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» アラフォーの愚行・ブレイド篇3 date : 2010/01/06
仮面ライダーブレイドの玩具展開において真打とも言えるDXブレイラウザー。
武器兼必殺技発動装置になっているブレイドの剣型覚醒機。

スペック:武器なので大人用改造なし。大人でも十分に持てる柄の部分があるが、
      逆に子供だと重すぎるかも。

ブレイドの敵である”アンデッド”を封印するラウズカードを、12枚装着できる。
扇のようにプレートを開いて、その中に1枚1枚、ラウズカードを収納。

龍騎のドラグバイザーのようにカードを読み取らせて各カードの効果を発声させる
事ができ、さらに持ち手のトリガーを引くことによって、それまで読み取らせた
カードを連続呼称した上、剣戟音を発生させることができる。
なにもラウズカードを読み取らせなかった場合、トリガーを引いても単一の効果音
が出るだけ。

特殊な組み合わせでカードを読み取らせた後、トリガーを引くとコンボが発動する
代表例 
スペード5(キック)   + スペード6(サンダー)= ”ライトニングブラスト”
スペード2(スラッシュ)+ スペード6(サンダー)= ”ライトニングスラッシュ”

その他、70種類以上のラウズカード読み取りに対応している。

また、各カードには消費エネルギーが定められており、番組中のブレイドと同じく
1回の変身で消費エネルギーの上限値が決まっている(初期値5000)Aモード、
無制限にラウズカードが使い放題となるBモードの2パターンが再現できる。

龍騎と同じく、カード読み取りでスキルや必殺技の発動という機構を取りながら、
パンチカード式だった龍騎とは違って、初めてバーコードの赤外線読み取り機を
使用したライダー玩具となっており、また、二つ以上のカード読み込みの組み合わせ
で必殺技が発動するというコンボシステムを採用して、過去のドラグバイザー系
玩具と差異化を図ろうとしているのが特徴。

極めて意欲的で野心的試みの多い玩具なのだが・・・・。
そもそもブレイドのラウズカードというのは敵をやっつけて封印した上で、その封印
した敵の能力を自分の武装に取り込むというシステムを取っているので、番組の
進行上、ブレイラウザーが発売された時点で12枚のラウズカードのうち劇中と
同じようにカードが刻印されているアンデッドはたった4体しかいなかった。

じゃあ残りの8枚はどうしたかというと、オリジナルカードといって、劇中には登場
しない水増しカードがオマケのようについていて、適当なことを喋るという凄い
システムになっていた。
この水増しカードの組み合わせ如何では、面白い台詞をラウザーに喋らせることも
できるので、肯定的な意見も多かったのだが、今後劇中に登場していく封印カードに
ついては、
「玩具のオマケやカードダスで入手できるから、劇中を再現したかったらどんどん
金を払ってね!」というバンダイの露骨な主張がよく分かってしまうのであった。

これは同じようにカードを主体とする02年龍騎や09年ディケイドと比較しても、
とりあえず劇中登場のアドベントカードが5枚セットになっていてすぐにデッキが組め、
龍騎の活躍が再現できるドラグバイザー、10人分のライダーカードが予め同梱
されており、すぐに10人ライダーに変身できるディケイドライバーをモデルに
考えれば、ラウザーのみ著しく完成度の劣ったパッケージになってしまっている。
カード商売のアコギさだけがクローズアップされて、高額玩具の割には不備が
多いアイテムだったと言わざるを得ない。

加えて劇中のエネルギー残存量を再現したAモードも、大きなお友達はともかく、
子供たちには分かりにくいシステムであっただろうと思われる。

それ自体の出来は決して悪くないのだが、色々な面を総合的に考えると、問題の
大きかった玩具である。

使用電池は単四型2本は従来どおり。

アラフォーの愚行・ブレイド篇3
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  posted at 2010/01/06 1:00:52
lastupdate at 2010/01/06 1:02:43
»category : 玩具その2修正

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