1995年 アメリカ映画 124分
監督 - マーク・ロッコ
新米弁護士スタンフィル(クリスチャン・スレーター)は、アルカトラズ刑務所で起きた殺人事件の犯人とされる、ヘンリー(ケビン・ベーコン)の弁護をまかされることになった。ヘンリーは脱獄計画を密告した受刑者のノドをスプーンで刺し殺したのである。死刑はほぼ確実であったが、スタンフィルはヘンリーがまったく話もできないような状態であることに不信を抱く。彼の大好きな野球の話題などを通してようやく彼の心を開かせたスタンフィルは、彼の刑務所での地獄のような生活を聞かされる…。
全米一悪名高きアルカトラズ刑務所を閉鎖に追い込んだ、1人の囚人と彼の弁護に当たり彼を支えた1人の新米弁護士の衝撃の実話の映画化作品。囚人と弁護士の熱い友情を描いた感動作だが、その壮絶な刑務所での描写はさることながら、ケビン・ベーコンの熱演っぷりがすさまじい。クリスチャンはケビン・ベーコンに隠れてしまっている印象はあるものの、若き弁護士役を好演し、その演技は批評家からも絶賛された。ゲイリー・オールドマンの極悪刑務副所長っぷりといい、とにかく主演3人の演技が素晴らしい。またほんの少しだけだが、ケビン・ベーコンとキラ・セジウィックが夫婦共演しており、シーンもシーンなだけに必見である。
ストーリー | ★★★★★ : 5 |
ケビン・ベーコンの熱演 | ★★★★★ : 5 |
眼鏡クリスチャン | ★★★★☆ : 4 |
総評 | ★★★★☆ : 4 |