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2005年06月12日
万博4回目
7時にロビーで集合。このホテル、朝食が無料。おにぎりに赤だしが提供されるのだ。パンとコーヒーのところはよく聞くけれど、おにぎりのところは私は初めて。でも、おにぎりと味噌汁のがぜんぜんいいよ。しかもめちゃうま。ありがたいことです。
それでも結局名古屋駅発の快速エキスポシャトルに乗れたのは、8時過ぎ。万博八草駅から今回は瀬戸会場から入るつもりで、シャトルバスに乗車。やはりね、早く行くつもりがあるなら、瀬戸会場から入る方がいいですよ。ゲートに並んでいる人数の桁が違うもの。北ゲートと比べると愕然とする程の人数の違い。……でも、遅くに行ったら同じですな。ゴンドラに乗るまでにやはり時間がかかってしまうから。私たちはやはり少し遅かったみたいで(何しろゲートに到着したのが9時少し前だった)、長久手会場に入るまでに時間がかかってしまったけれど、ゴンドラは良かった。約8分の空の旅が無料。これはすごいよ。想像していたよりもスピードは速くて少し怖かったけれど、これだけでも十分アトラクションとして通用しそうな感じ(笑) 何しろ途中2分間程度、近隣住民の皆様のプライバシー保護の為にゴンドラの窓にスモークがかかるのだけれど、そのスモークが晴れるのが何の前ぶれもなく唐突で、かつその瞬間に現れた景色がものすごかったものだから思わず声をあげてしまった。四方が窓のゴンドラから見えたのは、どこの樹海よこれ、と思うよな森。さらにすごい高い。まるで、上空にそのまま放り出されたような感覚でぎょっとしてしまった。
長久手会場では、とりあえず「夢みる山」のテーマシアター「めざめの方舟」の整理券をゲット。トヨタは配布終了、日立も当日予約終了。とんでもない行列になっていた。だってすでに6時間待ちなんだよ? 6時間も待ったら半日終わっちゃうじゃん!(まあ、待ち時間はサバ読んでるだろうから、実際は4時間程度なんだろうけど) いやはや大変だ。私は4回目にして初めて(トヨタ館はぼーっと並んでいる間に整理券もらったから例外)もらうつもりで企業館の整理券を手に入れたさ。これまではもらうつもりすらなかった。
その後は結果的にやはり外国館をぶらぶら。小雨くらいかなとたかを括っていたのに、カンカン照りでやられてしまったのはしんどかった。グローバルコモン1をひと通り(それでも見られていないところはある)見て回った後、「めざめの方舟」。これは、第2作目になっていた。それからまたゴンドラに乗って、今度はグローバルコモン4へ。ここでの目的はベルギービール。30分ぐらいは並んだかな。まったりと2杯程度のビールを飲み(デリリウムの生が品切れだったのは残念だった)、休息を取った後、周辺の北欧周辺の外国館をまわる。しかし、すでにもう16時過ぎ。ここでは、イギリス館が良かった(イングリッシュガーデンが素敵)。あと、ベルギー館も。そして、続いてグローバルコモン3へ(ここも既に3度目だ)。結局、もう時間がなくて、人気のドイツ館に並んで見ただけでタイムリミット。それにしても、ドイツ館は1時間ほど前に携帯から確認した待ち時間は、「360分」。実際には、1時間程度で入れたわけだけど、サバを読むにもほどがありますねえ。この数字を見たら敬遠するだろう、とかそういう意図なのかしら。もっとも、多く言っておかないとトラブルの元なのはわかるのだけれど。
ヨーロッパのパビリオンとかを見ていると、アジア系の一部のパビリオンとの差が歴然としていて、何だか切なくなってしまう。よくよく考えられているなと感じる国と、国の紹介も何も、もうただの「物産展」と化している国。それはお金の問題なのか、それともそれ以外の問題なのか、ちょっと考えてしまうのだった。もちろん、きっちり考えてパビリオン作っていても商魂たくましい国はあるわけだけど(○ンド)、でもそれはそれで悪くないと思うんだけどね。
