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» 「仮面ライダー変身ベルト大全」読了 date : 2009/10/27
さいきんすっかりご執心の仮面ライダー系玩具について、電撃ホビーから
ムック本が発売された。それが「仮面ライダー変身ベルト大全」。

昭和から平成まで、発売された全てのベルト系(なりきり系)玩具について一覧を
網羅、尚且つ後半の白黒ページでは現役開発者へのインタビューにより、玩具の
狙いどころや工夫、苦労などを載せるという構成。

まあ前半の玩具一覧についてはカタログ的な意味合いしかなく、絶版玩具に対して
こういうものを載せる事にどれほどの意味があるかはいささか疑問なのだが、
後半の開発者インタビューには興味深い話がいろいろと掲載されていた。

ざっといくつかの話を箇条書きで取り上げると、

・変身音などの効果音は基本的にバンダイが作る。
・東映からは、「こういう音も入れて欲しい」というように希望される場合がある。
 カブトゼクターの「デンジャー!」という警戒音は、東映側から敵接近時の
 サーチ音を入れて欲しい、と言われて登録したものだが、結果的に劇中未使用
 になってしまった。
・仮面ライダーWのガイアメモリの発想は、前年で開発した「ゴーオンジャー」の
 ”炎神ソウル”で技術が確立していたので、それを応用したアイテムが作れないか
 検討した結果、”USBメモリ”というモチーフでアイテムを作ることが決まった。
・ディケイドベルトは、月毎あたりの販売数は平成史上最高だった

などなど。このほかにも「へええ」と思わせられる話が多く、なかなか読み応えが
あった。

あと、開発者のプロフィールが載っているのだが、だいたい世代は自分に近い
人達ばかりなのね(笑)。

この本最大の欠点は高い! 定価2980円て・・・・レジェンドライダーシリーズの
ベルト、買えますやん・・・。
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  posted at 2009/10/27 4:14:01
lastupdate at 2009/10/27 4:17:21
»category : 書評修正

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