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2004年10月28日

気になるぴらぴら

坂戸の客先から呼び戻されて西新宿の事務所でひと仕事した帰り道、上司と私の前方を歩いている女性の後ろ姿がふと目に入った。コートの下から何か白いモノが見えている。最近の服やアクセサリーなどには様々なものがあるから、長いコートの下、スカートの裾近くに何が見えていてもおかしくない。

しかし。しかしである。

私達はひとつの疑いを抱いていた。あまりにもぴらぴらと揺れるそのブツの薄っぺらさに、「も、もしかして、トイレットペーパーじゃないよねえ?」と。最初のウチは「まさか」と思いながら上司との喋りに興じていたのだけれど、そのウチに白いぴらぴらから目が離せなくなった。……やはり、そうなのか?

これがもし同じ社内の人間であれば、突っ込むこともできるのだけれど、通りすがりの方であった場合、それは非常に難しい。けれど、気になってしまう。もしも本当にそうであれば、数多くの人の目に晒される前に教えてあげるのがいいと思うのだけれど、今ここで言われるのもイヤだろうなと思うと勇気がでないのでありました。そして、もしも違ったらこちらが恥ずかしいし、失礼であるし。

結局、上司とふたり足早に彼女を追い越すことしかできなかった。
それにしても……本当は何だったんだろう。

投稿者 kaori : 2004年10月28日 23:37

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