続いて、友人のたっての希望で「長久手日本館」へ。地球の部屋の映像がリニューアルしたとかで、ちょっと楽しみにして行ったのだけれど、なんと奇数日・偶数日で前の作品を交互に上映しているらしく、今日は前に見たのと同じだということがわかってガッカリ。それなら並ぶまでもない、というわけで私は列を離脱し、大地の塔の切り絵灯篭と鯉の池イブニングのでかい猿を横目で見ながら、グローバルコモン6にひとりふらふらと向かったのだった。前から飲みたいと思っていた椰子の実ジュースを飲みつつ、タイ館へ。
専有面積が他のパビリオンに比べて非常に広いのに、確かに中は「もったいない」という内容だった前回。前は、半分を割いて「一村一品運動」の商品が展示されていただけだった。しかも公式ページには手に取ってお楽しみいただけます、と書かれているのに全て「さわっちゃだめよ~ん」という注意書き。販売もしますと言う割には、値段はまったく書かれてません。展示の仕方も、いかにも高級品といった感じのディスプレイ。ダメ押しは、食事だ。タイフェスですら500円で食べられた、発泡スチロール容器に入った麺が1200円。いくら万博だからって、他のパビリオンの値段と比べてもそれはぼったくりだろう。しかも、おいしくないときた。
……で、今回。報道されていた通り、改装に乗り出しておりました。まず看板も変わった。変わった方がずっといい。そして、タイ館の外には買った食事が食べられるように机とイスのスペースも出来ていた。入り口には、見学者を迎える置物が展示され、ホールにはタイの家の再現がされていて、大きく変わった部分。「一国一村」の展示はまあ変化なしだけど、随分とスペースを有効活用しつつあって、何だかほっとしてしまった。そして、今日は「カービング」の実演もされていて、なかなかいい感じ。改装中の部分には一体何ができるんだろうと、受付のおねーちゃんに聞いてみた(もちろん日本語で:笑)。少しづつ考えながら一生懸命教えてくれたところによると、「タイと水」みたいな展示が出来るらしい。ロイクラトンのこととかせっせと説明してくれた(笑)
「ありがとう」と言って立ち去ろうとしたのだけれど、どうも後ろから「すみません」という声がする。振り向いたら今度は別のスーツ姿のおねえちゃんが、「感想を聞かせてください。あと、どうすれば展示が良くなるかも……意見を……」と。あららら。こりゃ相当言われてるんだなあと、なかば同情(こちらで書かれていることも、「なるほど、そういうこともあるのか……」と思ったけれど、何か表情が割と悲愴だった……)。でも思っていたことはしっかり言って、再び背を向けたところに、また「すみません……」。今度は何かと思ったら、お礼にとタイの国旗をあしらったピンバッチをくれた。何かタイミングが少しずつズレてる感じ(笑) でも、ありがとう。
日本館を出てきた友人とも合流し、「美濃和紙あかりアート」を見に日本庭園へ。「まだ見れますよ~」と声をあげるおじさんに、「夜になるのを待ってました~」と返す私。庭園の小径にずらり並べられた和紙のあかり。ぼんやりと照らす風景はとても綺麗だった。あまりに綺麗過ぎて写真撮るのも忘れてた(笑)
本日はこれにて終了。いやもう疲れたって。それでもまだ見られていないところがあるなんて信じられない。というか、グローバルコモン2など、カナダ館しか見てないもん。というわけで、また次回。次はお盆だな。帰りはリニモで八草まで戻るつもりで北ゲートを出たのだけれど、目の前に真っ黒な景色が目に入ってきて、すぐに断念。シャトルバスに切り替え座って八草駅まで。そこからのエキスポシャトルも、先頭に並んでいたので快適に名古屋まで戻れましたとさ。しかし、八草駅の駅員さんも大変だねえ。すいている車両に人を誘導する為に必死でアナウンスをしてたけど、「奥の車両は大変すいております。列もできないくらいにすいております!」ですって。おかしい。でも、それを何度も繰り返すと面白くなくなるんだよなあ(笑)
投稿者 kaori : 2005年06月12日 23:59
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