佐渡島ツートラの応援ついでにツーリング(1)




大佐渡スカイライン 白雲荘から望む

10月31日に佐渡島でツートラがある。
カニが食べ放題とか地酒飲み放題とかに決して惹かれたわけではなく
参加するメンバーの方々の応援という大義名分を振りかざし
どうせ渡るなら島も観光してしまおうと二日程居残りすることにして島に渡る。

10月29日(金)

快晴でぽかぽか陽気の中 名神-北陸道と快調に飛ばし 岩源さんのお宅に伺い へぎそばのお店を教えてもらって晩御飯はへぎそばにして 越後湯沢へ。
途中 高額切符を切られてしまう羽目に・・・・
越後湯沢では ツートラ、この夜の宴会だけ参加の人含めて夜更けまで騒いでそのままバタン。

10月30日(土)

翌朝 雨の音で目覚める。
荷物はあんさんのトランポに乗せてもらって 嵩張るシュラフは近くのコンビニから自宅に送り返し 身軽になって フェリー乗り場に向かう。
朝食を取っていたら 外車軍団の中にM900に乗る女性を発見。モンスターに乗る女性を見たのは始めて。
その女性と少し話をして 雨の中新潟フェリー乗り場に向け出発。

フェリー乗りこんでHbさんと合流。随分混み合った船室で昼食の弁当を食べる。船は結構揺れて 船室は病室の様。
甲板に出たら出たで 通路の隅にうずくまる人あり 椅子に座って耐える人あり・・・え〜 そんなに揺れてるの?
と言う気分・・・
まぁ 日頃の元気さが微塵もなかった人の原因がこの揺れにあったということだけ書くに留めておきましょう。

その後のツートラなどのレポートは あんさんのページ をご覧下さい。
模様を撮ったQuickTime Movieがあります。重いの覚悟でしたら こちら からどうぞ!


10月31日(日)

ツートラも昼からは追いかけて行けないということで 観光に切り替える。
佐渡金山、大佐渡スカイライン 神戸よりは一足もふた足も早い紅葉で山は錦。お天気も上々で乗せていただいた
カプチーノもご機嫌に走ってくれて 金山から海沿いを流しながらいこいの村佐渡まで戻ると 丁度表彰式直前。

ろすさんがトレッキング2位 あんさんがトライアル4位と大健闘のメンバー達でした。
後夜祭に残った4名で再び宴会モード。

11月1日(月)

朝は雨。船酔いが心配な2人は両津から新潟に渡るということで宿で見送って 予定を早めて帰るというHbさんのカプチーノに乗せてもらって小木港へ。
直江津へのフェリーに乗るHbさんを見送ると 一人・・・・ 佐渡汽船のレンタカーで島巡りを始める。
この雨の中 バイクで廻るのは辛いものね。

さて 佐渡の道路だが 狭くカーブが多く工事中が多くダンプも多いと・・・
こんな道路には軽四輪が楽。前も後ろも軽四 対向車も軽四とちょっと珍しい光景の中に居ることに気付く。
当然 OHARUが借りた車もミラ。

レンタカーに乗り まずどこに行こうか。16時に小木港に戻って来ると 宿からの送迎車に間に合う。
どこかで入手したイラストマップと前日町の本屋さんで買ったガイドブックで観光地を探す。
・・・・・目的地にしようと思えるところが見当たらない。
金山は昨日行ったので 別のルートがいいけど・・
前夜同室の女性から お寺の境内に能舞台があると聞いていたので とりあえずその辺りでも廻ろうか。

お寺の名前は知らなかったけど真野だと言っていたのでとりあえず真野に向かおう。


まずはガイドブックで見つけた佐渡歴史伝説館に行くことにする。
コンピューターで動く人形が売りの様だ。ここは7〜8名の家族連れと一緒に回ることができた。
その中に女の子が居て 昔話を聞く様子のコンピューターの子供と並んだ時にはどっちがどっちだか分からなくてみんな爆笑だった。
女の子が並んで座ったところを撮れなかったのは残念だったけど・・・(^^;

