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» 3Dテレビ date : 2010/05/11
土曜日、プリンターの替えインクを買いに電気屋に行った時、今話題の3Dテレビを
見てきた。
帰省時にjoker氏から聞いたところによると、立体と言っても書き割りのような感じで
目の前に飛び出ているような印象を受けない、あれではまだまだ迫力不足との意見を
聞いていた。

実際に見たところ、確かに書き割り感がかなり強いのだが、これは立体視用の
TVカメラの間隔を離す距離が狭く、細かい凹凸が再現できていないためと、
飛び出しの度合いが低いためだと思われる。

人間の感覚に近づけるため、立体視用のカメラは人の左右の目の間隔に並べて撮影
しがちだが、実際に映るテレビのサイズは、如何に大画面と言えども人間の視野よりは
遥かに狭くなる。
そういう撮影方法だと、小さな凹凸は消されてのっぺりしてしまうし、大きな視差も緩和
されて書き割りのような飛び出し方になってしまう。
もっと迫力のある立体視を実現するならば、目の間隔よりさらに大きな幅を取って撮影
すべきだと思う。(但し、人の視野より小さなクローズアップ画面はこの限りではない。)

これらの欠点は撮影方法の問題で、TV自体の性能の問題ではないと思うのだ。
もっと3Dに関する撮影のノウハウが上がれば、解消されていく点だと思う。

とはいえ、これらのノウハウ的な問題が解消されたとしても、現在映画で主流の
偏光メガネによる3D立体視よりは、恐らく迫力に欠ける事になるだろう。

なぜなら、映画のスクリーンに比べてやはりTVというのは本質的に画面が小さく、
視差の広がりを大きく取ることが出来ないという物理的な制約があるからだ。

ただ、立体視を昔から愛好している(笑)自分の個人的感想を述べさせてもらえば、
十分購入動機に値する性能だと感じた。
石川遼のゴルフシーンは確かに大した事がなかったが、スズキジムニーが
悪路を走破するシーンはなかなか完成度が高く、迫力もそれなりにあったと思う。

しかし動画のフレームレートが上がって肉眼では分からないとはいえ、結局テレビの
立体視方法って、昔ながらの高速シャッター式なのね。
セガがマスターシステム(&Mark3)で四半世紀前にやってた技術ですな(笑)。
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  posted at 2010/05/11 21:58:00
lastupdate at 2010/05/12 0:37:38
»category : 日記修正

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