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2005年04月07日

「バンジージャンプする」

ビョン様ことイ・ビョンホンと故イ・ウンジュ(ともうひとりの)のラブストーリー。
ほとんど予習なしで(大枠のストーリーは知っていたけれど、話題となった部分なんかは全く知らずに)映画館に向かったから、内容を見てなるほどこれは若干衝撃的かもねえ、と。

雨の日に突然自分の傘に飛び込んできた女性にひとめ惚れする主人公。おくてな彼だが、彼女との関係は順調で幸せな日々。しかし、その関係はある日突然理由もわからないままに断ち切られてしまうことになる。17年後、高校教師となっていた彼は、担任クラスに在籍するひとりの生徒から目が離せなくなっていた。

ラブストーリーならばゴロゴロと転がっているよな、恋人どうしの間で頻繁に囁かれる常套句(「生まれ変わってもあなたを必ず見つける」「あなたしか愛せない」などなど)を用いた輪廻転生ものと言ってしまえばそれまでなんだが。ちょっと普通と違うのは、再びめぐりあったその相手との関係が世間的にきちんと認知されるにはまだ少々時間のかかるものであったこと。自分に妻子があるのは、17年もたてば普通にあるだろうからそんなのはどうでもいい。ここでは、突然関係が断ち切られ、だからこそ忘れることができないという感じで描かれているけれど、それほどまでに思う相手であれば、同じ大学だったわけだし探そうと思えばいくらでも探せたわけだ。真実を知ることは容易だったと考えれば、彼は全てを知った上で結婚して今に至っているはず。ただずっと彼女のことをどこかに残したまま。

だから彼の苦悩は、相手が自分に気づいてくれないという苛立ちと、許されない(と主人公が、そしてこの映画にかかわっている人々が思っている)関係であるという2点なんだろうね。後半は主人公の苦悩と、相手が彼女の生まれ変わりであるという根拠をひとつひとつ提示していくだけで終わってしまった感じ。一応ハッピーエンドなんだけれども、誰にも祝福されていないというのが語り口からありありと感じられて、何だかどんよりした気分になってしまう。何だかな。そこまでタブーですかね、と。もちろんそのタブーについて描きたかったわけじゃない、というのもわかるけれども、何だか素直に受け止められない感じだ。

ビョン様は、やぼったいカッコもなかなか似合っていて、彼を鑑賞するだけのつもりなら、まあまあでしょう(色男の設定じゃないからさ)。次回の「甘い人生」(英題は「a Bettersweet life」だよね。「Better」はどこいっちまったんだよ)に期待。

投稿者 kaori : 23:13 | コメント (0) | トラックバック