1996年 アメリカ映画 85分
監督 - マイケル・ゴールデンバーグ
キャリア・ウーマンのリサ(メアリー・スチュアート・マスターソン)は、重役に昇進した矢先に養父が他界。翌日悲嘆にくれていた彼女に、差出人不明の花束が届けられる。花を配達したルイス(クリスチャン・スレーター)は差出人は教えられないというが、後日リサが問い詰めると、差出人は自分であることを明かす。
養父が死んだ日、窓際で泣いていたリサを偶然目撃したルイスは、彼女を元気づけるために花を贈ったのだと言う。不思議な出会いにとまどうリサだったが、次第にルイスを受け入れていき、2人は恋人同士になるが…。
「忘れられない人」以来にして、現時点ではクリスチャン主演としては最後のロマンチック・ラブ・ストーリー。愛することにも愛されることにも臆病なヒロインを優しく包み込むロマンチックな役柄を好演しているが、夜中に徘徊して見つけた悲しそうな女性に勝手に花を贈りつけたりと、クリスチャンが演じるとストーカー的属性が付いてしまうのはご愛嬌か。ちなみに本人の話によると、過去にこの映画のルイスのように好きな女性に大量の花を贈りつけて部屋を花で埋め尽くしたことがあるらしい。
映画の内容自体は今ならストーカー扱いされて訴訟沙汰になりそうな行為から恋愛に発展していく、ご都合主義的なラブストーリーではあるが、逆にここまで都合がいいと清々しいかもしれない。かなり編集・カットされたシーンが存在しているのが残念ではある。
ストーリー | ★★★☆☆ : 3 |
花まみれ | ★★★☆☆ : 3 |
ストーカー度 | ★★★★☆ : 4 |
総評 | ★★★☆☆ : 3 |