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2004年12月06日

映画化?

川原泉の「笑う大天使」が2006年公開で映画化されるそうで。
むーん。なになに? 主演の史緒さん役が上野樹里?(どちらかと言えば、和音さんの方がしっくりくる気がするけど) 上野樹里以外の配役について何の情報もないので、コメントしずらいけど、誰が和音さんなの? 誰が柚子さんなの? 誰がロレンス先生なの? 誰が俊介なの? 誰が兄ちゃんなの……? 全く想像がつきません。

配役はともかくとして。あの作品の(一応)本編にあたる誘拐事件にだけスポットをあてても、魅力の半分も(いや、3分の一と言ってもいいかもしれない)伝わらないのではないかと心配になる。(コミックスで)全3巻ある作品のうち、誘拐事件は2巻分となっており、残りの1巻分は主要登場人物であるところの、和音さん、柚子さん、史緒さんの3名それぞれにスポットをあてた短編が3つ収録されている。正直言って、本編はこの最後の1巻を描く為のおまけのようなものだと私は思っているし、3巻目の話こそが素敵だと思う。もちろん、本編だって面白いには違いないけど、このお話は面白いだけのものじゃないと思うのだよ。だから、面白いだけの部分を引っこ抜いて、まさかコメディになったりしてしまったら、私はものすんごくがっかりするし悲しい。それにさ、あの溢れんばかりの脳内妄想……いや、独白やらの台詞をどう表現するんだろう……。

もっと不安を煽るのは、配給会社がアルバトロス・フィルムだということ。近い過去では「えびボクサー」なんかを配給しているB級専門といってもあながち間違いじゃあない会社。実は「アメリ」の配給もここだけれど、間違って(!)買ってしまったという噂もきいたことがある。「アメリ」のような扱いになればいいけど(あまり良くないが)、それこそ間違ってB級扱いしてみろ、激怒するぞ、私は。だけど、監督はどうもB級ホラー系みたいなんだよなあ。ねえ、どうしてこうなっちゃったの?(涙)

他にもロケ地がハウステンボスだとか(なんでイギリスじゃなくてオランダなんだ)、色々数えきれない程の不安材料がありますが、何にしても、大切な何かを壊さないでくださいね。お願い。

投稿者 kaori : 2004年12月06日 23:59

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