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» アラフォーの愚行・電王篇1 date : 2010/02/01
2007年度に到達。電王篇その一は、当然ながら”DXデンオウベルト”。

前作”カブト”は玩具の出来そのものは好評ながら、ストーリー展開で特に終盤
グダグダになり、作品そのものはヒットになりえなかった。2005年度の”響鬼”からは
大きく売り上げを伸ばしたものの、額面的には一昨年2004年度の”ブレイド”に
及ばず、バンダイ、東映ともにまだまだ復活の手ごたえを感じるまでには至らなかった
というのが正直なところだろう。

2007年に登場した”電王”は、当初は「ライダーがなんで電車に?」とか、「主人公
弱すぎだろ」とかいう批判もあったのだが、それらをものともせずに成功を収めた。

主人公をアシストするイマジンのキャラクターの面白さと、ソリッドでよく練られた
ストーリー展開のおかげで、メインターゲットたる子供達の爆発的人気を博し、
”555”以来の好調な玩具売り上げを記録する。

個人的には脚本家の小林女史の功績が大きいと思うのだが、一部には強烈な
”アンチ小林”も存在するみたいである。
しかし、ちびっ子達から人気を得る物語を作れるというのは、特撮ドラマにおいて
何よりも大事なことだと思うので、”電王”はこれでよかったのだと考えている。

東映とバンダイに、「面白いものを作ればライダーというブランドはまだまだいける!」
と確信させたことでも、”電王”の功績は大。
今後十年、”仮面ライダー”という企画は安泰だと思うが、その原点は”電王”にある
といっても過言ではないだろう。まさに”平成ライダー中興の祖”である。8代目だし。
北条時宗か徳川吉宗か。足利義政じゃダメだけど。

さて、その玩具第一弾にしてメインアイテムは、先頃も述べたとおり”DXデンオウ
ベルト”。先代”カブト”からベルトへの回帰傾向は徐々に現れてきてはいたが、
それを一層推し進めるものになっている。

スペック:大人用改造あり。非純正延長ベルト装着。

隠し要素:後付アイテム(ケータロス)によるパワーアップフォームへの変身モード
       あり。

電源をONすると赤いダイオード発光があり、起動音が鳴る。

赤いスイッチを押すと中央のバックル部が赤く発光、電車到着時にプラットホームに
流れる音楽を模した効果音が鳴り、変身待機状態に。
ここで、Suicaやicocaをモデルにしたライダーパスをバックルに近づけると、
”ソードフォーム!”とコールされて変身完了音が鳴る。

もう一度ライダーパスを近づけると、”バシューン”という武器使用音が鳴り、さらに
そのまま待機すると、”フルチャージ!”とコールされて、必殺技チャージ音が鳴る。

以上のシーケンスは他のフォームでも全く同じで、
青いボタンで青発光、変身コール音は”ロッドフォーム!”
黄色いボタンで黄発光。変身コール音は”アックスフォーム!”
紫ボタンで紫発光、変身コール音は”ガンフォーム!”
と4つの変身完了音がなる。ちなみに紫発光は赤ダイオードと青ダイオードの同時
発光で実現している。

変身待機時の音楽は4種類とも完全に別で、あの各フォーム独特のテーマ
ミュージックを堪能することができる。

何かと、平成ライダー初代の”ソニックウェーブDXクウガベルト”を意識しているなあ
と思わせる作り。4つのフォームに発光するのも同じ、待機から変身までの
シーケンスもよく似ており、追加アイテムで隠し要素発動というのも同じ。
上ののぞき窓から装着者が発光状態を確認できるという所までそっくり。

ソニックウェーブとは違い、スピーカーが単独、武器効果音が4つのフォームとも
全部同じ、という所はあるが、別の要素として、非接触式の電車乗車券をモデルに
した”ライダーパス”で、直接バックルに触らないで変身完了出来るというのが最大の
特徴。しかし、変身したあと、ライダーパスの処理に困るわ(笑)。劇中みたいに
投げ捨てるわけにもいかんし。

欠点としては、イマジン憑依状態じゃないときの”プラットフォーム”を再現できないと
いう所。まあ実際にプラットフォームに変身する時は特殊な事情下でしかないので
それほど大きな問題とは言えないが、クレームは多かったようで、後にコンプリート
セレクションで追加装備が実現する。

作りは極めてオーソドックス、原点回帰を強く意識したベルトになっているが、出来は
非常に優秀で、番組のヒットを下支えしたいい玩具だと思う。

単四電池2本使用はいつもどおり。

アラフォーの愚行・電王篇1
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  posted at 2010/02/01 1:34:44
lastupdate at 2010/02/01 2:21:41
»category : 玩具その2修正

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