陰謀のターゲット
THE DEAL

DATE

2005年 カナダ/アメリカ映画 110分 日本劇場未公開作品
監督 - ハーヴェイ・カーン

CAST
  • トム・ハンソン - クリスチャン・スレーター
  • アビー - セルマ・ブレア
  • ジャレド - ロバート・ロジア
  • アンナ - アンジー・ハーモン
  • ローズマン - ジョン・ハード
STORY

 アラブ諸国と戦争状態に突入したアメリカでは石油価格が急騰し、経済は大打撃を受け、大統領の支持率は低下していた。石油がなければ戦争さえ続けることはできない。現状を打開すべくワシントンは密かに企業にスパイを送り込む。
 全米一の石油企業コンドル社で働くリチャードという男性が殺された。彼の親友だったトム(クリスチャン・スレーター)は、コンドル社のCEOジャレド(ロバート・ロジア)からリチャードの進めていた案件の引継ぎを依頼される。トムはアビー(セルマ・ブレア)と共にカザフスタンに油田を持つロシア系企業の買収を進めるが、石油の出所に疑問を感じ独自の調査を開始する。そして自分の進めている案件の裏に隠された壮大な陰謀に気づき始める…。

解説

 エリートビジネスマンが壮大な陰謀に巻き込まれていくクライム・サスペンス。アメリカ、日本共に劇場公開なしでDVDリリースのみだったが、それも納得できるような作品。ストーリーは駆け引きの応酬でおもしろいはずなのだが、業界の専門知識などを知っていないとイマイチ理解しづらい部分が多く、それらを知らない人にも分かりやすい親切設計でもないのがかなりのマイナス要因となっている。また基本的には頭脳戦なので派手さに欠け、日本版DVDジャケットを見てアクション映画を期待した人を見事に裏切る地味な映画でもある。
 クリスチャンは主役のトム役。またこの映画でも製作総指揮を担当している。近年の作品では久々のクセのない役柄ではあるが、映画全体の雰囲気ともあいまってとにかく地味な印象。

ビデオ・DVD・関連書籍など
MY RATE (個人的5段階評価)
ストーリー ★★★★☆ : 4
専門用語などの分かりづらさ ★☆☆☆☆ : 1
地味 ★★★☆☆ : 3
総評 ★★★☆☆ : 3
感想
…準備中…

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