープレーヤーになるのは相当難しいだろう。

自分はここ10年、プジョー206、アルファ156と乗り継いだが、
今はどちらも日本市場で健闘してるからいいようなものの、今後その会社の
作る車の人気如何によっては、ひょっとして撤退するんじゃないかという
不安も完全に拭い去る事はできない。
まあ、上記2社とも、1990年代に入ってから日本市場に本気で参戦してきたので、
いまさら容易に撤退はしないとは思うが。

国産車は、会社がつぶれない限り母国で車を売るしかない。
すなわちそれが買う側の安心感にも繋がっている。
また、フォルクスワーゲンやベンツ、BMWなどの老舗は、一世代二世代程度の
販売の不振では日本市場をあきらめたりはしないだろう。

信頼感というのはそこから来ていると思う。

本気で売る気なら、「日本で店仕舞いをするときは、本国本社が倒産する時だ」
くらいの覚悟は欲しいやね。
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  posted at 2007/07/09 4:07:55
lastupdate at 2007/07/09 4:17:43
»category : 日記修正

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