山口　浩の「流行のブログ作ってみました」::記憶の断片の復元

» 記憶の断片の復元

date : 2006/09/16

インターネットの時代というのはなかなか恐ろしいもので、
自分が昔ちらっと聞いた出来事や物事、幼心に残っている記憶などを、
断片的なキーワードを頼りに検索してみると、それらの物事が完全な形で
復元できる事がある。

たとえば、ぼーっとTVを見ながら覚えたCMソングとか、
あるいはラジオで一度だけ聞きかじった音楽とか、そういうのを
覚えている歌詞だけでも突っ込んで検索してみると、それらが何だったか
分かる事があるのだ。

学生時代、深夜ラジオを聞きながら勉強した事のある人間は少なくないと思う。
自分もご多分に漏れずその口だったのだが、一番好きだったのが、鴻上尚史の
オールナイトニッポン。
多分その番組中に流れたと記憶しているが、一度だけしか聞いていないにも
関わらず、メロディ、歌詞ともサビの部分は完璧に覚えていた曲があり、
しかし誰の曲か、どういう曲か、全く知らずに約１５年間過ごしてきた。

最近思い立って、検索してみたのだが、
フーターズというバンドの「ジョニー・B」という曲だった。
（フーターズってもアメリカの巨乳レストランではない）
自分が聞いたのはそれの日本語バージョンだったのだが、それが日本の
バンドがカバーしたものではなくて、本家本元のフーターズが日本人向けに
作った日本語バージョンだというのだから、驚き。
メンバーの一人が幼少の頃横須賀に住んでいて、その関係で日本語の
作詞もできたらしいのだが。彼らは辻仁成とも交流があったらしい。

「ジョニー・B、分かるはずさ、彼女には手を出すな、やがて、裏切られて
最後には、泣くだけさ」
とまあ、結構ブルーな歌詞の曲ではあった。

また、高速道路で移動中の際に聞いた曲が印象に残っていたのだが、
インターネット普及後、検索してみて、それが日本の「プレクトラム」
というバンドの、「FLOW」という曲であることがわかった。
これはアルバムCDも買ってみたのだが、アルバムの全曲を聞いてみて、
自分の好みに合う曲がほとんど無くてがっかりした覚えがある。
ただ、記憶に残っていた「FLOW」という曲だけは、マジでいい曲だと思った。

「彼女は３時を夕方と呼んだ」なんて歌詞、凄いよ。
そういうちょっとした変な所が気になって、女性を好きになっていくんだもんなあ。

Trackback URL -->
クリップボードへコピーする場合はこちらをクリック(Win+IEのみ)

posted at 2006/09/16 1:37:53
lastupdate at 2006/09/16 3:18:45
»category : 日記【修正】