ヘッドハンター
PURSUED
DATE
2004年 アメリカ/カナダ映画 96分
監督 - クリストファー・タボリ
CAST
- ヴィンセント・パーマー - クリスチャン・スレーター
- ベン・キーツ - ギル・ペローズ
- エミリー・キーツ - エステラ・ウォーレン
- フランクリン - マイケル・クラーク・ダンカン
STORY
人間に投与したある物質がプラスマコードに変わり、そのコードを人工衛星に解析させ居場所を突き止める究極の追跡システムを完成させたベン（ギル・ペローズ）。そんな彼の元にヴィンセント・パーマー（クリスチャン・スレーター）という男が現れる。彼はヘッドハンターであり、依頼主である企業へ好待遇をエサに彼を引き抜こうとする。しかしベンは現在勤めている会社の社長フランクリン（マイケル・クラーク・ダンカン）への恩義からその誘いを断った。だがヴィンセントはあきらめず執拗にベンを追い回すようになり、それと同時に社内でベンが誘いに乗ったなどの噂が立ち始め仲間たちから疑いを向けられる。またヴィンセントが妻エミリー（エステラ・ウォーレン）に接触したことにより、彼女からも引き抜きを承諾するよう促されるようになってしまう。手段を選ばないヴィンセントのやり方に怒りを覚えるベンだったが、ヴィンセントの行動はますますエスカレートしていく…。
解説
有益な発明をした科学者を引き抜こうと執拗なまでに迫るヘッドハンターの狂気を描いたサスペンス・スリラー。アメリカなどほとんどの国ではビデオ・DVDリリースのみだったが、日本では小規模ながら劇場公開された。ヘッドハンティングする側、される側両面を描いているため、ヴィンセントの策略に惑わされていくベンの周りの人物たちが非常にもどかしく、またヴィンセントの常識を逸脱した行動の数々とそのエスカレートっぷりは不快かつ気味が悪い。製作総指揮は人気海外ドラマシリーズ「24」のピーター・M・レンコフ。ヘッドハンティングされる科学者ベン役には「アリー
my love」のギル・ペローズ、その妻エミリー役には「PLANET OF THE APES 猿の惑星」、「ドリブン」のエステラ・ウォーレン、そしてベンの勤める会社の社長役には「グリーン・マイル」のマイケル・クラーク・ダンカンと、なかなかのキャストが顔を揃えている。
クリスチャンは狂気のヘッドハンター、ヴィンセント・パーマー役で登場。映画開始直後から既にイカれているという久々のキレてる役で、そのイカれっぷりは「ベリー・バッド・ウェディング」のボイドを遥かに上回る。普段できないようなことをできたということでクリスチャンも満足しているらしく、また久々のキレ役なだけに一層その演技に磨きがかかっているような気も。個人的にはこの頃のクリスチャンの容姿はかなり好み。
ビデオ・DVD・関連書籍など
- DVD： ヘッドハンター
MY RATE （個人的5段階評価）
| ストーリー | ★★★☆☆ : 3 |
| 気味の悪さ | ★★★★☆ : 4 |
| キレてるクリスチャン | ★★★★★ : 5 |
| 総評 | ★★★☆☆ : 3 |
