1993年 アメリカ映画 121分
監督 - トニー・スコット
エルビスとカンフー映画好きのオタク青年クラレンス(クリスチャン・スレーター)は、映画館で出逢ったアラバマ(パトリシア・アークエット)と意気投合し、一夜を共にする。彼女はクラレンスの誕生日祝いに送られたコールガールだと判明するが、2人は完全に恋に落ちてしまっており、なんと翌日には結婚してしまう。しかし彼女にはヒモのドレクセル(ゲイリー・オールドマン)がいた。クラレンスは話をつけるため単身ドレクセルのもとへ乗り込むが、死闘の末にドレクセルを殺害した上、アラバマの服だと思って持って帰ったトランクには大量のコカインが入っていたのだった…。
クエンティン・タランティーノの処女脚本を、トニー・スコットを監督に映画化したバイオレンス・ラブ・ストーリー。その豪華キャストっぷりもさることながら、タランティーノのオタクエッセンス、彼の好きな映画へのオマージュ的要素、そしてそのハチャメチャで痛快な展開がとにかく爽快な作品。管理人的には若クリスチャンの作品としては最も好きな作品であり、このひとつ前の出演作である「忘れられない人」と是非セットで観て、その全く真逆のキャラを見事に演じ分けているクリスチャンの魅力を堪能していただきたいと思う。
クリスチャンは主役のオタク青年クラレンス役。この作品では黒髪にツンツンヘアーというクリスチャン的には珍しい容姿での登場。ヒロインのアラバマのために無茶をしまくるそのひたむきな姿は正にハマり役。
ストーリー | ★★★★★ : 5 |
作品全体のテンション | ★★★★★ : 5 |
クラレンスとアラバマ | ★★★★★ : 5 |
総評 | ★★★★★ : 5 |