» 2010年代のTVゲームについて その3 | date : 2010/04/04 | |
前の回は、娯楽に使われるお金のうち、ここ15年で台頭してきた携帯電話に、 TVゲームのマーケットが脅かされているという話をした。 んで、そういう状態に対して、TVゲーム業界は何をすればいいのか、というのが 今回のお話。 まあ対策というほどでもないのだが、単純に言ってしまえば、ここまでTVゲーム機 と携帯電話という二つの機器の役割が接近してきたのなら、いっその事本当に 一体化してしまえ、という考え方なんだけど。 書いてしまえば単純極まりない事なので「なーんだ」という話になってしまうのだが、 ここまで重なりつつある二つの機器に、これまで統合の動きがあまりないというのが むしろ不思議でならない。 プラットホームベンダーである任天堂やソニーは、色々なしがらみがあるだろうから 容易に動けない事情は分からんでもないのだが、じゃあナムコ、コナミ、セガあたり がホスト役を務め、携帯電話メーカーと通信会社を巻き込んで、携帯ゲーム機と 携帯電話を兼ね備えた機器を開発してしまえばいいのだ。 現在の通信ダウンロードというソフト提供の形はもちろん、大型のRPGやSLG等は ミニSD等のフラッシュメモリに書き込み禁止処理をして店頭販売を行えばいい。 別にゲーム会社がハード開発の金銭的なリスクを負わなくとも、ノウハウの提供を 携帯電話メーカーに対して行えばよいだけで、PCエンジン開発の際にハドソンが NECに対して行ったような設計のアドバイスを行えば、かなり良好なマシンが 出来上がると思うのだが。 個人的にはセガあたりがそれをやってくれると一番面白いと思うのだが、別に ナムコでもコナミでも、何なら3社共同でやってくれても構わない。 もちろん任天堂やソニーでも別に構わないのだが、要は食い合いをしている市場 自体を、直接取り込んでしまえばいいのだ。 色々通信機器には法的なブロック等もあるのかもしれないが、少なくとも携帯 ゲーム市場で今以上の伸長を図るとしたら、そういった新しい手段しかないと 思う。 今の携帯電話機は通話料を抑えることによって本体価格が昔より高騰してしまい 携帯電話メーカーも思うような売り上げがなかなか上げられないとも聞く。 じゃあいっその事ゲーム機として販売し、買い替えの大きな理由としてしまえば 相互にメリットがあるに違いない。 携帯ゲーム機市場はそうやって新しい分野に望むことによって、新たな展開が 産まれるような気がするのだが、現在はなんか二つの間に大きな垣根が あるような気がして、とても不思議な感じを受ける。 両者とも手段選んでる場合じゃないだろうと。生き残りかけて万策トライしてみれば いいのだ。 まあ携帯ゲーム機はそれでいいとして。んじゃ据え置き型ゲーム機は? というところでまた次回。 |
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posted at 2010/04/04 22:43:50
lastupdate at 2010/04/05 0:28:22 »category : TVゲーム関連 【修正】 |
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