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2004年09月23日

「GARFIELD」

ハリーポッターに続いて、日本語字幕だったものだからついつい観てしまった。「Garfield」そのものをこれまで知らなかったのと、「Garfield」だけがCGであることに違和感があったので(機内誌の写真を見て)、実はたいして期待をしていなかった。ところがこれ、とんでもなく面白かったのだ。

デブ猫として可愛がられていたGarfieldが、後からやってきた芸達者な犬に家庭内での地位を取って変わられてしまう。(そもそもGarfieldは、小憎らしい性格をしている:笑) 敵となる子犬を苛めて家を追い出した挙句、犬は家出。周囲の家々の飼い猫にも避難轟々のGarfieldは、テレビの向こうで無理やり芸をさせられている子犬を発見し、さすがにやばいと思ったのか子犬を遠い街まで探しに出かけることに。そこからGarfieldの大冒険が始まるわけだ。

猫も鼠も(もちろん人間も)お喋りするのに、犬達だけが言葉を喋らない。(但し、動物と人間の間では会話は成立しない) だから犬が人やGarfieldをどう思っているのかはわからない。何かやたらとGarfieldに懐いているように見えるし、おめでたいのかどうでもいいのか誰にでも愛想がいいのか。はてさて。どうも救出されるお姫様よりも王子様がクローズアップされる御伽噺と似ている。
それにしても、あれだけふてぶてしいGarfieldだけど、何故だか憎めないんだよね。これぞデブ猫の強み。GarfieldだけがCGである違和感もそのうち薄らいで、「Garfield頑張れ!」という気持ちになってしまうからおかしい。でも本当はわかってるのよね。Garfieldを可愛いと思うのは、なりふり構わない「飼い主大好き!」っていう気持ちを感じるから。ペットを持つ人にとっては、たまらないのではないかと。ま、ご都合主義なのはご愛嬌(笑)

それにしても、私達の知らないところで猫達がこんな風に色々なことを思ったり私達に伝えようとしていたりしたら楽しい。あ、でもエサが欲しいということは断固として訴えているということは、彼女達も毎日喋ってるんだろうなー。文句も言ってるんだろうな。ごめんよ、不満だらけだよな、キミらの飼い主は(笑)

ところで、地下鉄大江戸線大門駅の改札を出たところに、でかでかとこの映画の宣伝ポスターが貼ってあります。デブ猫が、通行人に仕事をサボって映画を観ようと誘ってる。か、かわいい……。あのやる気のない目が。

投稿者 kaori : 2004年09月23日 23:33

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