» 日韓戦 | date : 2010/05/26 | |
日付的にはおとといになるが、W杯の壮行試合として、サッカー日韓戦が実施された。 結果的には2−0のボロ負け。 Jリーグが出来て以降、日本のサッカーレベルが急速に向上すると共に、FIFAの アジア重視戦略で出場枠が広がったことにより、日本はそれまで何十年も出場 できなかったワールドカップに4大会連続でクリンチすることができたが、国民の 期待度としては、今回が最低ではなかろうか。 しかしサッカーファンには大変申し訳ないのだが、個人的にはここまでワクワクした W杯は今までになかった。 だって、迷走する日本サッカー協会の方針に、良心的サッカーファンが毎試合批判 を繰り返しているにも関わらず、それらを一切聞き入れず、わが道を行くで押し通した 結果、惨敗ばかりしてるんだもの。 岡田監督は史上初、正しくギネスものであるW杯本大会6連敗という空前絶後の記録 に果敢に挑もうとしているし、どれだけ無様な負けを晒すか、 正直今からちょっとワクワクしている。 もちろん、善戦してくれればそれに越したことはないのだけれど、今回ばかりはそれ 以外の事柄が興味深すぎる。 本大会まであと半月という差し迫った期間の中、壮行試合の後で、監督が進退伺い を出すというのも凄い。しかも、「責任は自分にあります。辞めさせて下さい。」 じゃなくて、 「続けていいんですか? 犬飼会長も色々言われますよ?」って、何回聞いても 失笑しか出てこない。もっと言い草があるだろうに(笑)。 しかも試合後のサポーターへの挨拶に監督自身が出てこないで、第三GKの 川口選手がファンへの謝罪を行うという異常事態。これまで怪我の影響で出場が 少なかった川口選手をサプライズ選出したのは、負けた時に代わりに謝らせる ためだったのか。これも失笑。 日本のエースと看做されているベテランのスターは試合が終わるたびに 「足が痛い、足が痛い」って言ってるし、じゃあもう出場辞退すればいいだろうに と思うのだが、サッカー協会の方で、彼のネームバリューを期待しているので 商業的に外すことができないようになってしまっているのだろうなあ。 まあある意味非常に出来のいいスラップスティックを見させられているようで、 毎試合何がしか笑わかせてくれるので、結構目が離せない。 サッカーファンはハラワタ煮えくり返っていることと思い、大変お気の毒ではあるが、 そこまで熱心なファンではない自分のような立場としては、サッカーのみに国の威信 が掛かってるわけじゃないし、冷静に見ればこんなもんだろうと思っている。 もし自分のような外野が無心に応援できる時代がくるとしたら、日本サッカー協会が スポンサーの意向や政治的遣り取りを除外して、純粋にスポーツとしての発展を 考えてくれるようになった日のことだろう。が、今のところは無理臭い。 毎回同じ戦法で惨敗しながら、それでも「これまでやってきたことを信じて前進する しかない」と言い続ける様子は、旧日本軍の末期を思わせる。 CBの中澤選手が、「W杯は国と国の戦争」と言ってたらしいが、つくづくこれが スポーツの祭典で、戦争でなくてよかったなあ、と思わせられる。 |
||
Trackback URL -->
クリップボードへコピーする場合は こちらをクリック(Win+IEのみ) |
||
posted at 2010/05/26 2:38:40
lastupdate at 2010/05/27 0:16:02 »category : 日記 【修正】 |
:: trackback :: |