1996年 アメリカ映画 108分
監督 - ジョン・ウー
核弾頭を搭載した爆撃機をヘイル大尉(クリスチャン・スレーター)とディーキンズ 少佐(ジョン・トラボルタ)が演習のため操縦していた。しかし演習の途中、突然ディーキンズが核弾頭を非爆破モードで投下し、ヘイルは脱出装置で機外へ放り出されてしまった。なんとディーキンズは核弾頭を強奪する一味の首謀者だったのである。ヘイルは核弾頭を取り戻すため、パークレンジャーのテリー(サマンサ・マシス)の協力を得て、ディーキンズ達に立ち向かう。
クリスチャンにとっては初の本格的なアクション大作映画。監督はジョン・ウー。脚本が「スピード」と同じグレアム・ヨストのため、その二番煎じと思われがちだが、核弾頭を奪い合う男同士の対決を描いた快作で、銃で撃てば終わるのにわざわざ殴り合いを始めたりと男臭さ満点。クリスチャンはこの作品のために禁煙をし、トレーニングで肉体作りに励み、そしてスタントマンをほとんど使わずに撮影に臨んだ。列車に引きずられるなどの危険なシーンもスタントマンを使わず、体当たり演技を見せている。ただその好演むなしくジョン・トラボルタの悪役っぷりに食われている感があるのが残念。
管理人にとってはクリスチャンにハマった記念すべき作品。とにかくこの映画のクリスチャンはシブい、かわいい、カッコイイの3拍子が揃っており、今観てもその魅力は色褪せない。トヨタのCM出演したのもこの映画を撮影していた頃で、CM自体の放映は95年の秋だったが、髪型などはこの映画でのものだった。この映画のプロモーションでクリスチャンは2回目の来日を果たすが、この頃から徐々に太くなってきており、この後の出演作での姿を考えるとますますこの映画での姿が素敵に見えてしまう。ちなみにこの映画にも小説版が存在しているが、小説版ヘイルは若干マヌケで岩に頭をぶつけて気絶し、ヒロインに人工呼吸されていたりする。
ストーリー | ★★★☆☆ : 3 |
ジョン・ウー度 | ★★★★☆ : 4 |
クリスチャンの容姿 | ★★★★★ : 5 |
総評 | ★★★★★ : 5 |