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2003年10月22日

おんなのこの欲望(?)

先日あった飲み会の席で、今、少女漫画がすごいことになっているという話が話題にのぼる。小○館の某少女漫画雑誌。「快感フレーズ」以降だよね、どう考えても。いや、その前からあるにはあっただろうし、私自身も目にしていたような気もするけど、「これはいけるっ」とばかりどどーんと前面に押し出されるようになったのは。

話を聞いてみると、そりゃあもう、えげつないっていうか、笑っちゃうというか、お姉さんどうしようみたいな(笑) 片隅から憧れの人を見つめる片思いが実り、ちゅーしてハッピーエンドというよなひと昔(いや、ふた昔以上かもしれないけど)の少女漫画はもう流行らないんですかねー。それ以上への興味や願望みたいなものをおおっぴらにあらわせるご時世になったというか。(だって、昔の少女達にそういった興味や願望がなかったなんて思えない。持っていたけど、出せなかったんだよねえ、多分)

私だって、ほら、分類すれば今どき生まれなわけで(あくまでおおまかに分類するとだよ:笑)、そういう風潮に対して別に「むきー」となったりすることは全くない。近い将来そういう少女漫画雑誌を読み始めるであろう娘(息子が含まれないとは言い切れないが)を持つ同年代の母親達は、娘の部屋でこういったものを見つけた時にどういった反応を示すのかしら。親となると私の母親と同じように、「この歳の子がこんなものを読んで!」となるのかな。うーん。結局は個人差? もしも、私なら子供が読み終わったらまわしてもらうだろうし(笑)

以前、社員旅行に木原敏江「摩利と新吾」の文庫版を持っていったことがあって。(持っていくなよ:笑) 部屋のベッドの上にほおりだしていたそれを見た同室の彼女が(私よりひとつ年上)、「なつかしー。お母さんが昔読んでたから、私も読んだよ」と言っていたという例もあることだしさ。

しかし、あの頃の作品での性描写ってどこか苦悩がついてまわっていたという(かなり個人的な)イメージがあるのだけど、今のはそういったものがないわけではないのだろうけれど、ちょっと薄い感じ。まあ苦悩されちゃうと、いかにもタブーといった感じで手にとるのに抵抗感を覚えたりする気もするさね。

しかしまあ、やたらとベットシーンに持ち込むのは如何なものですかね(笑) と言いつつ、今度立ち読みしてみよーとか思う私でありました。ちなみに、私は白泉社贔屓派です。

投稿者 kaori : 2003年10月22日 23:28

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