館を出て 通りがかりに真野酒造があったので見学させてもらって 地酒を一本仕入れる。

雨の中 ミラで次へと急ぐ。いや急いではいない。ゆっくり次の目的地を探す。


妙宣寺の五重塔

能舞台があったのは大膳神社。お寺ではなく神社だった。
妙宣寺では思いがけず迫力のある五重塔があり 雨に煙る国分寺も歴史ある風情で雨の中 傘を片手に一人カメラのシャッターを切る。












どのお寺もお社も人影はなく 門前の土産物屋も閉まっている。
わぁ ほんとに一人だぁ・・・すれ違う車もたまにしかない。
お昼は過ぎているみたいだけどお店はなく 町まで行かないと昼食にありつけそうにない。
ディバッグにしのばせて来た 残り物のパンなどかじる。
真野に入り 食事できそうなところを探しながら走って行くとあっと言う間に小木への山道へと入ってしまっていた。
あら・・・・いいや そんなにお腹が減っている訳ではない。

とっとと小木に着いてしまいどうしよ・・・時間がまだある・・思った以上に狭い島。
近くで食事にするか もう少し近くの観光地でも行ってみようか・・
イラストマップを見ていると小木港の外れに岬があって灯台があるみたい。近そうだし灯台の側で時間を潰すのもいい。

雨は上がっていたので軽い気持ちで灯台に向かう。
小木港から町を抜け山の中に 地図では山ではなくて海岸線の様な気がしていたけど ちょっと山を抜けないと いけないのかな?と 狭い曲がりくねった道をどんどん登る。迫る崖をみると激しい雨が降ると土砂崩れでも しそう。今は雨は降ってないけどいつ降ってもおかしくない天気 雨り始めたらすぐにUターンしよ・・・と 思いながら進む。
誰とも擦れ違わず 谷に落ちたら誰にも気付いてもらえそうにないけど・・・(^^;
途中わずかな人家がかたまってる所を通過。人影を見た訳ではないけど 少しばかりほっとする。
今度はずんずん下り 灯台までは予想以上に遠いことを知る。だいたい海がかけらも見えないし・・・
と思ってカーブを左カーブを曲がると右手に白波が立った海がぱ〜と広がりその先に灯台が見えた。
わぁ 綺麗だぁ!! 写真を撮らねば・・・灯台まで行って見て・・と 白い車が一台止まっていてほっとしながら その横を通り過ぎて車を進めているうちに雨があっと言う間にざぁ〜と降り出して 海は曇り灯台もかすむ。
あ〜 残念 ほんのちょっとの間なのに・・・


雨が上がるのを少し待とうかとも思ったけど 白い車もUターンして走って行ってしまったし この雨って 山の中の崖が気になるし。
とりあえず 車の窓を開け 雨があたる中一枚だけシャッターを押す。撮れてたらもうけもの・・・(^^;


あの山道は出来たら避けたいけど・・・灯台から先に道が続いている様で ぐるりと回って海岸線にでも出られそうな気もする。様子を見に行くと右手に綺麗な橋がかかっていて一周道路となっているものの通行止め。
まっすぐの道を少し進んでトンネルを抜けると海がすぐに迫る海岸線。
ん〜 確かにどこに行けそうだけど これは反対方向に向いてるで・・・
そこは漁師町の様で誰かに聞こうと人を捜すがやっぱり人気はなく。この雨だもん 誰も外に出ないで・・
ここはやっぱり来た道を引き返す方がいいと判断して Uターンし 激しい雨の中 水しぶきを上げながら カーブの山道を戻った。

長い時間かかった様に感じたけど 結局は1時間かかってなかったのかも知れない。
レンタカーを返して ホテルの送迎車を待つ。
途中止まった送迎車に乗って来た人達は地元の人達で同じ職場の人達の様だった。
すっかり覚えた小木-ホテル間を今度は送迎車で戻る。

食事は和室に一人。隣の部屋から数名の声が聞こえて来た。
二晩宴会場だった部屋の入口は閉められていて使っていなかった。シーズオフの平日だもんなぁ・・・
「昨日まで賑やかだったから寂しいですねぇ」と言われてうなずきながら食事を終える。

明日は晴れるみたいだから GPXで北へ行こう。

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